舞台「不機嫌なモノノケ庵」アフタートーク(「御喋りノ怪」)9月8日レポ


池岡亮介さん、23歳のお誕生日おめでとうございます。
今年も池岡さんらしく自然体で、ますますのご活躍をなさることをお祈りしています。

…とお祝いしたのが今月はじめの9月3日。

で、この舞台のアフタートークに急遽、池岡さんがゲスト出演することが告知されたのが9月5日。
本番当日が9月8日。
3日前ってそんなの行けるはずないやないかーーーい!!

でもそこは池岡さん可愛いの人ですから、
告知を見た瞬間、仕事の調整とか何も考えずに光の速さでチケットを押さえ、
前日まで深夜残業して定時退社をもぎとり、新幹線に飛び乗って赤坂に向かいました。
向かえてしまいました。
まさに死ぬ気モードって感じでした。
元気があれば何でもできる。

というわけで備忘録トークレポ、行ってみたいと思います!

  • ≪公演概要≫

▼公式HP
http://mononokean-stage.jp/

▼あらすじ
ある日突然、妖怪を見る能力に目覚めた高校生・芦屋花繪(あしやはなえ)は、
モジャモジャした妖怪に取り憑かれたことがきっかけで、
妖怪祓いを営む「物怪庵(もののけあん)」の奉公人になることに…。
芦屋を雇ったのは、どこか不機嫌そうな物怪庵主・安倍晴齋(あべのはるいつき)。
しかし、クールで冷静な安倍と、想定外の行動を取りがちな芦屋は、水と油のような存在。
妖怪たちとの出会いを通しながら変わっていく二人の関係を、それぞれの視点で物語る。

▼キャスト(日替わりで組み合わせが異なる)
陳内 将、入江 甚儀、元木 聖也、原嶋 元久

▼会場
赤坂REDシアター

…とはいえ、本編にはかなり遅刻してしまったので、そちらの感想を言える立場にないです…。
演劇というよりは、キャスト2人の朗読芝居って感じで、コンパクトで落ち着いた舞台でした。
(キャストは衣装は身に付けているけど、椅子に座って、手元に持った台本を読み合わせて進んでいく)
観客の反応も素直に伝わる雰囲気があり、笑うべきところで笑い、アットホームで和やかな感じ。
派手さはないけれど、キャストのファンの方にはたまらないと思うし、1人で3人役くらいやっていたので演じ分けも見事でした。
特に入江さんのクールな声とファンキー声の使い分けにはぶったまげました。

池岡さんは「御喋りノ怪」というエピローグイベントに登場。
「毎公演キャストと交流のある若手人気俳優をゲストに迎え、楽しくトークを繰り広げるコーナーとなっております」とのこと。
本編終了後、舞台暗転のまま、ゲストの席が用意される。明転したらイベント開始!

★オープニング
・キャストの入江甚儀さん、元木聖也くん、ゲストの池岡亮介さんによるクロストーク
・入江さんと池岡さんは初対面。聖也と池岡さんが高校時代からの仲良し、という構成。
 入江「はじめまして!」
 池岡「はじめまして。お名前は何度も。三津谷亮がお世話になってますー」
 聖也「あ、帝一?」
 入江「あー!にゃんにゃんにゃん!だよねぇ(モノマネポーズ)」
 池岡「えー見たくなかったなー!」
・ここでにゃんにゃんにゃん♪が拝めるとは…みっちゃん恐るべし
・「見たくなかった」と言いつつ、顔はめっちゃ笑顔の池岡さん。
・聖也がトークゲストに呼ぶのは大抵池岡さん。池岡「他に友達いないの?」聖也「…いないかもしれない」
・池岡「俺が東京の高校に転校してきたら、聖也が同じクラスで。その頃からずーっとタレ目をいじられてます。でも、聖也がいなかったら俺も友達できなかったかもしれない」


トークテーマ(1)「小さい頃の思い出」
○入江君のターン!
入江「小学生の頃、富士山行った友達が溶岩持ち帰ったりしてて、憧れてたのね。それで小学生の頃、遠足で高尾山に登って。そしたら普通に落ちてるの、溶岩。
 溶岩だ!と思って拾ったら、なんか『べちゃ』って。
 よく見たら、拾ったのはタヌキの糞だった」
聖也「その触っちゃった糞はどうしたの?洗えないよね?」
入江「前を歩いてた奴がハンカチ落としたからそれで拭いた!」
池岡「うわー最低(タヌキの糞のくだりでめっちゃ笑ってる)」

○聖也のターン!
聖也「自転車の手離し運転って流行ったじゃん?俺も憧れて。試したら見事にキュって曲がって投げ出されて、頭から突っ込んで血塗れ」
池岡「聖也は、今なら自転車から落ちてもどうにでもなるでしょ?」
聖也「なるなる。何回だって平気!(良い笑顔)」

○池岡さんのターン!
池岡「家族旅行でプールに行ったんだけど、そこで溺れたのね。でも、溺れている様が、笑ってるんだか溺れてるんだか見分けが付きにくかったらしくて。
 その様を父親に指差して笑われた光景がすっごい記憶に残ってる」
聖也「全員悲惨じゃん」
入江「でも、そういう記憶の方が何故か記憶に残るよね」
池岡・聖也『それトラウマ』

トークテーマ(2)「学生時代の思い出」。
○入江くん
「学生の時はもうこの世界にいたから…高校も芸能人が多かったから、いる人がいなかったりして。アレ?いない人がいたりして、か。
 結構ふわふわしてた。文化祭出ないでボウリング行ったり。でもめっちゃ楽しかったよ!」

○聖也
聖也「修学旅行かな。言った通り、高校の時は亮介とクラスメイトで。当時同じ現場にいたんですけど(※テニミュだね)」
池岡「同じ現場にいたね(※テニミュだね)」
聖也「だけど、俺は修学旅行に行けて」
池岡「俺は行けなかった。勉強してた」
聖也「いやー楽しかったなあー、ハワイ!」
池岡「こいつ、『修学旅行のアレ楽しかったね〜、あ、そうだ亮介行ってなかったよね!』…って未だにイジるんですよ!6年間ですよ!?」

◯池岡さん
池岡「じゃあ、俺は東京に来る前の話しようかな。転校前は男子校だったんだけど。名古屋の。その時に告白されたんだよね」
聖也「おお!」
池岡「男に」
入江「おおー?」
聖也「亮介って、男に告白されそうだよね」
池岡「うん、たまにされた」 ( ゜Д゜)えっ
  「痴漢とかにもよく遭ってた」 ( ゜Д゜)えっ
  「で、そいつのことなんだけど、『男が好き』ってことはもともと俺も知ってて。むしろ恋愛相談乗ってたくらいなのね。
   ある時メールで『諦めました』『でも新しい恋を見つけたから』って来て、
   え、誰だれ?って聞いたら『池(はーと)』って。
   『ごめん、俺、女の子が好きなんだよね…』って言ったら『うん、でも待ってる』って言われたよ」
聖也「今でも待ってるのかなー?」
池岡「どうかな?でも今度一緒にメシに行くことになったよ」 ( ゜Д゜)えっ
入江「東京に住んでるの!?」
池岡「はい。今も仲いいですよ。昔は俺の膝に乗ってきたりしたから、『何だコイツ』とか思ってたけど」
入江「俺もするよ?」
池岡「え?」
入江「え」
池岡「…聖也大丈夫?何もされてない?」
聖也「うーん、大丈夫!」
池岡「何ならその友達、紹介しますよ?連絡先渡しますよ?2人でメシ行けばいいと思う!」

このトーク、近年まれに見る焦りと戸惑いを感じたと思う…観客側が。笑
鉄板エピソードとは言え、ぶっこみすぎです池岡さんww


トークテーマ(3)「お互いの好きなところ」。
池岡亮介の好きなところ
入江「ここ(入江・池岡)初対面なのに?」
聖也「探そう、好きなところ。じゃあ、まず亮介の好きなところ…」
入江「タレ目」
聖也「タレ目」
池岡「やっぱ言われるかー。聖也がずっといじってくるんですよね」
入江「優しそうで良いよね。池岡さんって怒ることあるの?」
池岡「うーん…うん。ない…かな?」
聖也「怒ったとこ見たことないね」
入江「怒るとどうなるの?ツリ目になるの?」
池岡「ならないwうーん、声がもう一段低くなるかな」
聖也「亮介の声低いの面白いよね」
池岡「え、面白いの?」

この流れだったか忘れたけど、入江「麒麟(の川島さん)みたいな低い声がね」池岡「キリンって声低いの?」っていうやり取りがズレすぎてて面白かったww
きりん違い!


元木聖也の好きなところ。
入江・池岡『せーの、笑顔ー!』
聖也「なんか揃えに来てる!しかも入江くん、『ぃ笑顔ー!』ってなってたし本当は答え違ったでしょ」
池岡「でも、屈託のない聖也の笑顔いいよね。本編でモジャをギュッとした時俺らのハートもギュッとされたもん」

入江甚儀の好きなところ。
…を言う前にコーナー終了を告げる風鈴の音が!
聖也「はーいそういうことで…」
入江「ちょちょちょ、俺は!?」
聖也「もー。欲しい?」
入江「欲しい!」
聖也・池岡「せーの『金髪ー!』」
入江「いや、これ地毛じゃないからね!?」

★まとめ。
「ゲストは池岡亮介さんでしたー!」でいったんはける池岡さん。
入江・聖也「もう一回呼んでみようか?『池岡さーん』」池岡「はーい」
で、物販をしっかり持って来て戻るという寸劇。
ブロマイドに写った紙風船を見て「ビーチバルーン?」とボケて、聖也に「ビーチボールだろ!」と突っ込まれたり、聖也の写真見て「可愛いなぁ」とつぶやいたり、自由。

「ぜひ公演グッズ買ってね!」の販促をしてから再びはける池岡さん。
…が、入江くんと聖也が今後のステージについて話してる時に戻ってくる。
「ごめん、告知し忘れた!マネージャーが飛んできて『もう、ホントにちゃんとやって!』って言われちゃった」
……その告知忘れるのはさすがにだめだよww

池岡「10月から『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』に出ます。医療系の連ドラで看護師役です!是非見てください」と告知。
聖也「へー、ドラマ出るんだ!」
池岡「…さっきも言ったけどさ、聖也、俺のTwitterちゃんと見てる?」
聖也「み、見てる見てる!」

  • ≪感想≫

聖也と池岡さんの親友コンビすごい微笑ましかったし、入江さん私も初見だったけど貫禄あってカッコよかったし、
小さめの劇場だったからギリギリのチケット押さえで後方でも近くに感じたし、かなり無理したけど行けてよかった!

あっあと、ステージに上がった池岡さん最後まで靴をお召しになってなくて

く つ し た

でのご登壇だったんだけど、何の説明もなく過ぎてしまったの自由すぎた。きっとビーチサンダルで来ちゃったんだね…。



ってなわけで、簡単ではありますがトークレポでした。
10月のドラマも楽しみです!池岡さん、23歳になっても変わらず応援します!!

映画「コープスパーティーBook of Shadows」公開初日舞台挨拶レポ

映画感想の続き。
舞台挨拶2本行ってきましたので、覚えてる限りレポします!
もちろん細かい所の記憶違いもあるかと思いますので、あくまで備忘録ということで宜しくお願いします…!

  • シネマシティ立川 12:00の回上映前(司会:プロデューサーの平野さん)

*発言やコメントを箇条書きでまとめていきまーす。登壇者が豪華すぎました。この回は上映前ということもあって、ネタバレはなく、期待を盛り上げてくれるようなお話が多かったです。


生駒里奈さん
・皆さんの応援があって、続編制作ができて本当にうれしいです。
・ラストシーンでは、希美ちゃんが先に帰ってしまった後の1人の撮影で。その寂しさもあって、イイ感じに涙が出ました。
・山田監督からのコメント「撮影が始まる前に『この映画は生駒ちゃんががんばる映画だよ。生駒ちゃんががんばればがんばるほど、映画の出来がよくなるよ』とプレッシャーをかけました。見事にそれに応えてくれたと思っています」→生駒さん「照れる…」。

池岡亮介さん
・前作では哲志は優しいながらも気が弱くて「ゆかー!ゆかー!」「なおみー!なおみー!」って叫んでる印象しかないと思うんですけど(そんなことないw)、青木君と対峙するシーンとか、成長が感じられるので見どころです。
・(撮影現場の裏話を聞かれて)前回と同じ廃校で撮影したんですが、去年と全く同じ場所でスズメが死んでました…。大変ですよね。うん。
・1とリンクしているところも少なからずありますので、必ず前作がまた見たくなると思います。前作と今作、何度も繰り返して見てもらえると嬉しいです。

青木玄徳さん
・おはようございます、欅坂46青木玄徳です(出落ち)。
 →その直前の回では「乃木坂46青木玄徳です」って名乗ってたらしいww
・いけぴーとは違う作品で共演したことがあって、あっ、いけぴーって呼んでるんですけど。その時のこともあって、今回の「違う学校の生徒同士」っていう設定がすごく馴染んでます。刻命と哲志が対峙するシーンは、完成した物を見ると「あ、これ思ったよりすっげぇうまく行ったな」と思えました。見どころです。
 →テニミュクラスタとしてはニヤニヤせざるを得ない(=´∀`)
・今まで演じてきた役の良い所を全部この役にぶち込んでやろうという気持ちで臨みました。

♪JUNさん
・初顔合わせの時、亮介君が「青木さん演技にはマジ熱いから、ちゃんとやらないとキレられるかもよ」と耳打ちしてきて、僕すっごいビビっちゃったんですよね。撮影中もビビってて、正直、今でもビビってて。→青木「池岡ぁー!」→池岡「(バレた!って感じの苦笑い)」
・この流れに司会も便乗
 司会「…で、何でJUNくんを殴っちゃったんですか、青木さん?」
 青木「殴ってへんわ!」
 司会「青木さんに殴られてどうでしたか池岡さん」
 青木「だから殴ってへんわ!!いや、実は殴りました?いえ殴ってません、どっちだ」
・JUNくんマイクが入ってなかったり、事あるごとに「大丈夫?」と聞かれたり、オイシイ立ち位置でした。

喜多陽子さん
・生駒ちゃんとまた一緒に演技ができて、本当に楽しく撮影することができました。
・「生駒ちゃん…ありがとう」(と言って見つめ合う)。

石森虹花さん
・乃木坂46の生駒さんと共演ということで、最初は本当に信じられなくて、嬉しくて…。実際に演技の中でも本当に助けていただきました。本当に素晴らしい先輩です。
・怖いのは苦手なんです…欅坂のメンバーからも「変なの連れて帰ってこないでね!」と言われています。

今井麻美さん
・ゲームやアニメの時代から関わらせていただいている者として、実写映画の続編が1年という短いスパンで制作されることに本当に驚いていますし、ファンの皆さんからの愛情も感じます。今回も主題歌を歌わせていただくことができ本当に嬉しいです。
・実は、深夜0時過ぎからこの映画の映像を見始めてしまいまして…ホントに後悔しました!夜1人で見るもんじゃない!ナナメ45度になりながら薄目で見ていました。
・1人で見るのは怖いので、ぜひ劇場でみんなで見てください。言っておきますけど…凄いですよ!
・怖いのに耐性がある方は、隅々まで見ていただき、良かったところを感想にして拡散してください。耐性のない方には一言だけ…「がんばってください!」
→しゃべりの尺が長いwwけど全然許せる可愛いお姉さまでした。ずっとニコニコしていて素敵。

♪祁答院慎さん
・血を!もっと臓物を!と要求し続けて、満足のいく出来になりました。
・かーなーり強烈ですのでお楽しみあれ。
→「これから初めて観る」立場の我々としては不安しかないww安定の原作者先生でした。


  • みなとみらいブリリアショートショートシアター 18:30の回上映後(司会:企画の柳原さん)

*上映後の舞台挨拶だったので、必然的にネタバレ全開でした…一応核心のとこは伏せますがご注意!


青木玄徳×池岡亮介×水石亜飛夢×JUN×山田監督。男だらけのコープスパーティー
・満席の客席はやはりほぼ全員女子。マスコミ取材が終わったからか、男だらけだからなのか、リラックスした雰囲気の登壇者たちでした。池岡さんもころころとよく笑ってた(*´∀`*)
・もはや芸人司会のような裁きっぷりの青木玄徳さん。なんか体の軸がぶれぶれで、常に池岡さん側か亜飛夢側に体幹が傾いてる。「俺やりにくいですよね、ここにいる出演者全員俺が〇〇してますもん。ていうか、前田希美さん以外、全員何らか俺の被害に遭ってますよね」
・金髪の水石亜飛夢さん。登壇した瞬間JUNくんかとw「映画の時と全然違う感じになっちゃって、わかりづらくてすみません…しかもJUNくんとかぶっちゃうし…今日は朝起きてドライヤーをかけながら『ごめんJUNくん』って思ってました」→青木「両校とも金髪がボケですね」
・クロストークの予定が、マイクが足りずうまくいかない。JUNくん「こうなると亮介君絶対喋らないもん!この2人で組むとマイク持たないもん!」そして池岡さんの「亮介君」呼びが新鮮でニヤニヤするわたくし。


○「印象に残っているシーンは?」の質問に、ほぼ全員、刻命関連のシーンを挙げる。
池岡「刻命とバトルするところ。僕、前作でも鉄パイプ握ってたけどすごい弱々しくて、間違って良樹に殴りかかっちゃう程度の使い方で。今回は信念を持って鉄パイプ持ってます。何かに立ち向かう哲志の成長が見えます」
JUN「刻命に棚バァン!てされるところ」
水石「刻命に何度も何度も刺されるところ。何回されればいいんだろうってくらい。しかも小道具が当たって痛いし。」
青木「どのシーンも登場人物が大変な思いをするけど、みんな言ってくれるよ、『あそこの刻命の豹変が(・∀・)イイ!』って。一回ああいう役をやってみたかったんです。何か意味不明なことを叫びながらフレームアウトしていくっていう」
(登場人物が最も多く揃う「逆打ち」のシーンについて)
JUN「刻命以外の白檀高校と如月高校の絡みって意外と少なかったから楽しかったよね」
水石「黒崎『オイ、帰れねえじゃねえかよ!』、良樹『んだとテメエ!』のやりとりくらいだよね」
池岡「あそこのシーン、最初はもっとソフトだったんですけど、JUNくんが監督に『もっと思いっきり行って!』と言われた後、本当に思いっきり行っちゃって。勢い余るくらいで。だから2人を止める哲志はけっこう必死でしたよ。」

○立川でも出た「青木さん怖いネタ」。
JUN「亮介くんが『青木さんマジ演技に関して熱いから』って言ってて、怒られるんじゃないかって怖くて」
池岡「それは俺も言いたいことがあって。皆さん、テニミュって知ってます?僕と青木くんはテニミュで共演してて、その頃から青木くんの眼力にやられてて」
青木「見てた人にしかわからない話はやめなさいwってか、お前(亜飛夢)もそこ(テニミュ)出身なら何か喋れよ!」
水石「いや、眼力は本当にその通りだなーと思って横でうんうん頷いてました」
テニミュ話ありがとうヽ(;▽;)ノ この会話だけで白飯3杯いける。


○青木さんの特殊メイク撮影は2日に及んだそう。
青木「普通はそういうの1日で終わるんですが…」
監督「ゴメンナサイ」
青木「いえw特殊メイク係さんが大変そうで。現場に血糊を蒔いて、僕のメイクをパッと直して、また現場に呼ばれて…間違いなく一番血塗れでした」

○アニメで刻命役を演じた、声優・杉田智和さんの話題に。
青木「今回、映画公開に先立っていろんなイベントやらせていただいて、アニメやゲームの方の方とも会えて。俺、杉田智和さん大好きになりました。本当いい人なんですよ。今回の映画にも、友情出演ということで、杉田さんが一瞬出てます」
水石「えっそうなの?どこに出てた?」
青木「お前それ、ここでは言えないヤツだよ!お客さんには、それを探すために何度も劇場に通ってもらいたいって流れなんだから」
水石「あっそうか!皆さん、ぜひ何度も劇場に来て探してください!」
青木「まったく、オトボケが過ぎますね!実にオトボケだ!どうしよういけぴー!」
池岡「いやいや、手に負えないでしょ」

○JUNくんゆるぐだトークまとめ。基本的にグダグダだしそれを前提に周りも進めていく。
・「俺わからへんもん〜」とふにゃふにゃの関西弁可愛い
・遅刻をよくする話。ある時は寝坊したのに「言われてた時間が違う」と不機嫌になったエピソード→特にフォローされず話題終了。
・今日、朝イチの舞台挨拶では役名を噛み「岸沼ユキコ」に。なぜ女子になった。
・実はまだ映画の完成版を見ていない。今日どこかで観ようと思ってたけど無理だった。→池「でも前田さんはちゃんと資料もらって事前に観てたよ?だからやっぱりそれは姿勢の問題っていうかさ…」→始まる謝罪会見。池「約束してJUNくん!必ず近々映画館に見に来て、Twitterにあげること!」
・印象に残ってる女性キャストは?の質問に答えられず、順番を後回しにするもやはりまとまらず、結局答えない。
・司会に「JUNくんは少し考えをまとめてからステージに乗ろう?」とたしなめられる
・司会にラストコメントを飛ばされる(!)

○「印象に残っている女性キャストは?」の質問。
池岡「(欅坂46の)石森虹花さんですね。演技初めてと聞いてたんですが、なかなか肝が座ってるなと。前田希美さんのお姉さん役ですが、年齢差も感じさせなくて堂々としているし。呪文を唱えるところは頼もしかったです」
青木「俺は断然、生駒ちゃんです!俺の特殊メイクにひのえ役の石森さんが泣いちゃって。生駒ちゃんも最初は怯えて目が泳いでたんですが、カメラが入る前にはちゃんと自分で恐怖を乗り越えたんですよ。そこにすごく女優魂を感じて。もう絶対最高にびびらしてやる!って、刻命魂(w)に火がついて。探し回って追い詰めていくシーンでは自然に『どこだァ!』とかアドリブに熱が入りました」
水石「石川恋さん。友達にすっごい石川さんのファンがいて、いつも画像がLINEで送られてたから、画面の中の人ってイメージでした。共演が決まったことを友達に連絡したら『呪ってやる』って返事が…。共演していくうちに僕もファンになりました!友だちにそのことを伝えたら、『だろ!』って言われて、丸く収まりました」

○監督から見たキャストの印象
・JUN:運動神経がよい。監督がテストでできなかったことを軽々こなす。
・池岡:もう完全に哲志。安心してお任せできる。
 →これに対して池岡「僕、監督とはお酒ご一緒することあって。ゴールデン街で一緒に飲んだりもしてて、そこで色々言っていただいてるから…。みんなには内容は秘密だけどね!」…って、どんだけ大人と飲んでるの貴方
・青木:人間の狂気を演じきってくれた。
・水石:礼儀正しく、お芝居も丁寧。次はもっと違う役をやらせたい。




男だらけのクロストーク、笑い過ぎて本当に幸せな時間でした。凄惨な映画の後にあんなに笑えるなんて。
きっちり気持ちを切り替えて、明るい気持ちで帰路に付けました!
もうほんとに、池岡さん可愛い。テニミュ時代のお話はご褒美。
池岡さんが積極的にテニミュの話をするのは実は珍しいので、ご本人もやっぱり楽しかったのかな!

以上、長々とお送りしましたが、映画の感想と舞台挨拶レポでした。
散々いろいろ書きましたが、これからも映画及びコープスパーティー作品群のヒットをお祈りしています!!

映画「コープスパーティーBook of Shadows」(できるだけ)感想

  • 映画概要

http://cp-movie.jp/#

  • ストーリー(公式HPより)

呪いのおまじない「しあわせのサチコさん」を行い、怨霊の棲む異空間へと飛ばされた女子高校生の直美(生駒里奈)は、幼なじみの哲志(池岡亮介)や親友の世以子(喜多陽子)など、多くの仲間を失った。あれから半年。生き延びたあゆみ(前田希美)と直美は、死んだ友達を取り戻すべく、悲劇の舞台となった天神小学校へと戻ってくる。
同じおまじないで別の学校から囚われてきた刻命(青木玄徳)たちとも合流し、切なる想いで生還の道を模索する。だが、待っていたのは繰り返す「死の運命」に囚われた仲間たちとの再会だった。
そして、繰り返される惨劇からあゆみを救うために姉・ひのえ(石森虹花)が天神小学校へ向かう。命と心を弄ぶ、残酷な運命の歯車は、やがてゆっくりと廻り始める…。

  • キャスト

生駒里奈(乃木坂46)、前田希美池岡亮介、石川恋、水石亜飛夢、JUN、喜多陽子、松浦愛弓、内藤穂之香、石森虹花(欅坂46)、青木玄徳

  • ブログ内過去記事

映画感想: http://d.hatena.ne.jp/laevatein+genba/20150818/1439866588
イベレポ: http://d.hatena.ne.jp/laevatein+genba/20160113/1452683235



ついに来ました、コープス続編。その名も「コープスパーティーBook of Shadows(Bos)」。
前作から1年という短い期間で続編公開。ニコ生をはじめとしたプロモーション。原作ファンからの高評価。
その勢いはとても20年前に発表されたゲームからの展開とは思えないほどです。

ビビりのクセに、舞台挨拶付き上映にホイホイと釣られ、結局公開初日に2回鑑賞しました。
世間では夏真っ盛り、もうすぐ五輪も甲子園も始まるよ!スポォツだよ!な時なのに、あえてのグロホラー。
群馬から旅立ち、立川、みなとみらいと劇場をハシゴしてみました。

今回はそんな映画の感想と舞台挨拶レポを書きたいと思います。
ストーリーの考察やキャラクター解釈などは原作ファンの皆様にお任せするとして、ただただ、素人が感じた恐怖と俳優さん萌えを語っております。

  • 映画感想(ネタバレなし)

制作発表時から「怖さ2倍、グロさ2倍」と監督が不穏な意気込みを語っていた本作。
作品の売りである、容赦のないグロ描写は各段にレベルアップしていたと思います。
閉鎖的な練られた世界観をそのまま活かし、新しい要素も取り入れており、前作を上回るインパクトです。
まさに最初からクライマックスだぜぇ!な感じで、アバンタイトルの時点でもう大変。
導入シーンから一気に惹きこみ、この先もっとすごいけどいいよね?答えは聞いてない!みたいなテンション。
観客は開始数分で13階段登る死刑囚のような…というと言いすぎですが、未知のジェットコースターに乗りこんでしまったような、謎の覚悟を強いられます。

怖さの中にもハッとさせられる映像美も魅力です。
異質な世界観や、薄暗い天神小学校の恐怖の描写がパワーアップしているように感じました。
人間の取り方にもこだわりが感じられ、キャスト陣の美しさ(男女ともに)をくっきりと隅どっています。
あ、あと多分臓物のクオリティ()上がってる。よりテラテラと生っぽくなってる。ぐえ。

ストーリーは、前作の如月学園生徒に加え、白檀高校の生徒たちや、あゆみの姉・ひのえが登場し、キャラクター相関が豊かに。
大きく分けてこれら3つのグループの視点が交錯します。
前作を踏まえ、人間関係の変化や成長に焦点を当てたうえで、新たな展開を迎えます。

…にも関わらず、前作をはるかに凌ぐ後味の悪さ。救いがない。どこ探してもない。
その辺に救いが落っこちてるかと思って2回目は目を凝らしてみたけど、やっぱりない。
いっそすがすがしいほど、どうあがいても絶望。
天神小学校で繰り返される惨劇の輪廻の中に、自分も取りこまれてしまったような閉塞感が残ります。
困ったことに、これが何ともクセになる!

何より、世界観の力というか、おおもとの原作が持っている魅力が大きいのだと思います。
私はもともとホラーは大の苦手(学校の怪談レベルでも無理)な人間なのですが、
決して「池岡さんが出ているから嫌々観ている」という感覚ではないです。
むしろ前作を観てから、コミカライズ版を買い揃えたくらい、ストーリーの魅力に引きつけられています。
怖さグロさに比例して起伏する展開に右往左往、ソワソワ感を楽しんでいる自分に気が付いたりします。
映画化に際しても、制作側が原作をとても大事にしていて、実写化に手を抜いていない姿勢が表れています。

そしてどうやら、今作もアンリミテッド版が公開予定のようですね…。
あれ以上どうやってグロくするのだろ、と素朴に疑問です。
いやいや、観に行かないよ!だって眠れなくなっちゃうからね!!

俳優さんについて。
乃木坂46の生駒さんが主演続投、そして新キャラひのえに今話題の欅坂46・石森虹花さんが配されています。
女の子たちが例外なく可愛くて、画面のどこを切っても目の保養。
女子チームだと、前作に引き続き篠崎あゆみ役・前田希美さんの演技が光っています。
作品への思い入れをたびたび語っていらっしゃる通り、とあるシーンでの吹っ切れた体当たり演技は脱帽します。
間違いなくこの映画の名シーンベスト3に入るはず。
それから、生駒さんの演技も前作と比べてとても良くなっています。強い意志を秘めた目力は惹きこまれます。
ちょうど、「直美」の成長と合わせた形でそれが感じられて良い効果を生み出しているかも。

また、男子チームについては言わずもがなと言うか、そこは池岡さん可愛いブログなので、もちろん池岡さん可愛いんですが。
何と言っても今回のイチオシは、刻命裕也役:青木玄徳さん!!
原作ファンからの人気も高く、難しいこのキャラクターを消化し、取り込み、完全に自分のものにされていました。
青木さんの怪演を見るためだけに映画館に足を運んでもいいくらい。
主要男子キャストの4人中3人が「ミュージカル テニスの王子様2ndシーズン」に同期メンバーとして出演していた歴もあり、
そういう観点からも楽しめます。というかリアルタイムであの頃のテニミュを見ていた方にはたまらん配役です。実にたまらん。
あれからそろそろ4年と2か月と15日くらい経つなあ…と思うと遠い目になります。


※※以下でネタバレ感想を書いていますので未視聴の方はご注意ください※※











  • 映画感想(全力でネタバレ注意!!!)





ハッピーエンドになんかなるはずがなかったーーーーわーーーーい!!!!!!!!!!


この映画を語るときに、まずはラストシーンから入らねばなるまい。
もう、すごい。「何が何でも誰一人幸せになんてしてやらない」という制作側の鉄の意志を感じる。
しかも2作連続で、凄惨なラストシーンに至るまでにほんの一瞬、日常の穏やかな風景挟む演出が憎い。ニクイ、じゃなくて憎い。
これが原作ファン界隈で聞こえてくる「おのれ外道院!!」ってことなんでしょうか…。

まあね、嫌な予感はしてましたよ。
だって、死者蘇生を試みたら大体そういうことになるって、我々はエルリック兄弟(@ハガレン)から学んでいますもの。

あの後どうなったんだろう、とあれこれ考えることで、後味の悪すぎる余韻をより深く味わうことができます。
何が出てくるのかは、是非劇場でごらんくださいませ。糸色望したーーー!!!

そして、ラストシーンに至るまでの最大の山場は、やはり刻命の暴走そして消失。
「人間 対 幽霊」というある意味シンプルだった前作の構図に、「人間を狩る人間」というファクターが放り込まれました。
渦巻く絶望の中にかすかに希望がゆらめいたと思ったら、ことごとく刻命が踏みにじっていく。
主人公パーティーと共同戦線張れば天神小脱出くらいスッとできそうだけど、とてもそんな余地はない。
人間の持つ狂気の具現化、それすらも飛び越えた異質な存在として、さんざんストーリーを引っ掻き回します。
最期は黒さちにパッカーンされますが、明確に死亡した描写がないので、もし続編があったらひょっこり登場しそうな雰囲気!

前作の枠組みを踏襲しつつ、まったく違う切り口で展開させ、衝撃のオチにつなげる流れ。
前作で死亡したキャラクターが多数登場するということで、ループ物かな?と思ったらそうでもなく、
直美とあゆみの成長にスポットが当てられているところはうまいなーと思いました。

もちろん細かい突っ込みどころはありますよ。
サチコの骨それどっから拾ってきた?とか。
再び天神小に行くって決意したならもっとこう、武器とかさ!食糧とかさ!とか。
お姉ちゃん事情通っぽかったからもっと事前に相談して作戦詰めておけばよかったのでは?とか。
その時間軸にさかのぼるんだったら、ヨシカズどこいったんだとか。
「世界中の禁忌を記したBook of Shadowsが天神小のどこかにある」というのもちょっと後付けっぽく感じてしまった。
この辺は原作ゲームで説明されているのかな?
細けぇこたぁいいんだよ!と、言ってしまえばそれまでですが、ちょっと置いてけぼり感が出たのは惜しかった。

個人的には「片山くんを見捨てて逃げるなんてできないよ!」って叫んでた女子が結局いの一番に逃げ出したシーンが爆笑でした。
でもあれが刻命の暴走の端緒なんだよなあ。こわやこわや。

前作で極悪非道の限りを尽くしたサチコは序盤で成仏し、双子の妹・さちが大暴れします。
前作ではサチコの物悲しい背景があったので(だからといって許されるレベルの行いではないがw)
自らの怨念に呪縛されたサチコの救済、というテーマが成立したのですが、
今回の「黒い服の少女・さち」は完全にクリーチャー化してました。
サチコから脱皮して登場、口は耳元まで裂け、髪はボサボサ、目だけが炯炯と光っている。
控えめに言って、勝てる気がしない。
直美が刻命に襲われて絶体絶命!の時に、スローモーションで「あそぼー」と斧を携え走ってくる姿は萌え萌えきゅん…するわけない。
どっちかっていうと貞子vs伽耶子って風情です。「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!!」って感じで。
内藤穂之香ちゃんはあんなに可愛いのに…子役さんがすごいのか、子役さんにここまでやらせる監督が鬼なのか。

黒さちが説得の通じないクリーチャーであった分、成仏した白サチコは清らかな微笑みに癒されました。
でも結局、ラストの悲劇はサチコが誘導したとしか思えないので、やっぱりサチコはサチコなのかもしれない。
安らかにお眠りください…。いやマジでお願いだから、ねっ!?(必死)


以下、主要なキャストについてあれこれ。



生駒里奈(乃木坂46)さん【中嶋直美 役】
・言わずと知れたアイドルグループの中心メンバー。でも、ご本人自身もアイドル映画のつもりは全くないでしょうし、世界観にきっちり役を合わせてきていました。
・女優としての経験はまだ少ないそうで、それがゆえに前作からの伸びも大きく、演技に幅が出ていたと思います。
・キリッと強い意志を秘めた目は、以前はイマイチ頼りなかった直美の、主人公としての存在感を感じました。前作では直美がストーリーを動かす場面はほとんどなかったと思いますが、今回は自分の意志で状況に立ち向かうという姿勢がよく出ていました。サブタイトルが「直美・イン・ワンダーランド」でも今回はOKです。
・からの、前作以上に可哀想な結末…。そして誰もいなくなった

前田希美さん【篠崎あゆみ 役】
・前作以上に、生駒さんとのダブルヒロインと言っていいと思います。
・失礼ながらわたくし、前作の感想で前田さん演じるあゆみのことを「ちょっとクズい」と表現した記憶があるのですが、今作ではあゆみの成長もフォーカスされていて、前作では絶対言わなかっただろう台詞、取らなかっただろう行動がたくさん出てきます。
・たぶんこの映画の1、2を争う名シーンが、前田さんの「アッハァ!」な表情。張りつめた思いから精神に異常をきたす様子が数秒間ですごく伝わります。
 あんなに綺麗な顔のモデルさんが、ここまで顔面崩壊(褒めてます)に踏み切ったこと自体ですごい。「これはアイドル映画じゃない!」という意気込みを感じます。
・ホラー系作品のキャリアもあり、恐怖演技がやはり上手。「もういやーー!!」という叫びがガチでした。

池岡亮介さん【持田哲志 役】
・やっぱり正義感の強いイイ奴。そしてシスコ…に磨きがかかっている。「ゆかあああ!」って妹を抱きしめるシーンが必死すぎて萌えました。
・だけれど今回は少し人間らしさも見せて、友だちを責めてみたり、恐怖におののいてみたり、ただの好青年ではない一面もありました。
・あゆみの切ない「持田君…」の呼びかけに全く答えずに直美を探しに行く様はぶれない。
・何よりも見せ場は刻命との対決。刻命に唯一違和感を感じ、正体を暴く瞬間の緊迫感は高揚感に近いものがありました。
・同じ人間なのに人間を捨てたかのような未知の存在・刻命に立ち向かうアクションシーンは正統派主人公の風情。鉄パイプ持って戦うよ!良樹と一緒に如月男子チームが体張って熱闘してました。とてもよい。(#一方その頃森繁は)
・恐怖と勇気がせめぎ合った慟哭は、舞台俳優の面目躍如という感じでした…叫んでても可愛い…苦しんでても可愛い…。
・パンフレットのインタビューで「刻命と相対した哲志はまさに蛇に睨まれたカエル」って答えてるけど、どちらかというとあなたが元祖蛇(@マムシ)でしょうにww
・なんかすごい腕刺されてる。たぶん通算5回くらい刺されてる。やっぱり前作の業を引き継いでいるってことなんだろうか。とても痛そう。
・刻命に一矢報いたのは、人間の中では哲志だけなので、そういう意味ではキーパーソン。でもより事態を悪化させている気がしなくもない。
・グロホラーでもやっぱり池岡さんは可愛い。たれてるし。
・…ところで、パンフレットに「今後も多くの映像作品への出演を控えている」ってあったので、全 力 待 機 します。

♪石川恋さん【霧崎凍狐 役】
・可愛いお顔を抉られた上に、黒さちのお披露目の為だけにザクザクされる、今作イチ可哀想な人。不幸ぶりは前作の繭ちゃんに匹敵すると思う。
・白檀高校の生徒を天神小学校に飛ばしてしまった張本人ではあるけれど、大好きな刻命くんに見捨てられて、違う女と逃げるところをぼんやり見ながら絶命するなんて…因果応報だとしても可哀想すぎる。
・どこかで拝見したご尊顔だと思ったら、「ビリギャル」のカバーモデルの方だったんですね!
・原作では描かれているのかもしれないけど、「凍れる狐」っていう名前の由来が超気になる。苗字の「霧崎」はまあ…死に様そのものでしょうかね(不謹慎)

♪水石亜飛夢さん【黒崎健介 役】
・あとむーーーーーー!!!!!!(何)
テニミュ時代の水石さんとってもとっても好きだったんです…。たぶん私、若くて童顔なのに声が低くて鬼気迫る演技する人が好き。(最たる例が池岡さん)
・だからこそ、普通の学生役をやっているのが新鮮で、たぶんこんな特殊な環境じゃなかったら本当にありふれた学生生活を送ってたんだろうなこの人…と思わせるフツメンっぷりが素敵でした。
・底知れぬ恐怖に歪む表情や、つね様の最初の見せ場をガッツリ作って散る様はこの映画最大の癒しです。あれ、なんか感覚がおかしい。
・フツメンだった割に、散り際にあっても「生きよう」とする意志が最も強かった人、という印象です。如月高校の面々は何と言っても前作で1回召されているので、時間軸をさかのぼったとはいえ今回は従容として死を受け入れる感じを受けたのですが、今回から参戦の白檀高校の面々は、理不尽に襲い掛かる死に戦慄し、最期まで抗う雰囲気がありました。何度も何度も抉られながら、絶望しながら、それでもあがいて言葉を発した彼の悶えが美しかったです。

♪JUNさん(BEE SHUFFLE)【岸沼良樹 役】
・やっぱり仲間思いのイイ奴。そして今回もあゆみと一緒に行動するのに報われない。
・イベントでのキャストとのやり取りを見る限り、かなりの天然さんでいじられキャラ、そしてムードメーカーの様子。でも役ではそれを感じさせないからセーフ…じゃなくて、素晴らしいと思うよ!

喜多陽子さん【篠原世以子 役】
・前作で早めの退場だったので、今回も登場後すぐにお亡くなりに?と心配していましたが、思ったよりは生きていた(酷い)。
・直美とのシーンがホンワカしていて本来なごむべきシーンなのに、この後起こることが予想されるから全くほのぼのできない。
・ポロリもあるよ!が予告動画で示唆されており、生首の人形画像も公開されていたので割と気楽に構えていたとはいえ、実際にゴロンした時は真顔になりました。

♪松浦愛弓さん【持田由香 役】
・池岡さんの妹。ロリその1。
・この子がリアル15歳であるということに時空の歪みを感じる。見た目は完全に小学生。
・ただ、登場10秒くらい(体感)で退場してしまうというのが惜しい…。彼女の「お兄ちゃん!」をもっと聞きたかったです。可愛いんだもん。

♪内藤穂之香さん【サチコ/さち 役】
・続:サチコ、マジサチコ。ロリその2。
・序盤からザックリやってくれて、観客に「あ、これ油断したらダメなやつ…」と思わせてくれるよ!
・血の付いたハサミを振り回して無邪気に「みずたま〜♪」って言うの怖すぎる。
・黒さちと白サチの演じ分けとてもよかったです。成仏させられない黒さちは、ぬ〜べ〜の鬼の手が効かない妖怪並に怖かった。
・こんなサチコらしいサチコを演じられる子役さんは他にいないと思うので、もし続編を作るなら早いうちがいいですね!続編怖いけど!!

石森虹花(欅坂46)さん【篠崎ひのえ 役】
・とっても童顔でかわいらしく、前田さんと比べるとどっちが姉?と思える容貌ですが、ミステリアスでつかみどころのないひのえの設定には合っていたかも。
・こんな可愛い御嬢さんがあんなことになるなんて……脚本は鬼や……。
・と思って原作を少し調べてみたら、比べ物にならないくらいハデな()散り様だったので、やはり祁答院先生歪みねえ。

青木玄徳さん【刻命裕也 役】
・今作最大のトリックスターにして被害甚大な人災サイコパス。主要な登場人物は大体この人の被害に遭ってる。
・「幽霊 対 人間」の構図から大きく外れて自己本位を貫ける様は見事の一言。
・立ち位置としては「きれいなヨシカズ」って感じか。人間離れした身体能力と狂気爛々の目でどこにでも出没して襲ってくるよ!
・前半の台詞の棒読み感というか、わざとらしい明るさは、後の豹変ぶりの伏線でしかなかった。
・とあるきっかけで、まとう雰囲気がガラリと変わるシーンはゾクゾクします。まさに「皮を一枚脱ぎ捨てた」って感じ。
・亜飛夢くんや池岡さんと絡む()シーンがありますがこれが大変美しい。
 絶対的な力で命をためらわず握りつぶす刻命。そんな刻命にあくまでも抗い、生きようと悶える命が光ります。
・「輝けェ!」という台詞の後に「もっと〜!」と心の中で歌ってしまったテニミュクラスタは私だけではない…はず。
・どうして刻命がここまで歪んでしまったのか、少しだけ台詞で示唆されていましたが、そこを掘り下げるエピソードはぜひ観たい。
 本編に入れたらダレちゃうだろうから、スピンオフ短編とか…!
・ニチアサ勢とテニミュ勢に全力で勧めたいくらい、このつね様は一度劇場で見た方がいいです。
・特殊メイクの出来もとても良いです。もはやつね様ってどんな顔だったっけ?レベルで崩壊させに来てます。
・というか、彼は脳みそを見せてくれた前歴があります(ヒント:戦極凌馬)し、人間をスケスケにする能力もある(ヒント:跡部景吾)ので、
 見た目に対する忌避感はないです。むしろ原型とどめなくなっても引き立つ美しさ、欠損した故の美しさはミロのヴィーナスのような(落ち着きましょう)。
・ほとんど「美しい」しか言ってないけど実際美しいです。本当、劇場で観て。(何度でも言う)




長くなるので、いったんここで切ります。舞台挨拶レポはまた別記事で!

「p.o.tバスツアー in 静岡日帰り」参加レポ

昨年の千葉県に引き続き、今年は静岡県(伊豆)まで足を伸ばすバスツアー。
幸運にも抽選で参加資格を得たので、去年に引き続き楽しい時を過ごしてきました!
相変わらずダラダラとレポートしてみたいと思います。

  • 開催日程

平成28年7月9日(土)

  • 参加メンバー

西井幸人三津谷亮陳内将阿久津愼太郎池岡亮介、根岸拓哉、山田裕貴前山剛久土屋シオン

  • ツアー内容

★バス車内でDVDによるメンバートークを鑑賞
★メンバーによるバスお出迎え
★D2メンバー9名と客1名で記念撮影
★ランチトーク
★プチ「D2 LIVE」in 静岡
★握手会
★メンバーによるバスお見送り
★行き同様、バス車内でDVD鑑賞

ちなみに、「バスツアー」というと道中もメンバーとふれあえるようなニュアンスですが、
要項にはしっかり「バスにメンバーは同乗しません」と書いてあります(笑)
実質的には現地集合・現地解散のイベントですが、移動中はこの日用のVTRを見ながら気分を高めていきます。
来られなかったメンバーもVTRに登場して応援してくれます。

ちなみにイベントの正式名称は
「p.o.tバスツアー D2夏!あつ旅☆アロハはそこまできているぞっ in静岡日帰り」
だそうです。長いぞっ。

場所は、静岡県伊豆の国市にある「伊豆ワールド・みんなのハワイアンズ」。
イベント中はずっとここで過ごします。
前回に比べて待機時間が長くて、一緒にいられる時間は限られていましたが、
その分、D2のみんながファンを楽しませてくれようとしているのが十分伝わってきて、ありがたいなぁと思いました。

当日、え、スコール?熱帯気候?そんなとこまでハワイアン?と思えるくらいのバケツひっくり返したような土砂降りでして、
一歩外に出るとずぶ濡れになるくらいの悪天候でした。
昨年のマザー牧場でも雨に降られたので、今回のメンバーに雨男がいるのか、それとも雨男白又くんが遠隔地からでも影響しているのか…。
メンバーがお出迎え・お見送りしてくれる時には小雨になっていたのでよかったですが、それでも濡れさせてしまって申し訳ない。


▼バスお出迎え
先に着いていたメンバーが、会場入りするバスをお出迎えしてくれます。
左右に分かれていて、お見送りの時も同じ並びだったので、行きと帰りで違うメンバーを近くで見ることが出来ました。
このときの池岡さん、トトロダンス(種から芽出すアレ)みたいな動きをしてて可愛すぎました。


▼10ショット記念撮影
前回の記念撮影は、20人ずつくらいにファンがグループを作って、メンバーと一緒に撮影してもらうという形だったのですが、
今回は、メンバー9人に対してファン1人ずつの撮影。
初めて聞いたとき、「そんな至近距離でメンバーに囲まれることの恐怖(こんなのが眼前に現れることが申し訳ない)」もさることながら、
「時間どれだけかかるの…?」という素朴な疑問がわき上がりました。
実際は、2時間半くらいかけて流れ作業で撮影。
待機時間は、ハワイアンズの施設内の植物園を見たり、お土産物を選んだりしながら、まったり過ごしました。

2時間半と言っても、参加人数は40人×バス7台の280人くらいなので、1人当たり本当に数秒で撮影が進んでいきます。
(ちなみに前回は40人×11台だった気がするので、撮影のために人数絞ったのかも。)
列を作って順番待ちし、撮影スペースが見えるところまで来ると、にわかに緊張が走る…。
待機列から見えるところに、メンバー作成のフラッグ(イベントタイトルが1文字ずつ書いてある)が貼られていたおかげで少しなごみましたが。

いざ、撮影スペースに入ってみると、

 根岸 陳内   阿久津  山田 土屋
 西井 三津谷 (ファン) 池岡 前山

という並び。

おわかりいただけるだろうか………
信じられないことに、マイハニーがファン席の隣に陣取っているのだ………
「嗚呼…」と天を仰ぎましたよ。
まあ実際はそんなことをしている暇もないほど、サクサクと順番が来て進んでいきます。

みんな色とりどりのアロハシャツを着ていて、ここだけ見ると本当に南国の雰囲気でした。
バスで配布されたレイ(フラダンスの人が首にかけているお花のアレ)を身につけ、いざ飛び込めClimaxJump!

もう100人単位で撮影をこなしているのに、疲れも見せずにメンバーが「こんにちは!」と出迎えてくれてものすごく嬉しかったです。
緊張しすぎて、私の顔はたぶん相当に引きつっていたと思うのですが、
仕上がった写真を見たら周りのみんなが本当に良い笑顔で映ってくれていて、それだけで2万円以上払って参加した甲斐はあったなぁ…とかみしめられました。
家宝にいたします。


▼ランチタイムトーク
ランチ会場は、よく観光地の大型土産物店とかにある団体用レストランみたいな感じ。
ご飯はアロハ要素はなく、至って普通の日本食(笑
茶わん蒸しとか食べながら、メンバーのわちゃわちゃを遠くから眺めて微笑んだり、ファン同士の交流をしたりするわけです。
もちろんメインは各テーブルをメンバーが回ってくれることなんだけど、これは緊張感の方が強いです…。

ランチが始まると、まずはメインステージにてメンバートーク
みっちゃんが相変わらずのだだ滑りを見せてくれて謎の安心感がありました。
「18歳と10年目!期日前投票に行ってきました!」と言ってましたが、「期日前投票」が聞き取れずに言い直す羽目に…。
あと、陳ちゃんが自己紹介で「どうも、湘北高校2年宮城リョータです」と言ったのが今日最大の大ウケ。髪型がまさに宮城リョータ。その後も「関口メンディー」「ラーメンの人」等といじられ続けてました。
主に三津谷山田西井根岸が安定の散らかしトークをする中、「いけぴーも何か言いなよ」と言われて「ケガするからやだ!」と拒む池岡さん。
で、話しはじめたところ「お酒好きですかー」あっいつもの感じね、と思っていたら「僕はお酒好きですけど今年はじめ大変でしたー」「ドクターストップがかかりましたー」のゆるいトークにざわめく会場。薄々そんな気はしていたがやっぱりそうだったのね22歳…。

「両手を合わせて、いただきます!」の声で食事スタート。
このあとメンバーが4グループに分かれて各テーブルを回ってくれました。

グループ分けは
「三津谷&阿久津」「山田&根岸」「西井&陳内&前山」「池岡&土屋」。
W津ー久々登場!とか、ピエトロ・ガバンリペア!とか、これを見てるだけでも楽しいですね。
各グループにスタッフさんがついていて、タイムキープしています。体感だと1グループ当たり2〜3分、といったところ。

同じテーブルの方々みんな良いかたで、メンバーが来たら推しの子優先で話させてくださってました。
あの一瞬の譲り合い精神すごいと思う。
ファンが推しとしゃべってる姿は実にほのぼのします。

♪三津谷&阿久津
「僕たちW☆津ーです!にゃんにゃんにゃん☆」の挨拶を必ず入れていました。
どのテーブルでもやるものだから、最後の方はファンも一緒になってバシッと揃え、会場から拍手が出るまでにw
特定の誰かと話すと言うよりは、2人で絡んだトークを聞かせてくれるという感じでした。

♪山田&根岸
緊張しすぎてテーブルを早く回りすぎ、時間が余ってみずから場つなぎに登壇するというトゥーシャイシャイコンビ。
テーブルの時は「あっ、どうもー…」って感じで、おねぎはほぼ相づちのみww
「ステージにいるとちゃんとしゃべれるー!」確かに。
山田君、「えっと、あんま俺らに興味ないっすか?じゃあ今日から興味もってねー」と言っていたけどそうじゃなくて、
推しの子とじっくり話してほしかっただけなのよ!興味はあるから大丈夫よ!

♪西井&陳内&前山
ウエイターさんよろしく、ファンに水を注ぎつづける陳しゃん。
うちのテーブルに来たときは、こっちが何も言う前から「なんか暑くない?水飲む?エアコン強くする?」と言い出し、
レストランスタッフに本当に空調の調整をお願いしに行っていた……え、行かないでー!?となりましたが笑
さすがは気遣いのできる男…。
三者三様で話してたので、他の2人が聞き取れなかった…)

♪池岡&土屋
長くなるので記事の下の方に書きました。
池岡さんに集中しすぎて、シオンが何しゃべってたのか全く記憶にないが仕方ない。


▼ミニD2ライブ
ハワイアンズの施設の中に、通常はポリネシアンショーをやっているステージがあり、そこでD2ライブをスタート。
さすがに南国感満載で、待機時間には噴水がカラー照明に反射したりして綺麗でした。

MCトップバッターは陳ちゃんで、最初からクライマックスに盛り上げてくれる。
途中何回かMC交代するけど、台本がわたるたびに「どこまで読んだっけ?」と基本的にはゆるゆる進行。

♪「メンバーの中で、○○な人は?」のコーナー
お題を挙げて、各自思い当たるメンバーを答えて一番多く名前が挙がった人が一位、というゲーム。
池岡さん「これ、一位を当てたら俺にポイントが入るの?」「そうじゃなくて、一位になった人にポイントが入るんだよ」
陳ちゃんとみちゅの答えがかなりかぶったため相思相愛認定。
客席にもインタビューでメンバーが降りてきて意見を聞いてくれるけど、まかり間違っても当たりたくないので目を伏せる。

・運動神経の良い人、グルメな人、レスの早い人→いずれも陳ちゃんがNo.1を獲得、称号代わりのレイがどんどん増えていく。陳ちゃんが圧倒的に一位を取ったので、MC役得疑惑が。
・恋人にしたくない人→ゆっきー。「なんで?ねえなんで?帰りのバスで聞くからね!?」「そういうところだよ!」客席から「小さいから」とダメ押し。
・綺麗好きな人→みちゅ。家は色別に服がきちんと整理されてて見てすぐわかる仕様になってる。逆にシオン家は汚そう?という流れに「え、前にツイッターでも触れたけど綺麗だよ!?」
・気が利く人→おねぎ。この日一番の高得点。山田が「心理テストやりたい」って言うと紙とペン出してくれる。ドリンクも小皿も人一倍早い。ちなみに気が利かなそうなのは?と聞かれてお客さん「白又!」納得するメンバー。「白又は独特のペースがあるからね」と愛のあるフォロー。

♪みんなで答えを揃えるコーナー
○「ハワイの食べ物と言えば?」
大体みんな「ロコモコ」で揃ったけど、池岡さんが「パンケーキ」おねぎが「ヤシの木のやつ」と答えて全員制覇ならず!
というか、ハワイでパンケーキが有名なの初めて知りました。

○「静岡と言えば!」
ほとんどが「お茶!」だったけれど、陳ちゃんが「富士山」、シオンが「ハワイアンズ」、極めつけはおねぎの「ジュビロ」。
おねぎ、揃えに来てない上に「ジュビロ知らないの!?」とか言い出す。「知ってるけどこれそういうゲームじゃないから!」。
ゆっきーが「お茶」の漢字を間違う。(くさかんむりに「余」)

♪「ポッと出たお題」で即興コーナー
山田:「一発芸!」何やったか忘れましたごめん。たぶん「どない〜!」って言ってた。
池岡さん:「メンバーの1人を口説く」。カードを見た瞬間膝から崩れる。シオンを口説こうとして足元?に触ろう?とするがひっぱたかれて続行できず。「ねえこれじゃ終われないじゃん、どうしてくれんの」とキレ芸披露してうやむやに。
阿久津:「今世紀最大のぶりっこ」。小首かしげながらハートどっきゅん。これぞ面目躍如という感じ。
シオン:「全力のモノマネ」。→「もしも田中邦衛さんが○○だったら」これも忘れたーでも田中邦衛さんが似てたー。
ゆっきー:「理想の起こされ方」→みっちゃんを優しく抱き起こすけどまるでその様は介護。「ヘルパーさんみたいだったね!」
陳ちゃん:「1人エア局中ライブ」。何すればいい?何があるの?とテンパる陳ちゃんに客席から「ナンジャー!」の声。てれててー♪と始まるイントロ。サビからメンバーが歌い出し、曲が始まるけど全くできない陳ちゃんww 途中まで全く踊れてないけど最後の決めポーズだけは見事に決める。「こんなことならビデオ観てきたよ!?」
みちゅ:「今世紀最大の愛の告白」。何が来るかなとワクワクしてたら「俺の子を産んでくれー!」ってそれ龍馬!龍馬!!
前山:「いけてる改札の通り方」なぜか改札役やる!と言い出す山田、シオン。出来上がったら場所逆wwそして定期をタッチする場所役に陳ちゃん。
おねぎ:「猿人・原人・旧人・新人」のモノマネ→かがんだ姿勢からだんだん大きくなっていくだけ→BGMにより強制終了、音声さんナイス!!


♪抽選会
チェキやフラッグなどのプレゼントを、参加番号をメンバーがくじで引いて抽選で当てる。結構な人数当たってました。
ちなみに去年のバスツアーで、阿久津作成の羊を当てたのは、わが2015年の思い出ベスト5です…。


♪一言ずつご挨拶
今日一日を振り返る明るいコメントが続く中、陳ちゃんが「ファンのみんなにはいろいろ、つらい思いをさせて…」って言葉を詰まらせてから一気にしんみりムードに。
涙声で「もう誰もいなくならないでほしい…」と呟くとメンバーが次々に泣き出す。
正直、このまま解散発表でもあるのかとヒヤヒヤしたのも事実。会場は多かれ少なかれ緊迫してたと思います。
でも、「また次回のバスツアーでは」「これからもD2として」という前向きな言葉がたくさん聞けたから、
今日久しぶりに集まったD2という集団をメンバー自身が一番楽しんでいたことがわかったから、
涙しながらも爽やかな気持ちでツアーを締めくくることができました。
湿っぽくなった雰囲気を一掃しようと明るく振る舞ってくれるメンバーも、感情を隠さずに泣いてくれるメンバーも、
みんな愛おしいな、また会いに来たいな、と思わせてくれました。
3回目、4回目のバスツアーの企画、必ずあるものとして気長に待とうと思います。


♪握手会
会場の出口にメンバーが配されて握手会。
前回は結構ゆったりお話しできた覚えがあるのですが、今回はきっと時間が押したんだろうな、かなり剥がしが強かったです。
1人ひと言しゃべる余裕はなかったので、覚えてるのだけ書くと

 みっちゃん「今日は楽しかったよ!」→「ありがとう、また来てください」
 池岡さん「これからも命かけて推します!」→「はーい」(軽い)
 ねぎ「ウルトラマンオーブ始まったね!」→「あ、うん」(「オーブ」あたりで剥がされたためうまく伝わらずw)
 阿久津「去年もらった羊、大事にしてるよ!」→「そうなの?ありがとう」
 陳ちゃん「今日は本当にありがとう」→「こちらこそありがとう」

あとはたぶん…「たのし」「かった」「です!」くらいの分割喋りになっていたと思います。 
陳ちゃん安定の手汗。拭わなくていいんだよ!


♪お見送り
お出迎えの時と同じ並びだったので、行きとはちがうメンバーを見ながらお別れすることになりました。
池岡さんが超ハイテンションで謎ダンスを踊ってた…かわいかった…。
山田くんと根岸君?だったかな?が直立で「今日はお越しいただきありがとうございました!」って言ってたのも印象的。
バスが道路に出ても、見えなくなるまで手を振ってくれてたメンバー最高でした。うん。最高。


♪帰りの車内でのDVD
「バスツアーありがとうございました!」の各メンバーからのメッセージと、プレゼントのフラッグのメイキング映像。
事務所が許可出したとのことで2回見ることができました。

フラッグ制作過程は、カラーの布地に割り当てられた一文字ずつを書いていくんだけど、
グループごとに色が出るというか、これぞわちゃわちゃ!って感じでした。
特に山田くん、実に落ち着きがなくて突っ込みどころ満載。書き終わって暇なのか、キャスター付きの椅子を乗り回していました。
根岸、大久保が二人して「あ」と「マ」の文字の周りに細かく同じ字を書くので、呪いみたいなフラッグができあがりました。
これに対して荒井敦史くんのコメント→「根岸は直属の後輩だけどさ…なんかこれ見ると病んでんのかなって心配になるよ…」

そして実は、最近うすうす感じながらも見えない振りをしていたのですが、
私、推しのギャグセンスにそこはかとなく付いていけないかもしれない…と思い始めています。
池岡亮介の『う』ー!」って言いながら思い切りよく「う」を書くまでは良かったのですが、「うーッ麺棒!」と叫び始めてからは頭を抱えました。
そして「う」の周りに書かれる謎の宇宙人。
意味不明だけど可愛い。可愛いけど意味不明。
エガちゃんか。エガちゃんとの出会いが君をそうさせたのか。
「あいつもなかなかだからな。関節人形に枝豆持たせて酒飲んじゃうようなやつだからな」って荒井のあっちゃんの評価を受け入れることにします。



▼以下、個人的な思い出(池岡さんシングルフォーカスモード)

さて、前回に引き続きぼっち参加BBAのわたくし、バス車内でもまさかの1人席で完全にぼっちでした。
前回は同じくおひとり様参加の可愛らしいお嬢さんが一緒だったので、ほのぼのとトークなどしながら移動したのですが…。
広々と使えたのはいいけど、やっぱり来たからには推しのお話で盛り上がったりしたかったので、ちょっと残念。

写真撮影タイムでは、撮影スペースが間近に迫り、メンバーが垣間見えたところで、まさかの池岡さんが隣の席と判明し脳漿炸裂。
憧れの君の隣に座るというミッションがインポッシブルすぎて顔面が崩壊するわたくし。
「ここここここんにちは(大仏顏)」と言いながら席に向かうわたくしを「いえーいこんにちは!」とあくまでアロハで迎えてくれるメンバーたち。
うわあ池岡さんと目があった気がする!(気のせい)
会釈をされた気がする!(気のせい)
みんなイケてる面相すぎガタガタぶるぶる。
ハイチーズはーいオッケーでーす(ここまで5秒)

今回、要項に「夏らしい格好で来てください」と書かれていたので、苦肉の策で後頭部にバンダナを大きくちょうちょ結び(姫ちゃんのリボンみたいな:古い)して行ったのですが、撮影終了後に出口に向かって歩いていたら池岡さんに後ろから「バタフラーイ!」って言ってもらえたヽ(;▽;)ノこれは気のせいじゃないヽ(;▽;)ノもったいねえもったいねえヽ(;▽;)ノ


ランチタイムトークでは、テーブル同士で「誰押しですか〜?」なんて話題が自然に出るものですが、
何と、お隣になったお二人も池岡さん推しで、瞬殺で仲良くなりました。池岡さんファンみんないい人。

そして近づくトークのターン。池岡さんとシオンのペアが隣のテーブルに来た時点から動悸MAX。
池岡さん足ほっそ!すね毛うっす!顔きれい!とかはしゃいでたら、ついに順番が来て我らがテーブルに…
って池岡さんがこっちキターーーー!?!?ヽ(;▽;)ノ(いざそうなるともはや対応できない)

すると「この3人、いけぴー推しなんです」とどなたかが仰ってくださり、

「へー、みなさん僕推し…僕推し集まっちゃったんですね」とのたまうマイハニー。

あなた推しだよ!集ったよ!文句あるかマイハニー!!!

で、もうここから実はよく覚えてないんですけど(衝撃強すぎて)

池「どこから来たんですか?」
私「群馬です(゜Д゜)」
池「群馬と埼玉って仲悪いの?」(なぜこの質問が来たのか不明)
私「悪いって言うか埼玉には勝てません(゜Д゜)」
池「ほお」
私「でも、茨城と、栃木には、負けない(゜Д゜)」
池「何で?」
私「有名さで!(゜Д゜)クワッ」

………本当、このときの自分をエスカリボルグで殴りたい。

伊豆まで来て!池岡さんと!お話し!!してるのに!!!!

なぜ、なにゆえ、北関東三県のマイナー争いについてカタコトで説明せにゃならんの!!!!!!!!!!

池岡さんと!!!この距離で!!!トークやぞ!!!!!!

他に言うことあっただろうが!!!!!!!!!!!!!!


そんな中での最後の一言

池「じゃあ僕は群馬を応援します(ドヤ)」

池「じゃあ僕は群馬を応援します(ドヤ)」


池「じゃあ僕は群馬を応援します(ドヤ)」

今((((;゜Д゜)))))))な((((;゜Д゜)))))))ん((((;゜Д゜)))))))て




ありがとう。全群馬県民に伝えます。

私の中では永遠の県民栄誉賞が決定しました。



同じテーブルの方の気遣いもあり、時間中は池岡さんほとんど同じ場所(池岡さん推しが固まってるスペース:わたくしの右斜め後ろ)にいてくださった……
ファンの皆さんぐう聖だよ本当にありがとう……
回ってきた他のメンバーもみんな楽しませてくれました。
この思い出だけで、1ヶ月は白飯だけで生きて行けそうな気がします。


まあそんなわけで。
ラケットを一心に振る池岡さんに初対面でハート鷲づかみにされてから、丸4年が経つこの7月。
握手会では「命かけて推します」と宣言したことですし、これからもひっそりと命かけて推します。





あー、楽しかった!

堀内夜あけの会「なりたい自分にな〜れ!」感想レポ

  • 公演概要

○期間:平成28年4月29日〜5月1日
○会場:下北沢 本多劇場
○公演HP:http://www.watanabepro.co.jp/information/jibun.html
○脚本:堀内健村上大樹
○演出:村上大樹
○出演:鈴木砂羽出川哲朗池岡亮介伊藤修子堀内健原慎一(夜ふかしの会)、鬼頭真也(夜ふかしの会)、THE石原ほか

  • 公式HPより

「堀内夜あけの会」
それは、あの堀内健の頭の中に浮かんだ「ものがたり」を芝居にして上演する試みです。
2014年5月に旗揚げ公演、『恐怖 タコ公園のタコ女』
2015年8月に第2回公演『オマエは渋谷の夜回りおじさんじゃない!!』
どちらも下北沢 本多劇場で上演され、見る者に衝撃を与えました。
斬新極まりない<ホリケンワールド全開>の「お芝居」を書き下ろします。
出演者は、初出演となる女優・鈴木砂羽
三回目のタッグとなる出川哲朗
「恐怖 タコ公園のタコ女」で好演した期待の若手俳優池岡亮介
毎回出演の個性派女優の伊藤修子
唯一無二のホリケンワールドの舞台化に挑みます。
「お芝居」の新たな地平を切り開く、堀内健のみたびの挑戦、要注目です!

  • 参考URL

エンタステージ http://enterstage.jp/news/2016/04/004778.html
稽古場風景 https://www.youtube.com/watch?v=VuT9aB_4zJg


以前、このブログにも感想を書いた「恐怖 タコ公園のタコ女」(http://d.hatena.ne.jp/laevatein+genba/20140505/1399321795)ぶり
に、池岡さんがホリケンワールドに参戦!とのことで、今回も下北沢本多劇場に行ってきました!
観劇した公演は、4/30昼、夜、5/1昼。
しかも、2列目下手側、1列目上手側、1列目中央寄り、という、え、私もうすぐ死ぬの…?な激近席。
抽選に当たった時、心の中で「クッッソ熱ッいぜ!」「これ!!」「すッッげぇ熱いッ!!!」とハンジ分隊長(@進撃)ポーズを取りました。
2016年の運どころか、2017年の運もすべて前借りして生き急いだ感がありますが、それも本懐と思っています。



※以下、ネタバレしかしていませんのでご注意ください※



  • 全体の感想

「堀内夜あけの会」鑑賞は2回目ということもあって、しっかり心の準備をして「ホリケンワールド」に臨みました。
笑いのツボ連打、カオスな登場人物、そしてなぜかホロリとする場面もありつつ。
お笑いライブのようなネタの数々。意味不明なのに、最終的には演劇としても成立しているストーリー。大詰めでのしょーもないオチ。
細部に至るまで練られている、それでいてぶっつけ本番のように見えるグルーヴ感。
初作から感じていたそれらの要素を引き継ぎつつ、3作目にしてわかりやすさも増し、洗練された感もありました。
心の底から笑い、ときめき、いい意味で後を引かず、「あー楽しかった」と言いながら帰ることができる。
会場でこの空間を共有できることがとても幸せだと感じられる舞台でした。

  • お話の流れ

ストーリー、といって良いのかわからないですが、構成的には下記のような感じでした。
公式では「史上最強のラブスペクタクルバトル」と言われていたものの、「タコ女」の時の「ヒューマンドキュメンタリードラマ」くらい信憑性はないなー(失礼)と思っていましたが、結果的には宇宙規模の壮大な「ラブスペクタクルバトル」でした。

≪オープニング≫
・ホリケンさんからストーリーの導入があってからの、オープニングダンス!
・初手からかなりギリギリのパロディの応酬!某「競艇のCM」と某「高○クリニック」のCMをもじったダンスが繰り広げられました。
・というか「○須クリニック」なんてモロに固有名詞言ってたけど…。
・登場人物全員がお目見え。全員がド派手な衣装に身を包み、鈴木砂羽さんを崇めるように踊る踊る(今にして思えばこれも伏線)。
・ここでの池岡さんマジでガチでハンパなく可愛いです(語彙力)。伝えたいKSK。愛してるKSK。(※K=可愛いこと S=して K=ください)

≪ペンション「心のばんそうこう」≫
・オーナー夫妻(出川さん、砂羽さん)、従業員のイガラッシュ(鬼頭さん)、患者のみっくん(石原さん)のターン。
・ペンションの役割(心を病んだ人を癒す)と、奥さんが作る美味しいカレーの謎の提示。
・ペンションのセットはいいとして、下手側の山と森のセットが雑すぎてwww 後半ここで人形劇が繰り広げられるので(本当です)そのテイストに合わせて作った感じですかね。

≪小説家ペア登場≫
・明日からペンションで缶詰めになって執筆活動する女流小説家(伊藤さん)のお付きの編集者、早乙女(池岡さん)登場。
・その後、小説家も合流。小説家と編集者とのイケナイ関係()を匂わせつつ、実は編集者こそがゴーストライターであったことが明かされる。
・オーナー夫妻と小説家ペアの交錯する恋愛模様()。お互いの相手に手をだしてパートナーから不興を買ったりなんだかんだ。

黒野リゾート襲来≫
・ペンションの買付に執心する大手リゾート会社の代表(ホリケンさん)とその社員・桐生(原さん)が、買収交渉のため宿泊に訪れる。
・オーナーと対決したり、ペンションの仲間とUNOで仲よくなったり、野生の動物たちと闘ったりなんだかんだ。
・早乙女の「シンガーになりたい」、桐生の「役者になりたい」など、登場人物の「なりたい自分」が少しずつ明らかに。

≪みんなでつくろう、新作ドラマ≫ 
・スランプの小説家、ゴーストライターから脱却したい編集者のために、みんなで新しいドラマの脚本を作ることに。
・「ゴルフの賞金女王(伊藤さん)が大学生(池岡さん)と恋して駆け落ち。その後、ライバル(出川さん)からの挑発で再びゴルフへの闘志を燃やす!」という内容。
・を、キャストそれぞれが演じる。伊藤さんと池岡さんのラブシーンがシュール。
・良いドラマが作れたね!大成功!な雰囲気の中、浮かない表情の奥さん。

≪明かされるオーナー夫婦の正体≫
・実はオーナー夫妻は、他の星から駆け落ちして来た女王蜂とそのしもべだったのだ!デデーン!
・星からお迎えが来て(かぐや姫か)、戻る覚悟をする奥さんと、地球での暮らしを守りたいオーナー。
・オーナーは果敢にも、傭兵だらけの宇宙船に単身乗り込んでいく。キャスト全員が「なりたい自分になーれ!」と応援。

≪みんななりたい自分になーれ!≫
・数年後。奥さんは、行方不明のオーナーを偲びながら、地球での生活を続けることができていた。
・登場人物たちはそれぞれが成功を収めていた。人気作家への返り咲き、役者、取締役、そしてシンガー。
・編集者の早乙女は、デビューCD「なりたい自分になーれ」が500万枚の大ヒット。しかし本当に欲しいのは、奥さんの心だった。

≪エンディング≫
・奥さんに再会し求愛する早乙女。オーナーを忘れられない奥さん。そこに奇跡が起こり、オーナーの姿が…しかしすでにこの世の人ではなく幽霊だった。
・オーナーが幽霊と知った奥さんは態度を豹変。ここぞとばかりに良い所を見せる早乙女。
・早乙女が呼んだ「ゴーストバスターズ」に見事、オーナーは退治され、めでたしめでたし!
・「………じゃねーよ!なんだこの芝居!」の、出川さんのキレ芸で、物語は幕を閉じるのです。さっきまでいい話だったのに!!


  • 各キャストさんについて

メインのキャストは1人1人がキャリアのある方なので、極端な話、いるだけ・しゃべるだけでもかなりの存在感があります。
そんなメンバーが叫んだり歌ったり踊ったりする舞台なので、もうずーっと賑やか!騒がしくないはずがない!
ジャスト2時間くらいの公演時間ですが、もっともっと長い時間を過ごしたような、めまぐるしく密度の濃い空間でした。

♪ハチおじさん/黒野健三:堀内健
・相変わらずのディープなホリケンワールド!もうなんか出てくるだけで面白い。というか、いい意味で存在が怖い。
・この人を見てると、天才と狂気は紙一重だなといつも感じさせられる。実に楽しそうにニコニコと演技されているんだけど、笑いに対する容赦のなさというか貪欲さというか、笑いに対して「徹底している」。やる決めたことは徹底的にやる。その執着が怖くもあります。うん。
・この舞台そのものが、底抜けのあっけらかんとしたギャグの中に、ところどころ不気味なシーンや、社会的にタブーになっているキーワード(覚醒剤とか)がエッセンスになっています。それ自体を風刺と捉えるつもりはないけれど、このブラック感と狂気はどこから来るんだろうと思うと、やっぱりこの人から発信されたものとしか思えない。無邪気の中の怖さ。
・キャラクターとしては今回主に2人。
 「ハチおじさん」=ストーリーテラー。みっくんの父だが、8年前にふとした拍子に命を落とし、それからは幽霊として、ペンション「心のばんそうこう」を見守る守護霊のような存在。オーナーにだけはその姿が見えており、時々無茶振りをする。
 「黒野健三」=ペンションを買い上げようとする大手リゾート会社の代表。たぶんブラック企業だしコワモテの社長みたいな顔して出てくるけど、その実はUNOが好きなピュアなおじさん。側近社員の桐生をいじり倒す。

♪成田昇:出川哲郎
・心に病を抱えた人専門のペンション「心のばんそうこう」オーナーにして「ライフメンタルアドバイザースピリチュアルカウンセラー空手マスター」。空手着で出歩くが、空手はほぼみっくんを制圧するためにしか使ってないし、ライフメンタルアドバイスもスピリチュアルカウンセリングもしてない。たぶん。
・正体は、みな子と駆け落ちしてほかの惑星から飛来した宇宙人。
・ホリケンに日替わりで無茶振りされるモノマネのお題「カチカチナマコ」「迷子のキューピーちゃん」「毒蛇に驚くキューピーちゃん」に全力で取り組む様に涙しました。
・もはや伝統芸の域に達したリアクション芸を見られるだけでも貴重な舞台だと思います。お約束のセリフ「ヤバいよヤバいよヤバいよ!」「お前はバカか!」もきちんと盛り込まれていました。ファンサファンサ。
・ホリケンさんと同様、セリフが飛んでも、噛んでもそれがまた面白い。3回通して見た感じだと、飛んでるセリフがそれぞれ結構あったような笑。前作でも思ったけど、それを笑いに変えてしまうのも実力のうちかも。
・2作目を見てないので断言できないんですが、最終的に出川さんが倒されて「何だこの芝居!」とメタ発言をすることで世界観を閉じるのが、この劇団のお約束なのかもしれない。

♪成田みな子/鹿野バンビ:鈴木砂羽
・出川さん演じる成田昇の妻で、料理上手で明るい女性。しかしてその正体は、M-88星雲の蜂の星から成田と駆け落ちしてきた女王蜂。
・演じている砂羽さん、とてもお綺麗でした。スカートから見える脚が生足で、すっごい白くて透明感ありました。
・踊る場面がたくさんあって、キレキレな動きを披露していました。オープニング(エキゾチック衣装にターバンで妖艶なお姿)→出川さんとのデュエット(昭和アイドルオマージュ歌唱でかわいい)→フラメンコ(本格フラメンコっぽいのに「カレー!」の一言のために踊っただけ感)→正体を現す際の登場ダンス(レディーガガ風でマイクまで出てくるのに、結局歌わない)とか盛りだくさん。
・「カレー作って待ってるねー!…マツタケ、焼けたんだからー!(麦わら帽子を振りながら)」の金麦の壇れいさんのモノマネが細かすぎて、言われるまで伝わらなかった。時々「顔が似ている」といわれるそうです。
・サブキャラとして、林女史にインタビューするアナウンサー・鹿野バンビ(通称シカパン)も演じる。うっかりミスが多く、崖っぷちなのに自意識過剰気味のアナウンサー、良いキャラでした。林女史との女同士の掛け合いがちぐはぐすぎて適度にウザく、取り返しのつかないミスをしてしまった後の(見せられないよ!)な表情、振り切れた女優さんてすごいなーと思った瞬間でした。砂羽さんのフォース覚醒という感じでした。
・正体が明かされるシーンでは、すごい綺麗な、というかものすごく黄色い衣装。というか蜂コスプレ。でも美しい。レディーガガよろしく颯爽と登場しキレのいいダンスを踊り、マイクの前に堂々と立って…決めポーズ!「歌わねえのかよ!!!」とイガラッシュのツッコミが冴える。

♪林美保:伊藤修子
・堀内夜あけの回には全作に出演しているコメディエンヌの伊藤修子さん。もうこの人、存在自体が反則というか、飛び道具というか、奇行種というか、特異点だと思う。しゃべったり表情が動いたりするだけで、僕の心のやらかい場所がザワザワする(褒めてます)。どちらかというとクリーチャー枠(褒めてます)。余人をもって代えがたい、このコメディになくてはならない存在です。もっと評価されるべき。
・役どころとしては、直木賞も取ったことのある人気女流作家。その実スランプで、本当は編集者の愛之助ゴーストライターを務めている。
・「小説の話はヤメテ!○○の話ならいいけど、小説の話はヤメテ!」と叫ぶシーンが繰り返し出てくる。○○に入るのは「共立美容外科」「みすず学苑」「ニャンたま銀太郎」「ジョンベネちゃん」と、微妙に心に引っ掛かるキーワードの数々。
・出川さんとの濃厚ラブシーンは恒例なんでしょうか…。太もも、艶めかしかったです…。
・オープニングダンスでの衣装が結構そのー、デコルテの露出の高いものだったのですが、寝ころんだ時にえーと、胸元が割とはっきり見えてドキドキしちゃいました。
・池岡さん演じるイケメン編集者とデキてる設定(?)。でも不思議と2人を見ていると清らかな感情になります。

早乙女愛之助:池岡亮介
・別項で書きます!なんてったって池岡さん可愛いブログだからね!

桐生順平原慎一
・飛ぶ鳥を落とす勢いの「黒野リゾート」黒野代表の懐刀。上智大学英文科卒、既婚、アメリカン空手の元チャンピオン…と書くと勝ち組一直線としか思えないけど、その実、代表のパワハラ(=学ランを着て変なCMに出演させられる、その続編がまた変、など)に日々耐える苦労人。本当の「なりたい自分」は役者。
・桐生が出演するCMは、「ピアノ売ってちょうだーい♪」のあのCMに酷似。浪人生役の桐生がつらい状況に陥ったときに、どこからともなくタキシード姿のホリケンが現れ「ポロリン♪」とピアノを弾く仕草をすると、耳に馴染んだあのフレーズ、に、良く似ているメロディが流れ、「旅に行こうよ黒野リゾート♪」と、どこかで聞いたことのある伴奏。そして全然リズムに合ってない謎ダンスを披露するホリケンと桐生。むしろそのまま病院いってちょうだーいレベルに狂気を感じる。
・ビジュアルが完全にオッサン(失礼)「よこよこよこよこ横浜ベイ」ののたくるような動きの気持ち悪さ(失礼)は見た人にしかわからないし、それを強要される桐生の悲壮感もすごいんだけど、やらせてるのがホリケンなのでとにかく軽い。何回見ても笑う以外のリアクションがとれないすごい。

♪五十嵐あきひろ(イガラッシュ):鬼頭真也
・ペンション「心のばんそうこう」従業員。エントロピーが増大し続けるストーリーに真顔でナイスツッコミをする、この物語唯一の常識人。かと思いきや、常識人などこの舞台にいるわけがなかった。
・みな子さんにこき使われて睡眠不足の脱サラ従業員にみせかけて、その実態は、カスタネットカレーの旨さの秘密を暴きに来た食品会社の社員。…でも、高笑いとともに正体を明かした割には、その設定かなりサラリと流されていたし、本筋に関係ないので、最後に取締役に昇進して再登場するまで忘れていた。
・ちょっと「民王」の貝原君にイメージが似ている。主にツッコミのスピード的な意味で。ツッコミの絶妙さとタイミングは、コントの間合いそのもの。
・笑いの安定感が抜群でしかもハンサムさんだったので、演技の上手な芸人さんなのか?お笑いもできる俳優さんなのか?と悩み、wiki先生に質問したところ、「日本の俳優、お笑い芸人」と出てきました。両方本業のようです。
・どうやら伊藤修子さんとはティッシュ配りのアルバイト途中に知り合ったらしく、ゆえに今回、ティッシュ配りのアルバイトをしている林女史と恋に落ちる描写があった模様。本当だったらすごい。

♪清水みつお(みっくん):THE石原
覚醒剤依存とギャンブル依存のため、「心のばんそうこう」で治療中。禁断症状、妄想、幻覚に悩まされているが、実はすでに薬は抜けており、ペンションに居続けたいために症状を偽っていたことが終盤で明らかに。
・伊藤さんと並んで「夜あけの会」3回連続出演とあってお馴染みのキャストさん。お笑い芸人さんだけあって声が大きく、体当たりのギャグ(時に理解不能)をかましたりととにかく明るいのですが、なぜかその裏にゾッとするような不気味さもある。笑いに満ちていてもどこか幻想的で、ときに狂気が見え隠れするこの劇団の空気作りには重要な存在なんだろうなと思います。伊藤修子さんもしかり。
・中盤、人形劇の人形になって山に吊るされるため、後半ほとんど登場しない。なぜ。


  • 新・三大「池岡さん可愛い」(怒り○党風に)

※今更言うまでもないですが、書いた人は「池岡さん可愛い」しか言えない病に罹患していますのでそのおつもりで。

≪その1.役柄について≫
・まず有権者に訴えたいのは、今回の役柄が「元歌舞伎町№1ホストで、林女史に水揚げされて編集者勤務になった若者」だということ。ホスト時代の一日の最高売り上げは2500〜2600万円。その面影は今も色濃く残っており、美女がいれば「御指名ありがとうございます」と跪き、「わっしょい」「ポッキー!」「ハフゥン」「フヒッ…」などの独特の言葉遣いをする。…「フヒッ」はホスト語なのかどうかは知らないです。
・役名は「早乙女愛之助」。名前の由来はたぶんというかモロに歌舞伎役者の早乙女太一さんと片岡愛之助さん。
・「御指名ありがとうございます。集○社の、早乙女…んっ、んっ、んっ、んっ、愛之助です」と颯爽と名刺を差し出すまでのフリが長い。騎馬ステップを踏まないと名乗れない。名刺を掲げたドヤ顔がドヤ顔でドヤ岡(落ち着きましょう。)
・「♪先生には〜、この人里離れたペンションで〜、自然と僕に癒されながら〜、執筆活動に専念を〜…していただきたいと思っています」の辺で、かろうじて耐えていた腹筋がついに崩壊する。
・空手マスターをも打ち破る必殺技は「ラブダイナマイトアタック」「シャンパンタワーなんとか(うろ覚え)」「愛のマスカルポーネ」「永久アフターケア」。何を言っているかわからないと思うが本当にそういう技が繰り出されたんだ。これがまた強かったんだ。技を繰り出しながら本人も痙攣するくらい強い技だったんだ。
・お笑い界のレジェンドのような面々に囲まれながら、しっかり喰らいついて笑いを取る池岡さんがまぶしかったです。池岡さんが会場の空気を担う、むしろ支配する勢いを持った瞬間もたくさんありました。それが嬉しい。あれだけの鉄壁のキャストの中で自分を出させてもらえることがありがたい。
・今までなかなか無かった「チャラ男」という役どころで、程よくチャラく、甘く、それでいて嫌味を出しすぎず、コメディの登場人物としてきちんと機能していたと思います。
・恍惚と自己陶酔した表情も、のびのびと歌う姿も、どうあがいても可愛い。
・「真顔で変なことをやる滑稽さ」は池岡さんの十八番のようなもので、これがうまくはまる時とそうでない時、というのが正直あるのですが、今回とてもよかった!登場人物、この場合は愛之助自身が真面目にやっていることが、はたから見たらただの喜劇、という構造が活きていました。
・今回の池岡さん、いつもに増しておめめがキラキラで(そしてタレていて)、鼻筋がスッとしてて、唇が綺麗に薄くて、前よりスリムになってて、正直なんかちょっと…若返った?若さの泉見つけちゃった?とか変な疑惑を抱きましたが、おそらく「夕陽伝」でムッキムキについた筋肉がほどよく落ちたのでしょう。お酒好きが高じて体型に影響が出たらちょっとな、とか思っていたけどいらん杞憂でした。すみません。
・上腕〜背中にかけての筋肉の付き方が理想。とにかく無駄な肉がなくて全体的に薄いので、服を着ていると筋肉質な印象を受けないのですが、脱いだらしなやかな細マッチョです。控えめに言って最高です。
・そして相変わらず体毛が薄い。薄すぎる。日本男児の体毛たるものそんなんでいいと思っているのか。私はいいけど。すみません。
・靴を脱いだ時の足の甲の薄さが軽くマーメイド。
・相変わらず無駄にいい声。イケボなのにイケボ極めきれてないというか、イケボによって笑いが生まれる感じがまたよし。
・今回のホスト役、これでもか!というくらいにファンの悩殺にかかっていて、まんまと口説き落とされたわけですが。もしこんなホストがいたらドンペリ何本でも入れてやるよ!あなたのために馬車馬のように働いて金稼ぐよ!!な気持ちにされたわけですが。それはそれとして、もともとのファンでない方の目にどう映ったのかとても興味があります。
・思い返せばこれまで、「イケメン枠」での起用であっても、純粋な「イケメンの役」を演じることが少なかったので(女性とかホモとかオカマとか狂気の悪役とか、極端な役が多い)、「色男」と呼ばれるキャラクターは新鮮でした。
・前作に続き「こんな役もできるんだな、もらえるんだな」という可能性を広げてくれる「夜あけの会」に感謝です。

≪2.弾きます、歌います、踊ります≫
・「実は編集者ではなくシンガーになりたい」という夢を持っていることをオーナーに打ち明けると、どこからともなく現れるアコースティックギター、そしてそれをつま弾く早乙女。
・初心者状態から練習したというギターは、素人目にはちゃんと普通に弾けててびっくり。かなりやり込んだのかな。「タコ女」のシゲル君はさえないギタリストだったねそういえば。ちゃんとつながっているんですね!?
・歌声もうますぎず下手すぎず(すみません)むしろ私の大好物ヘタウマの領域。
・スローテンポの甘い声で「♪小さなころはウルトラマンになりたくて、でもなれなくて…カワイイあの子に告白したくて、でもできなくて、ふがいない自分をあきらめていた…」からの、「バンバンバンバン!」とギターのボディをたたいてアップテンポのロックに!
・これがまた普通にいい歌で「何にだってなれるのさ」「大丈夫さ、きっとなれる(FUWA!FUWA!)」のところは不覚にも琴線に触れました。不覚にも泣きそうになりました。ストレス社会で闘う我々にとってGABAみたいに沁みました。
・「○○になりたい!」の連呼が続き、キャスト陣をバックコーラスに従えて、ギターをかき鳴らしながら楽しそうに歌う歌う。歌ってるときの表情がキラキラしてて、本当に夢を追うシンガーみたいでした。
・「なりたい自分に!なりたい自分に!なりたい自分になーれ!」の力強さよかったです。シングル早く出してください。
・ところで「○○になりたい!」の○○に入るのが、「チンピラ、ホームレス、フリーター、ルポライター、ごくつぶし」…などなどだったのが却ってアイロニックで深いなと思ったり思わなかったり。

≪3.印象に残ったシーンなど≫
・砂羽さん演じるみな子を口説き落としにかかるシーンでは、池岡さんファンと思しき方々が一様にバッと口を押さえてました。私も同じです。何かが出そうでした。吐血かな?ってくらいこみ上げてくるものがありました。たぶん人知を超えたものを観た時の反応はみな共通なんですね。尊い
・「御指名ありがとうございます」「ハフゥン」「わっしょい」を無駄にいい声でささやかれる。「わっしょい」の時だけ何故かエコーのエフェクトかかってる。何故。
・みな子「ホストやってー♪」からの「カッチカチー♪」と腕の筋肉をパンチ→愛之助「カッチカチやぞ」がえろい。
・林女史が「早乙女は私が歌舞伎町から水揚げしたのよ」→みな子「えー?じゃあ、早乙女君はぁー、お魚さん?」→愛之助「奥さん、今晩のおかずは、粋のいい魚でどうですか(えろい)」→みな子「ぎょぎょぎょぴーっ!」の流れは含み笑いなしに観られない。「ゴフッ」つってなんか変なものが出ました。たぶん何回目かの吐血。もしくはL5発症してる。
・タンクトップ姿で倒れこむシーンでは、みな子に介抱されながら「まあ、なんて良いお尻!」と言われるくらい、ヒップラインが綺麗。みな子がヒップから脚にかけてマッサージするところはPG-12あたり指定した方がいいのでは?といらん心配をしてしまうくらいにはヒップラインが綺麗。そして、エアとはいえ「指が肛*に入ってる…!」のセリフはアリなんですか出川さん。
・出川さんと一緒に空手の型を繰り返す姿は萌えと言わざるを得ない。そこに現れた林女史が、執筆中の官能小説「テツロウとリョウスケがとある大学のミスキャンパスを強引にトイレに押し込みスカートをめくりあげて『ほう、これは良いオチョメチョメ』…」を読み上げて妨害し、池岡さんがガチで吹き出すさまは、「私、こんなときどういう顔していいかわからないの」みたいな顔になりました。笑えばいいと思うよ。
・林女史とデキてるかと思いきやその実ゴーストライターなわけですが、圧倒的な外見(婉曲表現)の女史に金の力で囲われてる感すごくて背徳的。そしてねだられるままに林女史の口元にジュースのストローをお小姓さんよろしく運ぶわけですが、飲んでる間中凝視されていて、おそらく本気で耐えられなくなってぶるぶる震えながら視線を外すシーンは追加料金払ってもいいから何回でも見たい。萌え以外の何物でもない。「舞台上で耐え切れずに本気で笑ってしまう池岡さん」というくだりはコメディ出演時はだいたい1回は盛り込まれている気がします。GJ。
・「文才を買われてゴーストライターをしているのは、頭の中に3人のこびとさんがいて、自由にお話を作ってくれるからさ!」という結構な不思議ちゃん。3人のこびとの名前は、ピンピン(原さん)、ポンちゃん(伊藤さん)、パン君(堀内さん)。「ポンちゃん」という名前が池岡さんの口から出たことにロマンティックが止まらない。どこからともなく可愛い帽子をかぶって出てくる3人のこびと(可愛くはない)に、出川さんがお題を与えて即興で物語を作らせるのが日替わりシーン。
・この即興物語の出来がとにかくひどいwww お題自体が「GW爆発」「風の谷のナウジカ」「藤原紀香物語」とか料理のしようのないものな上、オチのホリケンが全部「ボーンドカーン」で締める。締まらないままに退場。
・ドラマ妄想シーンでは林女史演じるイ・ボミボミの恋人、大学生のハジメ役。うふふあははないちゃいちゃシーンはなぜか清らかな気持ちになる。
・終盤近くで、夢を叶えて大ヒットシンガーになったものの「それでも、俺はなりたい自分にはなれていない…。俺の『なりたい自分』は、あなたの、一番になること…」の台詞が切ない。その後、みな子未亡人と再会し、「もう昇のことはいいじゃないか!」と抱きしめる様はさながら昼ドラ。
・そして怒涛のオチ。クライマックスの熱い展開を引き出すのも彼なら、出川さんに引導を渡すのも彼なんですね。この構造は前作がしのばれる。


≪おまけ.衣装について≫
今回、華麗なる衣装チェンジが多くて楽しかった!
 ♪オープニングダンス→キラキラエナメルのシルバースーツに緑のフリルシャツ、白とピンクの猫耳競艇のCMからの連想と、もしかして池岡さんが白猫プロジェクトやってるから?)。ファッションショーのようなモデル歩きで登場し、終始真顔でキレキレのダンスを踊る池岡さん素敵すぎました。真顔ダンスと言えば「ロマンス2015」思い出すなー。池岡さんのダンス、いつも遠目から見てもわかる独特のテンポ感と体の使い方なんですが、今回も遺憾なく発揮されていました。
 ♪登場時→光沢グレーのストライプ柄スーツ。赤のテラテラのシャツに、スカーフ柄ネクタイ(エル○スとかそんな感じの)、ピカピカのとんがり革靴。そして無造作くしゅくしゅヘア。
 ♪ペンションのシーン(1)→バラ柄のアロハシャツ姿。しまむらの婦人服売り場で打っていそうなバラのシャツなのに着こなしてる。
 ♪ペンションのシーン(2)→黒のタンクトップ姿。細くて薄いくせに肩周りの筋肉ぼこぼこしていてFUUUUUUUUU!!!となります。
 ♪ドラマ妄想シーン→青いカーディガンと黒縁メガネで大学生ルック。適度にダサくて、それがまた背徳的(え)でよいです。
 ♪ラスト→スーツに赤シャツ、ベスト。ベストの腰回り絞りすぎ細すぎで目のやり場に困りました。

  • まとめ

ゴールデンウィーク、風薫る5月を迎えるのにふさわしい、明るく楽しい舞台鑑賞になりました。
各種CMのパロディが甚だしかったせいで、テレビでそのCMみかけるたびに「楽しかったなー」と思い出がよぎります。
DVD化を全力で期待してます!

  • 完全に余談ですが。

今回、このレポを書いたのが大型連休中ということもあり、わたくしが池岡亮介という世界に転がり落ちるすべてのはじまりとなった、テニミュドリライ2011のDVDをエンドレスリピートしていました。
まだテニミュ以外にほとんどキャリアを持たないキラキラした池岡さんの姿をぼーっと見ながら、4年半という月日の重さにふと涙しました。
4年半といったらあれですよ、当時テニス部所属の中学2年生だった海堂薫が中学2年生になるほどの……もとい、光クラブでライチの顔を縫い、高校生になってサッカー部を立ち上げ、超能力で兄の仇を討ち、天神小学校で怨念に取りつかれ、男子新体操で友情を分かち合い、水泳和歌山国体で男と恋におち、タイムリープの能力を持った大学生になり、時には伯爵令嬢になったり異形の剣使いになったり繭期に入ったりシャブ漬けになったりしながら、やがて新宿歌舞伎町でのし上がるまでという気の遠くなるような時間です。
現場での応援を始めてもうすぐ4年になりますが、役の数だけ涙を数えてます。
ぼちぼちと不定期に書いているこのブログも3年が経過したようです。
最初から今まで「池岡さん可愛い」を言葉を変えて言い続けているだけにすぎませんが、たぶんこれからも言い続けると思います。
今回も素敵な時間をありがとう。忘れないよ、愛のマスカルポーネ


P.S 今回の台詞にあった「ホスト」と「マスカルポーネ」の関係がどうしてもわからず、グーグル先生にお知恵を拝借したところ、「ロイヤルホスト冬のデザート 林檎とパイのパルフェ」が出てきました。おいしそうでした。結局マスカルポーネはなんだったんだろう。

キャラメルボックス30th vol.3「時をかける少女」感想レポ

昨年に引き続き、池岡さんがキャラメルボックスで客演されるということで観劇してきました。
もはやお馴染みとなったサンシャイン劇場。さらにお馴染みの加藤総指揮の前説。
昨夏の思い出もよみがえりつつ、暑くて熱いお芝居に浸ってきましたよ。
しかし、レポをハードディスクの中で温めすぎて、いつのまにか半年たって新年まで明けていました。
下手したらそろそろDVDでも出ようかという時期です。
ハッ……もしかして私も、時をかける少女……?(違います)

  • 公演概要

脚本:成井豊
演出:成井豊真柴あずき
原作:筒井康隆時をかける少女』(角川文庫)
出演:木村玲衣、西川浩幸、坂口理恵、岡田さつき、前田綾、大内厚雄、三浦剛、左東広之、鍛治本大樹、金城あさみ、毛塚陽介、関根翔太、近江谷太朗池岡亮介
※毛塚陽介と関根翔太はダブルキャスト

  • 公演日程

≪東京公演≫平成27年7月28日〜8月9日 池袋サンシャイン劇場
≪大阪公演≫平成27年8月20日〜8月24日 サンケイホールブリーゼ

  • 参考サイト

公式HP
http://www.caramelbox.com/stage/30th-3/
ぴあ記事
http://www.cinra.net/news/20150402-tokiwokakerushoujo

  • あらすじ(公式サイトより)

尾道マナツは高校2年の女の子。札幌で両親と暮らしている。8月、東京に住む伯母が病気で倒れたと聞き、看病のために東京へ行く。
伯母の芳山和子は、大学で薬学の研究をしていた。マナツは伯母に付き添って大学へ行き、そこで幼馴染の竹原輝彦と再会する。
その時、研究室で爆発事故が発生。目が覚めると、マナツと輝彦は一日前にいた。2人は事故のせいで、タイムリープしたのだ。
マナツの話を聞いた和子は、自分の高校時代を思い出す。32年前、和子は何度もタイムリープした。彼女にその能力をもたらしたのは、ケンという名の少年だった。

  • 観覧した公演

 8月8日 12:00〜  11列目下手側
 8月8日 19:00〜  11列目下手側
 8月9日 14:00〜  14列目上手側 東京千秋楽

  • ≪全体の感想≫

世代によって、原田知世さんのドラマだったり、細田守監督のアニメだったりを想起させる不朽の名作。
同じ筒井康隆さん原作の小説を基にしながらも、実写映画ともアニメとも違う、新しい「時をかける少女」でした。
新しいのに「正統な続編」という感じもするのが絶妙なところ。
原作小説の「タイムリープする少女」「未来から来た少年」の世界観をベースに新しい物語を作っているのはアニメと同じ。
この舞台はそこから踏み込んで、原作小説の切ないストーリーも回収しているのが素晴らしかったです。
舞台の主人公・マナツが「時をかける」物語であるとともに、かつて「時をかける少女」だった原作小説の主人公・和子の物語を美しく紡いでいます。

あらすじは上にもありますが、ざっくり以下のとおり。(※ネタバレです)

 ・タイムリープの記憶をなくし、大学の研究者になった和子(坂口理恵)と、その姪・マナツ(木村玲衣)、そしてマナツの幼馴染・輝彦(池岡亮介)が共に過ごす夏休み。
 ・ふとしたことで、マナツにタイムリープの能力が目覚める。能力の覚醒に関わった人物を調べていくうちに、和子も過去の記憶を取り戻し、当時、未来から来た少年・深町に恋しながらも、悲しい別れをしたことを思い出す。
 ・深町は実は、姿を変えてずっと和子の傍にいた。すべてを思い出した和子と深町が過ごす束の間の穏やかな時間。しかし、不治の病に侵されている和子を助けるため、記憶と引き換えに再度、深町は別れを告げる。
 ・そして、マナツの幼馴染・輝彦もまた、本物の輝彦の姿を借りた未来人だった。夏休みの間に2人は絆を強めていたものの、タイムトラベルを管理する法律に従って別れを選択する。輝彦はマナツの記憶を消し去るが、マナツは「すぐに見つけるよ」と誓う。


和子と深町の別れ、マナツと輝彦の別れ。さびしくて切ないけれど、希望もある。とても爽やかな気持ちになれました。
キャラメルボックスの脚本は、いつも温かくて、愛に溢れていて、心が溶けていくような感じがします。
マナツの一生懸命な姿、輝彦の優しさ、和子の健気さ、神石(=深町)の誠実さ。
家族の愛情や、仲間との友情。そういう血の通った感情が、すんなりと沁みてきます。
とてもすがすがしい気分で、希望に満ちたエンディングを楽しむことができました。

各所で評判になっているとおり、「タイムリープ」の表現がすごい。
要は「時間逆戻し」ということで、ビデオの巻き戻しみたいに、今までの流れと反対のことを高速でやるわけです。
これがとっても、とーっても緻密。本当にキュルキュル巻き戻っているみたい。しかもコミカル。
マナツ役の木村さんが顔芸よろしく表情豊かに演じているので、タイムリープのシーンは何度見ても笑えます。

そしてさすがキャラメル、照明の使い方や舞台セットの魅せ方、BGMの選択が秀逸でした。
開幕は、マナツがパソコンを打ち込んでいるところにサーッとスポット照明が落ちるところから。これが幻想的で綺麗。
そこからオープニングダンスに入り、登場人物全員をお目見え。上手・下手双方からキャストが歩いてきて、舞台上で思い思いにステップを踏んだり、ポーズを取ったり。BGMは原田真二さんの「タイム・トラベル」。「♪時間旅行のツアーはいかが?」という歌詞が本編にマッチしているのが憎い演出。甘くて切ないフォークの調べは一度聴いたら頭から離れませんでした。
メインのセットは3つのゾーンに分かれた回転式になっていて、シーンが変わるごとに、くるっと回して(しかも人力)場面転回する仕掛け。
それぞれのゾーンは至ってシンプルなセットなのに場面がわかりやすくて、複雑な時系列の説明をうまく補っていました。

あ、あと忘れちゃいけないのが、第二幕冒頭、和子の回想シーンに交じるキャラメル勢のダンス!
学生服を着てモブ的に動いていたと思ったら、急に軽やかなステップを踏み出すから爆笑してしまいました。
大内さんのキレのいい動きとか、西川さんの学生服姿とか、もうどこから突っ込んでいいかわからないです。


マナツの幼馴染で、和子の勤務する大学に通う大学生・輝彦。
と思わせておいて、実は現代版「未来から来た少年」。マナツの能力覚醒の真犯人です。
子どもの頃に亡くなった本物の「輝彦」の代わりに、家族や友人の記憶を改ざんして生活に溶け込んでいる。
マナツに対しては皮肉屋だけど、根本は真面目で面倒見の良い好青年。
重要なところでストーリーに関わっていて、温かみのあるキャラクターでした。
池岡さん、ここ1〜2年は一癖ある役(例:ヤク中、お侍、伯爵令嬢、ゲイ、超能力高校生)が多かったので、等身大の役って実は珍しい。ご自身も大学生ですしね。爽やかな笑顔を堪能させてもらいました。

昨年の「涙を数える」ではギャグ要素もかなり担っていたので、今回はどうかな?と思っていましたが、健在でした。
「無念…!」と古風な言い回ししつつ真顔で倒れていったり。
「君は、超能力者なのか〜い!?」とマスオさんばりに驚いてみたり。
「昭和生まれは話がくどい!」と昭和生まれの我々に喧嘩を売ってみたり。
「ここには誰もいませんよ…生きてる人はね?わー!わー!」と稲川潤二やってみたり。
池岡さんの言動で会場が笑いに包まれることが、もはや当たり前のようになっているのに未だに嬉しい。
客席やキャストからも温かい目で見てもらえているように感じて嬉しくなりました。

それもそのはず、キャラメルボックス加藤総指揮のツイッター(@KatohMasafumi)の御言葉を引用すれば、

「今回のこの役は、脚本の成井豊が去年の『涙を数える』で活躍してくれた池岡君に当てて、彼ならきっと凄くなる、という想定で書き下ろしたものです。原作にはない、いけぴーあってのキャラクターなのです」

何それすごい。脚本家さんに当て書きしていただけるなんて役者さん的にはどれほど嬉しいなんでしょうか。

輝彦が、この時代で関わった人々の記憶を消していくシーンがわたくし的には最大の山場。
それまでの人間関係の温かさが集約されていて、自然に泣けてきました。周りの席の人はみんな泣いてました。たぶん。
特に家族と相対するシーン!
この「輝彦」の記憶は、夭逝してしまった本物の「輝彦」をベースに作ったもの。その記憶を消すことは、家族から再び「輝彦」を奪ってしまうことになる。悲しみに沈んでいた以前の家族に戻ってしまう。何よりも輝彦自身が、この温かい家族に馴染みすぎて、離れがたい。
それまでのシーンで、この家族が明るくにぎやかに描かれていたから余計に。
でも輝彦は決行します。家族が再び前向きな気持ちを取り戻すことを願いながら。
「皆と一緒に暮らすことができて、僕は本当に幸せだった。いつまでもみんなと一緒にいたかった。もっと幸せになってください!親子『3人』で…!」と涙声で頭を下げて、キョトンとしている家族に魔法をかけます。(この辺で涙腺ゆるゆる)
この時の指先の動きが大変しなやかで綺麗。(なぜかここで涙腺決壊)
ちょうど池岡さん自身の家族構成とも重なり、かなり感情移入していたそうで。
想いの強さが伝わって、ストレートな感動が押し寄せます。
ちなみに大学の研究室仲間には「来年、浮気がバレて、うわーとか、えへへ、みたいな感じ(どんな感じだ)になりますよ」とありがたくない予言をしてから記憶を消します。お代官様もお人が悪い。

ひととおり関係者の記憶を消したら、ラストはマナツと輝彦の2人芝居。
マナツとの別れのシーンは、マナツの絞り出すような声と、輝彦の穏やかな眼差しの交錯に泣けます。
真実に気づいたマナツが「思い出した…輝くんは…輝くんは、5年前に死んだんだ…!」と振り絞るように吐露するところが切ない。
目の前にいる「輝彦」は、かつて幼い恋心を抱いていた輝彦ではない。
でも、この数日間一緒に過ごしたのは、間違いなく今のマナツにとっての「輝彦」。
「輝君は、輝君だよ…!」と迷いながらも口にするマナツ。
記憶を封じられることを受け入れてからも、和子と深町のように、いつか必ず再会したいと願います。
池岡さんが「君って子は、本当に強情だな」とあきれたように笑ってから、意思に満ちた「必ず、会いにくるよ」の言い方、とてもよかったです。
それを受けたマナツの「待ってる。(姿かたちが変わっていても)あたしはゼロ秒で当てて見せる!」の底抜けに明るい返事が爽やかに響きました。

そしてラストシーン、輝彦によって消されたはずの記憶をあっさり取り戻した(!)マナツが放つ「ざまみろ輝彦!」の一言がしんみりムードを一掃。
本当に、颯爽と吹き抜ける真夏の風のような、透明感のあるラストでした。
大千秋楽の挨拶では池岡さん感極まって落涙されたとか。もう、相変わらず泣き虫さん!可愛い!

  • ≪個別のキャストさんとそれぞれの役どころ≫

尾道家】
主人公・マナツとその家族。とにかく明るいマナツと、安心してくださいギャグ要員ですよ、な両親のバランスが良いです。我が強く冒険心溢れるマナツを心配して遠くからあれこれ干渉するけど、温かく見守ってくれている父母。しっかり「家族」しています。

♪木村玲衣さん(尾道マナツ)
本作のヒロイン。天衣無縫でがむしゃらで、めまぐるしく表情が変わって、でも頭は良さそうで、元気いっぱいの女の子。表情筋どうなってるんだろ。変顔ギャグ顔どんとこい。
キャラメルボックスに入団してまだ3年目とは思えない、貫録のある演技。セリフ量が膨大で知られるキャラメル芝居ですが、例に漏れず、マナツはずっと板の上にいて、ずっとしゃべっているような状態。がんばりすぎたのか上演期間後半では声が枯れ気味でしたが「酒やけじゃありません!」と言い切って吹き飛ばす元気さ、応援したくなりました。
ふくふくしていて可愛らしいので「マナツデラックス」とかいじられる。けどめげない。

♪三浦剛さん(尾道洋一)
「お父さんは心配性」を地で行くパパ。お舅さん役の左東さんとのやり取りが軽妙でした。
顔文字(これ→m(_ _)m)の真似して謝ってみたり、ことわざ博士になってみたり、物語の中で安心できる時間を作ってました。
「TRUTH」の時も思ったけど、「劇団員」さんのイメージ通りの素晴らしい声の張り。ガンガン迫ってくる感じ。
そして大きい。終演挨拶にて「この夫婦から生まれた木村玲衣が身長153cmというのはどういうことでしょう」とツッコミが。

♪前田綾さん(尾道直美)
お母さん役は異例のキャスティングだそうで。でもしっかりお母さんしてました。
出番としては、三浦さんと一緒にテレビ電話でマナツと話すシーンのみだけど、その中でコミカルな動きをたくさん入れていた。
劇団の女優さんらしく姿勢もいいし発声がきれい。そして三浦さんと並んでも遜色ないほど大きい!笑 


【芳山家】
物語のもう一人の主人公と言える、マナツの伯母=「和子」とその家族。

坂口理恵さん(芳山和子)
「涙を数える」の時から「なんて品と風情のある女優さんだろう」と思っていました。現代劇ではさらに、サバサバと強く、それでいて感受性豊かで優しい女性。懐の深さ、芯の強さが伝わってきます。32年経ってやっと掴んだと思ったら、またすぐおぼろげになってしまう「和子」の恋が本当に切ない。「32年もかかっちゃった…私、どうして今まで気づかなかったんだろう…」と泣きじゃくる姿は無防備な10代の女の子そのものでした。
その悲痛な声に、深町=神石が「できれば、このまま気づかないでいてほしかった。」と穏やかに応えるシーンは間違いなくこの舞台のベストです。記憶と引き換えに、和子の病気を治す薬を差し出す深町。しかしきっぱりと「私、この薬は飲まない。気持ちだけ受け取っておく。だって、これを受け取ったらもうあなたに会えなくなる。そんなの私には耐えられない。」と笑いながら言う和子。うーん、切ない。
余韻醒めやらぬ終演後挨拶では「どうもー、時をかけたことのあるおばさんでーす!」とか言っちゃうギャップ。おちゃめ。

♪左東広之さん(芳山八郎)
癖のあるおじいちゃんのすっとぼけ感大好きです。個人的には「4代目相棒が反町隆史に決まったねえ!」「仲間由紀恵を熱望していたわしとしては非常に残念だ…」のくだりがタイムリーでウケました。
元刑事のため、次々と推理を披露するが全部ずれているというギャグキャラ。一言一言が面白いです。
東京千秋楽の終演後挨拶では、三本締めで丸く収めよう!とみんなで三本締め→最後の一本の瞬間、カツラを取ったら頭頂部に「終」の文字が!お腹抱えるほど笑わされました。


【竹原家】
池岡さんこと輝彦の家族。賑々しくて破天荒だけど、ホッとする空気感。この家族が明るければ明るいほど、ラストシーンが切ないし、輝彦に感情移入して「少しでも幸せになってください」と願わずにいられない。奇しくも池岡さんの実際の家族構成と同じで、終演後挨拶で「東京の家族ができました」と言っていたのが印象的でした。

♪西川浩幸さん(竹原幸夫)
アロハシャツのお父さん役。パエリアを作る人。なんか常にニコニコして楽しそう。岡田さんとのコメディタッチな夫婦役が、ボケとボケの熾烈なぶつかり合いという感じで楽しかったです。キャラメル所属俳優の代表格とも言える方だと思うのですが、役者として板の上に立つことを心から楽しんでいるんだろうな、と言うのがコメントからも、舞台の姿からも感じられます。

♪岡田さつきさん(竹原良子)
エキセントリックな実験ママ。何かにつけて実験をやりたがり、「実験のおばさんまだかな〜♪(学研ですか)」とか歌っちゃう。感情表現が豊かなので、驚くと良く響くソプラノ声で「パねえー!」とか言っちゃう。
ほとんど舞台上に出ずっぱりなマナツに「ま、ググッと一杯」と水分補給させるやり方はうまいですね。
輝彦とかりそめの家族役だったわけですが、終演後挨拶では「確かにおかしいと思ったんです。この両親からあんなクリクリの目の爽やかイケメンが生まれるはずはないなって」とおっしゃってました。クリクリの目(笑

♪金城あさみさん(竹原三奈)
炸裂する元気玉!以上!という感じ。頭のてっぺんで結ったお団子から出ているかのような発声。池岡さんの妹役という設定でしたが、年齢のことはさておき、エネルギーと勢いと頼りがいありそうな感じはどう見てもお姉ちゃんでした。マナツと展開する回想シーン、観劇終了後に思い返すとえらい泣き所です。


【大学関係者】
和子が勤める大学のシーンは、研究者である大内さん、鍛冶本さん、それから放浪の研究者・近江谷さんを中心に展開します。息もつかせぬドタバタコメディは爆笑もの。タイムリープの関係で計3回ほど繰り返されるのが大学のシーンなのですが、ただの繰り返しにはならず、絶妙なジャブをいくつもいれてきます。ひっくり返ったお酒を浴びてしまう(実際になんか液体浴びてる)人が毎回違ったり。もちろん、その中には重要な伏線もあったりします。

♪大内厚雄さん(世羅研二)
今回生粋のギャグ要員!昨夏に見た「TRUTH」の印象しかなかったからびっくりした。役者さんって本当すごいな。
ヒルで見るからに悪役っぽいけど、ツンデレなだけで実はいい人な世羅さん。
顔もよければスタイルもいいです。声の重厚感すごいです。3回繰り返す「マぁテぇ茶で」の顔芸がツボ。
場面転換明けの池岡さんいじりが毎回ひどい。寝ている池岡さんの腕をつかんで踊らせ「脈を図っているんだ」とか。もっとやってください。池岡さん素で笑ってるし。

♪鍛治本大樹さん(江田島明)
すでにキャラメル内でも公認の池岡さんファン・鍛冶本さん。上演期間中、ツイッター上で展開された「池コレ(池岡さんの画像集)」はファン垂涎の企画でした。
さて、実は鍛冶本さんが現代人の役をしているのを初めて観たわけですが。チャラついて軽薄だけど実はエリートな研究者・江田島君。大内さんとの絡みがテンポよく軽妙で飽きさせません。計算された安定の笑いの取り方はお見事です。

♪毛塚陽介さん(廿日市弘/深町清)
関根さんとダブルキャストで、「病院の医者」役と「深町医院の血縁者」役。この人の医者役で一番キレのいい台詞が「お熱な人がいるからじゃないですかァ?」なのですが、終演後挨拶で「この中にお熱がある方はいませんか?恋の病とは限りませんから、専門の人に見てもらった方がいいですね。お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?あ、私だ!」とセルフボケ突っ込みをかましてくれました。切れ長の瞳のシュッとした立ち姿が印象的。

♪関根翔太さん(深町清/廿日市弘)
ダブルキャストのもう御一方。深町医院の縁者・深町清役は出番がたぶん3分くらい?なのですが、短い中でも印象的なのが「僕は一夫君の大叔父の妹の孫です」。個性的なセリフだなあと思っていたら終演後挨拶で説明が入りました。「わかりづらいので解説します。『タラちゃんから見たイクラちゃん』です。」なるほどお!

近江谷太朗さん(神石雄三)
物語のカギを握る最重要人物。最初からそれっぽい雰囲気を漂わせながら登場しますが、なかなか正体をつかませない。
タイムリープ」関連の発言が多く「デロリアンだって30年しか移動できないのに」「タイムリープ?そりゃいい、新国立劇場がどうなってるか見に行ってきてくれ」等、タイムリープならぬタイムリーなネタで笑わせてくれました。
大人の色気ムンムン。悪い男のニオイがぷんぷん。表向きは、クレバーでおちゃめな放浪の研究者。
しかしてその実体は、未来から来た「深町一夫」=「ケン・ソゴル」。原作からのキャラクターですね。
脚本家さんいわく、アニメ版「時をかける少女」の唯一の不足は、「ケン・ソゴル」の存在についてほとんど触れていなかったことだとか。
こちらのストーリーでは、和子と別れた後のケンが、姿を変えてずっと和子を見守っていたことが明らかになります。見事な回収。
しかも本来いるべき未来の世界でも、結婚はしてないとか。きゃー。純愛。
和子役の坂口さんとの二人芝居は、静謐な中にも愛しさと切なさと心強さ()が溢れていて、時空を超えた恋にキュンキュンしました。
ちなみに役者さんの名前は「おうみや・たろう」さん。キャラメル出身の俳優さんだとか。終演挨拶にて「最近やっと、おうみ・やたろうに間違われなくなってきました」とおっしゃってました。「これからも近江谷太郎をよろしくお願いします。ついでに池岡亮介もよろしくお願いします」とか言ってくださる優しいおじさま。


  • ≪まとめ≫

池岡亮介、キャラメルで過ごす夏。」と自ら銘打っているように、昨夏に引き続きキャラメルボックスさんとお芝居できたこと、池岡さん自身が一番喜んでいるようです。
素敵な共演者に囲まれて、可愛がっていただけているのも理由の一つでしょうが、キャラメルで本物のお芝居を貪欲に吸収して、確実に自分のものしている感じがあります。
普段はお酒とエガちゃんの話ばかりしているふわふわタヌキですが、ひとたび芝居に取り組んだ時の研ぎ澄まされた空気がとても好きです。しかも年々、切れ味を増している気がします。
次にキャラメルさんと共演した時にはどんな役を演じるのか、今から楽しみです。ぜひ今後ともよろしくお願いします、加藤総指揮!笑

映画「コープスパーティー」Blu-ray&DVD発売記念イベントレポ

♪日時:平成28年1月7日(木)19:30開演
♪場所:アニメイト新宿B2Fホール
♪出演者:生駒里奈(乃木坂46)、池岡亮介前田希美、JUN(BEE SHUFFLE)、山田雅史監督、祁答院慎(原作)

あけましておめでとうございます。
新年初のイケカツ。
昨夏、上映されたホラーゲーム実写化映画「コープスパーティー」のDVD発売イベントに行ってきました。

以前書いた記事で、「DVD買おうか迷っている」とかなんとか言っていた私ですが、結局こうですよ。

イベント抽選権欲しさに、ホイホイとDVD買いました。
実にホイホイと。
しかも、よりグロく、よりスプラッタになっている「アンリミテッド版」のほう。(そっちの方しかソフト化されなかった)

別にイベントに応募さえできればいいわけなので、中身を改めて確認する必要もなかったものを、
当選した途端「イベントを楽しむためにはしっかり内容の復習しとかないとNE☆」みたいな意識高い系オタクノリが顔を出し、正月早々に本編を見返しました。
テレビでは箱根ー!青学ー!山の神ー!とかやってる余韻もそのままに、本編観ました。

…撃沈しました。
全然、あけましておめでとう感ない。
観るの2回目だろうが、おこたでぬくぬくしながら見ようが、怖いもんは怖い。
グロホラーが大丈夫とか、あまつさえ好きとかいう人とはマリアナ海溝より深い心の溝があると思う。

(※)一応補足しておくと、コープスのストーリー自体は魅力的で好きです。映画もおもしろかったです。単にグロ耐性がないだけ。映画見てから一通り原作は勉強しましたが、秀作だと思ってます。単にグロ耐性がないだけ。(2回言った)


何はともあれ準備万端な当日、有給取ってやってきましたアニメイト新宿店。
都心アニメイトの地下ホールということで想定してはいたものの、会場は驚きの狭さ(笑
会議室くらいのスペースにステージと客席(パイプ椅子)が設けられていて、ステージ超近い。
たぶん客席は100席程度。私は60番台でしたがキャストとの距離感ゼロでした。
観客は男性:女性=7:3くらいかな?アイドル法被とかうちわを控えめに持ってる人もいて、生駒ちゃんファンが多い感じでした。
プレゼントボックスにお手紙をIN!し、映画主題歌の「バビロン」のエンドレスリピートを聞きながら、ワクワクして開演を待ちます。

ほぼ定刻にイベントスタート。
袖からつかつかっと歩いてきて司会を始めた美人さん、どこかで見たことある…!と思ったら、
映画キャストに名を連ねる、小坂温子さんでした。
主人公パーティ内での最初の被害者で、出番は少ないながら死に様で強烈な印象を残した結衣先生役です。
美女を惜しげもなくバルスする脚本は実に外道。
この日はゆるふわボブの髪型にフェミニンなスーツ…美しいッ。
会場にはサプライズゲストでさらにもう2人キャストがいたので、事前の告知よりもかなりキャストが来ていたことになりますね。

小坂さんの声掛けで登壇者入場!
キャーイケオカサーン!!(心の声)
ブログで「実家に帰って1日で5?太った」的なことを言っていたけれど、確かにライチの舞台のときより少しふっくらしてる。
KAWAII!(もう何でも良いようです)


以下、イベントの進行をざっくりレポートです。

・最初、生駒ちゃんのマイクが入っておらず、取り替えてあげるJUNくん。
・しかしその後ずっとハウリングの音が…。祁答院先生「僕の勘ではJUNくんのマイクがハウってる」
・池岡さん挨拶「あけましておめでとうございま…した」。まだ松の内ですよ。

  • 2.メイキングコメンタリー

♪DVDに収録されたメイキング映像を見ながら、登壇者が生オーディオコメンタリーしてくれました。

・池岡さんの容赦ないJUN君いじり。何かあるとすぐ「JUNくん」「そういえばJUNくん」「ところでJUNくん」と無茶振り。
・「メイキングもう見てくれた人いますかー?」の問いに次々と挙手する会場。池「JUNくんは?観たの?」JUN「えーっとえーっと、今から楽しみに見ます!」その後もう1回「JUNくん観た?」JUN「えーっと、観ました!」嘘をつくな嘘をw
・池岡さん、怖いのは平気ですか?→池「ダメです。全然だめです。出演したからって治らないです」年末の舞台からずいぶんと内臓系の作品に関わってますけどね。
・JUNくん寝癖事件。池岡さんと初対面のJUNくんは寝癖が直らずそのまま「はじめまして」になった。
・祁答院先生「静岡の3月の撮影現場は寒くて、みんなよく無事だなあって。撮影現場に遊びに行ったら、僕だけ風邪ひきました」一同「呪いですね」
・壁ドン(※コープス限定用語)の直前の子役さんと美沙さんのシーン。「子役にそこまでするかあ、というメイク」の子ども幽霊たち。あのシーンは、試行錯誤の結果、美沙さんは子ども幽霊に普通に引きずられることになったそう。
・直美が世以子を責めるシーン、「怒る演技って難しいですね」の文脈で、池「生駒さんは普段怒ったりするんですか?」生「周りの雰囲気が乱れてしまうので、怒りを抑える派。その代わり買い物で発散します。」からの、生「最近はアニメイトオンラインでおそ松さん爆買い。最新グッズは全部揃えてます。」な ん で す っ て。
・そこに乗っかる原作者先生。祁「いいよね、僕カラ松派」生「私、十四松です!」ここまでで充分オタ的にはハラハラ。池「JUNくん何松派?(唐突)」JUN「えっ?…高松?」一同「いないよ笑」見事にオチました。本題からはズレまくりだけどアニメイト的にはホットな話題。
・クライマックスのvsサチコのシーンで、池岡さんを正気に戻すため頬を平手打ちする生駒ちゃんのカット。「イケメンの顔に結構本気で平手をしてしまいました…ファンの皆さんすみません!」とステージ上で頭を下げられる生駒ちゃん。安心してください。いいんです。もっとやってあげてください。私たちは美少女に叩かれる池岡さんをもっと見たい(真顔)
・ラストシーンの撮影にて、鬼気迫る演技で涙を流していたにも関わらず、カットかかった瞬間とてもいい笑顔のまえのんちゃん。池岡さんのちぎれたアレを楽しそうに写メってる姿がこの日一番会場を盛り上げてた。女優さんってSUGEEE。
・撮影現場は静岡県某所の廃校。トイレのシーンのメイキングで「このトイレ実際に出るんですよね」「一番奥の個室だよね」と普通に話し出すキャスト陣。何それこわい。
・山田監督が「実際に体育館に幽霊いたよ」と言いだし「え、見えたんですか?」「いや、感じたの、気配を」とサラリ。何それ…こわい…。

  • 3.お年玉大抽選会

♪座席番号の抽選で、?登壇者と「幸せのサチコさん」ができる!?登壇者全員のサイン入りグッズ(台本、非売品B全ポスター、クリアファイルなど)が当たる!というドキドキ☆コーナー。

・超豪華な景品に客席そわそわ。当たるグッズごとに、キャストがくじを引いて番号を読み上げる仕組み。何でああいうの、自分が当たるような気がするんですかね。でも、100人中の20人くらいには当たっていたのでかなりの確率だったはず。悔しくはないけど、当たった人はうらやましいなー。サイン入り台本ほしかった。
・最後の目玉、くじで選ばれた2人が、登壇者と一緒に「しあわせのサチコさん」に参加。山田監督、祁答院先生に司会の結衣先生も加わって、サチコさん人形を持って円形に。JUNくんとまえのんちゃんの立ち位置がなかなか決まらず迷子w
・紙で作られたサチコさん人形、妙に大きい。しかも2枚用意してある。池「失敗したとき用ですかね」
・言いだしっぺのあゆみ役・まえのんが中心になって「サチコさんにお願いします」と9回。マイクを持っている指を折って一生懸命数える感じが可愛い。
・池岡さん、当選者の2人にさりげなくマイク渡して「声入れて」って言ってた(*^o^*)
・「これ結構失敗するんだよね」と言われていたものの、概ね成功!…しかしなぜかJUNくんだけ、紙片が遠慮がちサイズ。かろうじて紙片になってるけどだいぶ見た目がゴミっぽ(ry
・まあいわゆる「死の儀式」なので、キャストが「死刑宣告ですね」「今夜死にますね」と口々にwやめてww

  • 4.サプライズ企画!

○その1≪映画続編制作決定!≫
・イベント直前にプレスリリースがあったらしく、開場前にツイッターで見て知ってはいたけど、改めて制作側から続編決定の発表!湧く開場。
・生駒ちゃん「私にとっても記念すべき作品。続編にも続けて出させていただくのはとても嬉しいです。あと、祁答院先生にお願いがあるんです。続編ではぜひ!私を血みどろにしてください!」祁答院先生「えっ、いいの!?」
・池岡さん「続編ぜひ出たいです。でも出られたとしても腕はないと思います。その辺はまあご容赦いただければ…」
・JUNくん「僕はまだ出られるかわからないんですけど…でも出られるように頑張ります!」報道には出演決定って書いてあった気がするけど。
・監督「グロさ2倍、怖さ2倍で」えっ
・ところで「続編に池岡さん出演!」は嬉しいんだけど、ってことはまた、グロ怖いのを観に行かなきゃいけないってことで…。また目を半開きならぬ1/10開きくらいにしてガタガタブルブルしなきゃいけないってことで…。…誰か一緒に行ってくれる人いませんか。まじで。

○その2≪生駒ちゃんのサプライズ誕生日祝い!≫
・監督がいつの間にかスーッと姿を消し、「監督どこいった?」「さっきのサチコさんで1人だけ天神小に行っちゃった?」と騒ぐキャスト陣。なぜか照明も点滅気味。すわポルターガイストか!となったところで、「ハッピーバースデートゥーユー」と歌いながら監督登場。
・生駒ちゃん、最初自分のことだとわからなかったらしく(誕生日自体は12月)、まえのんに「私?」って確認してた。かわいい。
・会場で「ハッピーバースデー」合唱。20歳だから2本のロウソクを生駒ちゃんが吹き消す…かと思いきや、空調が強すぎて自然に消えてしまうロウソク。「あっ…」となるステージ。スタッフさんが慌てて火種を探すが、すかさず「大丈夫です!エアでやります!」と生駒ちゃんが勢いよく発声。そしてエアふー。
・苺ソースがまるで血()みたいにしたたっていて、まさにコープスケーキ!と評判のケーキでした。

○その3≪サプライズゲスト!≫
・映画キャストより、恐怖担当コンビ・ヨシカズ(真山俊作さん)と、サチコ(内藤穂之香ちゃん)がサプライズでいらしていて、気が付いたら客席後方に普通に座ってました。
・「ほのかちゃーん♪」と両手を振りあう登壇者とサチコのやり取りが天使でした。ていうかほのかちゃんが天使でした。

  • 5.登壇者全員によるお見送り 

・おおむね30分くらいでイベント終了が告げられる。お見送りがあるので、と、前の席の人から順に退席の指示。ステージの登壇者の前を通って会場から出る列を形成。剥がしの人もいないし、結構進みゆっくりなのかな?と思いきや…かなり流れが速い。急かされているわけでもないのに、なんかみんな、速足。せっかくだからもうちょっとゆっくり進もうよー…よー…よーぉ…(残響)
・という思いもむなしく、時代の流れ人の波には逆らえない日本人の私も、前の人にならって速足。なので、ほとんどのキャストさんとは言葉を交わすどころか視線が合ったかどうかも不明です。うう。でも、監督と祁答院先生に「続編観に行きます!」と宣言しました。決意表明。
・新年初の池岡さんの目の前に行った時のことは何かもうよく覚えていないんですが、「手紙書キマシタ…」とぼそぼそ言った。気がする。眩しくて顔はよく見えなかったけどたぶん目はタレていた。「お、ありがと」とか言われた気がする。なんか運動部の先輩にタオルでも渡した時みたいなシチュエーションだな……バスケ部の池岡先輩とかカッコいい……もう私なんて遠くから先輩のスリーポイントシュート見てるだけで満足ですし…本物に近づくと溶けちゃうんでもう…私みたいな冴えない後輩マネージャーに声かけてくれなくて大丈夫ですハイ………。
・みたいなことを考えながら横にスライドしたので、隣にいた生駒ちゃんには、「ヘラッ」って感じのキモい笑顔を向けてしまいました。なのに生駒ちゃんは「ありがとうございました♪」と完璧な笑顔で返してくれました。対応プロでした。泣けました。あんなに愛らしいお嬢さんにアラサーのキモい顔面を晒してごめんなさいという気持ち。
・結局のところわたくし、「お見送り」とか「接触」って身に余りすぎて苦手なんだということがよくわかりました。
・本当に一瞬で通りすぎただけだったけど、キャストの皆さん本当におきれいで、カッコよくて、新年早々あんなに近くで拝めたので2016年は絶対いいことあると思いました。ありがとうみなさん。私の初詣は神社でも大師でもなく、このイベントです。

○最後に個別の皆さんについて一言ずつ。
生駒里奈さん:生駒ちゃん、可愛いくて顔ちっちゃくてお肌ツルツルでお人形さんみたいでした。品の良いアイドルさんという感じ。要するに私の好きなタイプ。「乃木坂以外でこのようなフィールドがあることがうれしい」と言ってて、そうだよなー普段は全然違う世界の人なんだよな、と遅まきながら実感。キモい顔面を晒してごめんなさい(リプライズ)。

前田希美さん:ツインテールまえのん!可愛くてあどけないのに色っぽい。純正アイドル生駒ちゃんとはまた違って魅入ってしまいました。細くて華奢。衣装(少しアニメっぽい制服)での登場なのに全然違和感なくすっきり着こなしててさすがでした。女子コンビが本当に「女子」って感じで可愛かった。

♪JUNさん:甘いマスクのハニカミ王子。池岡さんとの男子コンビ最高におもしろかったです。ふわふわしたいじられキャラのようで、おいしいところを持っていくのがうまい!

♪山田雅史監督:佇まいから声までイケメンおじさま!素敵!ケーキ持ってくるときの優しいお父さん感よかったです。ぜひ続編では生駒さんともども池岡さんをいじり倒してくださいませ。

♪祁答院慎さん:作風はあの通りの鬼才なのに、飄々として腰が低く親しみやすい原作者先生。爽やかとも言える風貌のこの方からあのようなアレやらコレやら生み出されているのかと思うと世の中は不思議です。

♪真山俊作さん:長めの髪を一つに結ってちょいワル風。しかも気さく。え、本当にヨシカズ?って目を疑ってしまいました。サービス精神旺盛で、終演後、出口付近にサチコ役ほのかちゃんと一緒にいてファンの声掛けに気さくに答えてた。「サチコと一緒に写真撮ったるわ!」とカメラマン役までwwさすがにお願いする勇気はなかったけどほのぼのしました。

♪内田穂之香ちゃん:サチコ。なのに(だから?)マジ天使。笑顔がちょう可愛い。ヨシカズとコンビでいい味だしてました。終演後にアニメイトの出口近辺にいたので思わず、わぁっ!とか言いながら手を振ってしまったオタク(私)に、ぺこんちょとお辞儀してくれました。感涙。このサチコになら憑りつかれてもいいです。

○続編制作のニュースはこちらー。
http://eiga.com/news/20160107/20/
http://www.oricon.co.jp/news/2064964/full/