つかこうへい TRIPLE IMPACT「ロマンス2015」感想レポ

池岡さんと鈴木勝っちゃんのダブル主演舞台。
勝っちゃんは言うに及ばずゴーバスターズで大ファンだし、池岡さんとは『タンブリング』でも共演済み。
これは見にいくしかあるまい!…くらいの動機で観劇したらえらいことになりました。
以下の記事、ネタバレ全開の上にめちゃくちゃ長いです。

▼公演概要
作:つかこうへい
構成演出:中屋敷法仁
出  演:鈴木勝大池岡亮介、杉山圭一、杉ありさ、寺内淳志、柳喬之、山崎彬、岡粼大和
公演期間:平成27年2月17日〜2月22日
会  場:新宿紀伊国屋ホール

▼公式サイト
http://www.rup.co.jp/backnumber/tsukaKouheiTripleImpact.html

▼インタビュー記事
http://sumabo.jp/smartboys/news/2015/02/22/222%E5%8D%83%E7%A7%8B%E6%A5%BD%EF%BC%81%E8%88%9E%E5%8F%B0%E3%80%8E%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B92015%E3%80%8F%E3%81%A7%E3%82%B2%E3%82%A4%E5%BD%B9%E7%86%B1%E6%BC%94%E4%B8%AD%E3%81%AE%E9%88%B4/

  • 全体の感想

つかこうへいさんの名前を知らない人はいないでしょう。
けれど、私はつか作品を読んだことも、ましてや見たこともなかったです。
知っているのは蒲田行進曲の有名な階段落ちシーンくらい。
そんなイメージでいたものだから、オープニングからの流れは衝撃を受けました。
これ、現代劇じゃないの?サブカルコメディじゃないの?
下手したらそう思ってしまうような導入。イマドキなネタの応酬。恥ずかしげもない「ホモ」の連呼。
でも、物語が進んでいくうちに、とても「コメディ」とは言えなくなりました。
これは、とても美しい「愛の物語」です。

「もう、お別れなんだな。もう、俺はお前に愛されることに、怯えなくてもいいんだね。もう俺は、お前をいとおしく思う気持ちに、恐れなくてもいいんだね」(クライマックスの牛松のセリフより)

このお話には、「シゲル」と「牛松」という二人の青年が登場します。
一言で言えば男同士の恋愛の話だけど、男性同士でなくてはならない必然性はそれほど感じない。
さらに、男同士で恋愛していることの違和感もない。
人と人との関わり合いについて深く考えさせられる物語だと思います。

何がすごいって
「強い絆で結ばれ、時には拳でぶつかりながらオリンピックを目指す若き水泳選手達の物語」
とも
「四畳半一間で同棲する濃厚ホモが愛欲に塗れ、すれ違い破局しそしてやり直すまでの物語」
とも取れるところ(笑)

別れ話をした経験があればわかりやすいけれど
「好きなのに、大切なのに、2人の関係がどんどんがダメになっていく。」
「強固だと思っていた絆が、実は氷のように脆いものだったことに気付いてしまう。」
「少しずつ生じたズレが、もう元には戻れないほど大きいことを、ある瞬間にふと悟る。」
「それでも、痛々しいまでに求めあう」
誰でも持ちうる、そういう感覚。
普遍的な感覚のカケラが、これ以上ないほど丁寧に掬い上げられ、精緻に縫い合わされて表現されます。
コメディを装った極限までシニカルな描写には寒気すらします。

6日間7公演だけの上演で、しかも映像化されないなんて本当に勿体無い!
って思ってしまうけど、客席にいたからこそ感じ取れたものがあったのも事実。
瞬間芸術ってどうしてこうも儚くて残酷で愛おしいんだろうと、思わずにはいられません。
上手なレポはとてもできませんが、備忘録として書いていこうと思います。

  • あらすじ

舞台は第51回和歌山国体、水泳男子1500m自由形
天性の水泳の実力はあるが軽佻浮薄で、多くの男を誘惑したり、練習をサボったりと不真面目なシゲル(鈴木勝大)。
脚のケガの後遺症に苦しみながらも不屈の努力で結果を出し、水泳連盟からも期待されている牛松(池岡亮介)。
2人は出会い、いつしか惹かれあう。
そしてその2人の選手を、それぞれのコーチもまた愛していた。

国体当日、牛松は連盟やコーチの期待を一身に背負い、シゲルと対峙することになる。
最初のリードはシゲル、しかし実力は牛松の方が上。やがて2人は拮抗する。
けれど牛松はシゲルを抜き去ることはせず、ただじっと前を泳ぐシゲルの美しい姿を見つめていた。
牛松は「わざと」負けたのである。
結果、シゲルは優勝。牛松のコーチ百合子は事前の策略により、好きではない男・大石の元に嫁ぐことになる。
シゲルもまた、牛松への恋心を募らせ、2人は同棲生活を送ることになる。

ここまでが大まかな前半のあらすじ。
物語後半は、実に40分間にわたり、シゲルと牛松の2人芝居となります。
シゲルはやがて献身的な牛松を疎ましく思い、怠惰な生活に溺れていました。
壮絶な喧嘩の末、お互いに思いあっているのは確かだと思うのに、2人は別れを選択します。
「コンビネーション」なんて言葉では表現できない、魂のぶつかり合い。圧巻です。
そして物語は意外な結末を迎えます。


※深刻なトーンで書きつづけるともたないので、この辺から通常営業に戻します。


○ホモネタについて
・全編通して、衣装はほぼジャージか海パン。かっちゃんのブリーフ水着がえろい。
・主人公2人はもちろんのこと、登場人物はほとんどホモ。というか、ゲイ?
・勝大→「青木シゲル」。プリケツブリーフ水着ムチムチイケメン。世のゲイ達を骨抜きにしてなり上がって行く魅惑のホモ。
・池岡さん→「花村牛松」。トランクス水着硬派イケメン。でも女々しい。シゲルを一途に思うじめっとしたホモ。名前が至って古風。
・登場人物みんな、ホモであることに葛藤はなさそう、どころかホモホモホモホモ言ってる。たぶん30回以上言ってる(途中で数えるのやめた)
・というか、この記事R15あたり指定しなきゃいけないかもしれない。まかり間違って良い子のお友だちの目に触れるかもしれないところに「半裸の勝大が有象無象の男たちに後ろから抱かれて乳首つままれながら腰振ってた(^o^)/」とか書いていいですか?()
・直接的なシーンはないですが、下ネタ全開のきわどいシーンは数多く。主に、シゲルを狙うモブたち。手つきがやらしい。「俺たちの部屋に来るんだろ?来いよ…来いよ…」「あんなに激しかったじゃないか…」は正直キm………心にこみ上げるものがありました。
・池岡さんがかっちゃんにぶたれて「感じるゥ!いくゥ!」と良い笑顔で叫ぶシーンは心のビデオにしっかり刻まれました。


○オープニング
・客席まで覆ってしまうくらいの厚いスモークを焚いて、ガガ様の曲とサーチライト照明。何が起こるのかと思ったら、ジャージと海パン姿の男たちのダンス競演。……んんん?私なに見に来たんだっけ?と無意味に焦る。
・なぜか赤と黒の…ランジェリー?ボンテージ?姿でメンチきりながら勝大登場。くわえ煙草に火をともす池岡さん。…私なに見に(ry
・これから何が起こるのか、どんな舞台なのか全く予想がつかなくて不安感を駆り立てられる。
・派手!拍手!喝采!と称えらえる勝大を、まぶしげに見つめる池岡さん。
・生まれついてのタレント肌の「シゲル」と、コツコツ地味タイプの「牛松」の対比ということか。
・勝大のムチムチ感と、池岡さんの薄さの対比の妙。
・かっちゃん、すごいきれいなムチムチボディ。どうみても顔も体型も男なのに、オトコのランジェリーなのに、とてもセクシー。わき毛も薄い。脚に絆創膏張ってるときあったけどどうしたんだろう。
・池岡さんは相変わらず、贅肉のない薄くそれでいて引き締まったボディ。そのまま人体模型も務まりそうな筋肉。意外と後ろ姿が逆三角形なんですよあの人。
沙悟浄猪八戒、悟空という謎の人物が出てきて鮎川太陽が「赤い髪か…」とつぶやく、という、知らない人には全くわからないであろうネタをぶっこんでくる。※鮎川さんが最近まで出てた舞台「最遊記歌劇伝」のネタと思われます。ちなみに「最遊記」といえば筆者の青春をかっさらった作品でして(ry


○オカマ先生の独白
・シゲルの恩師・オカマ先生こと、山崎さんの熱演!すんごい迫力のある声、演劇の魂が宿ったような、光をともした瞳。なのに言ってることが、変。
・オカマとして生きることの葛藤、誇り、恐ろしさについて、情熱的に語る。
・「明日入学してくる新入生に、愛とは何かを説くの。ラメのパンツ一丁になって『人を愛することを恐れてはなりません』ってみんなに教えるの」「私、お化粧をして、きれいなドレスをきて、街を歩くの!」「でも、怖いの…怖いの。」
・愛とは何か、生きるとは何か?をまっすぐに語る姿に、なぜだか応援したくなる。この人は純粋な人だ、とわかる。「いつも心に太陽を持って、あなたたちは生きていくのです」と生徒に語る瞳の炯炯とした輝き。
・オカマ先生とシゲルはただならぬ関係にあった様子。勝大がオカマ先生を後ろから激しく抱きしめるがオカマ先生はやんわりと拒否。
・ここから神々しいまでのオカマ先生のターン。
・「シゲル君…私のことぶって」←なぜそうなる!?
・「グッチの鞭よ!」←だからなぜ…
・「鞭でぶって!もっとぶって!もっとグッチ!もっともーっとグッチ!」←最初笑えるけど、あまりの迫力に息を呑む客席。
・鞭で打たれて悶絶しながらも恍惚するオカマ先生。シュール。
・こうしてオカマ先生は生まれ変わったのだった…。←そうとしかまとめられない。

○和歌山国体…そしてシゲルと牛松の恋の始まり
・「波は〜ジェットコースタ〜♪」に合わせて、水着一丁でイケメンたちが踊り狂うナンバー。
・もんのすごいシュールだが、イケメンがやっていることなので許せる。
・勝大がウサギの耳のように手を上でぴょんぴょんさせるとことか「そうか、これが萌か」状態。
・終始真顔の池岡さんと、終始愛想笑いの勝大というキャラクター分けもよくわかるシーンです。
・ダンスが終わると、飛び入りゲストを交えた日替わりネタ合戦。かなりギリギリなネタの応酬。詳しくは別項で。
・男しかいない集団で「タンポンポーン」はアリなのかと小一時間(ry
PENICILLIN「ロマンス」に合わせ、和歌山国体の競技、シゲルと牛松の一瞬にして燃え上がる恋、そして牛松と百合子先生の別れを一気に表現。勢いだけで芝居がぐんぐん進んでいく感じ。曲の疾走感と相まってすごくよかった。
・コースを一心不乱に泳ぐシゲルと牛松。シゲルは前だけを見つめ、牛松はシゲルだけを見つめている、そんな構図。

○二人の同棲生活、そこに割り込むオカマ先生。
・シゲルと牛松が同棲を始めて2年。シゲルは選手生活を続けているが鳴かず飛ばずアトランタ五輪出場も逃していた。牛松はシゲルのコーチに転身するが結果に結びつかず。2人の関係は良くも悪くも落ち着き、惰性の関係になっていた。
・牛松の前に突如として現れるオカマ先生。さっき登場した時は少なくとも見た目は完全にオトコだったのに、うわー…「オトコの色が強すぎるオカマ」になってる…。真っ赤なドレスに網タイツ。宣言通りの綺麗な格好。しかしオトコ。
・なのに、脚がきれい。超綺麗。脚だけなら絶世の美女。
・オカマ先生はかつての恋人であるシゲルを想い「アタシならシゲルをアトランタに連れていけた」と牛松に吐き棄てる。
・ついでにあらゆる罵詈雑言で牛松にダメージを与える。
 「プリピナPは聞かないんでしょう!タケダとかサンキョウにしなさいよ!」←点鼻薬の話。
 「つぎはぎだらけのパンティはいてるくせに!」←そうなの?
 「タヌキみたいな顔しちゃって。どこから来たの?げんこつ山?仙波山?げんこつ山のタヌキさんー!」←メタネタたぬきいじりwww
・そしてなぜか微妙に牛松までオカマ口調に…。


○シゲルと牛松のすれ違い、壮絶な喧嘩、そして別れ。
・オカマ先生退場後、シゲルと牛松の2人きりの芝居がなんと40分間も続く。
・どこにでもありそうな、カップルの痴話喧嘩のようにも見える。どうでもいいところにこだわって、大事なところは見えないふりをして、本当に言いたいことは言えなくて、そして壊れていく。基本的にはギャグテイストなのに、「音を立てて恋がゆっくりと壊れていく」様が極めて冷淡に描かれています。「もう戻れない」感というか、喪失感と寂寞感がすごいです。原作者の脚本が偉大なのは勿論ですが、勝大君と池岡さんの鬼気迫る芝居、世界に2人しかいないかのような緊迫感のある演技が素晴らしいと思います。観ている間、息を呑むことすら忘れました。
・深刻なシーンとギャグめいたシーンの落差がジェットコースター級。セリフの多さがすごい。一瞬でもどちらかがテンポを落としたら切れてしまうような、殺陣を観ているような鋭さがありました。
・掛け合いの中で、お互いの言うことはどんどん変わるし、優位劣位もくるくる逆転する。近寄ったかと思えばまた突き放して、どれだけ自分が正しいか主張したと思ったら弱みを突かれて小さくなって。ごまかし、開き直り、売り言葉に買い言葉。舞台そのものが呼吸しているような、うねっているような、一つとして同じ瞬間はない感覚をびりびりと感じました。
・お互いのこと嫌いじゃないのに、むしろきっとまだ愛しているのに、馴染みすぎた故の甘えがあって、少しずつずれていって、それがどんどん明らかになっていってしまう悲しさ。牛松の凝り固まった自己犠牲(自己満足)の愛と、シゲルの子供じみた甘えの愛。どこまでなら許されるか試しているようなシゲルの刺々しい言葉が痛いです。
・静謐なシーンでの、海の底にいるみたいな照明がきれいでした。

≪まだ別れ話にまで発展しないうちの掛け合い≫
・牛「お前、二丁目でオカマと遊んでるんだってな。俺の作る料理は野菜が足りないって言ってるんだってな。わざわざキャベツ1玉持って行って、パリッつってキャベツかじってんだってな。」シ「そこはな、派手好きな俺の性格だよ。キャベツ小脇に抱えてる奴なんかほかにいないだろ。颯爽と店に乗り込んで『やあ、Cは足りてるかい?』って言いたいだけなんだよ。ワルだゼ!俺、ワルだゼ☆」牛「お前、かわいいな…」
・シゲルが牛松をくすぐって笑わせて、「やっと笑ったな☆」とやってから「ハァ」とため息をついて「オイ今ため息ついたろ」と却って怒らせるという、すごくありそうなやり取り。
・牛松の、脚を引きずって歩く仕草や鼻炎の症状が気に入らないシゲル。「ゴーゴーかヒックヒックかどれかにしろよ!お前のそのじとっとした目も気に入らねえんだよ!」と理不尽に責める。
・牛「俺さあ、お前の栄養のこととか考えたんだ。シドニーに向けて、1年目はめざし、2年目はわかめ、3年目はうずらの卵だ!こんなちっちゃいの」シ「何でウズラなんだよ」牛「小さくて可愛いじゃねーか。ストップウォッチも買ったんだぞ。走るお前の後ろを自転車でついていくよ。」←何かここで泣けた。
・牛「おいお前、こっちに来いよ」シ「何だよ(嫌そう)」牛「大事な話があるんだよ」シ「…(近づく)」牛「好きだ(抱きつく)」シゲルにゲシッと蹴られる、の流れを2回くらいやる。
・牛「俺さあ、お前より遅く起きたことないだろうよ。でもな、アレ本当はすっごく辛いの。朦朧としてんの。まぶたに目書いて『おはよう』って言ってんの。すごい低血圧なんだよ、並の低血圧じゃないんだよ 上が60で下が20。酷い時なんか、ないんだぞ。血圧がないの」シ「何でそこまでして早起きすんだよ」牛「だってお前考えても見ろよ、俺みたいに肩幅の広い男が、起きた時に横に見えたらいやだろ。」シ「別に嫌じゃないけど…」シ「嫌なんだよ!お前は!そういう!男だよ!じゃあ実際やってみろよ」寝ころぶ。起き上る。牛「いやだったろ」シ「別に…」牛「じゃあもう一回」寝ころぶ。そしてシゲルに覆いかぶさる牛松。ものすごい抵抗を受けてぶん殴られる。


アトランタ五輪への憧憬≫
四畳半の畳の上で、クロールの姿勢を取りながら、叶わなかったアトランタ五輪出場を夢想するシーンが痛々しく美しかったです。

シゲルが「いま、このアトランタに青木シゲル選手が日章旗を上げることができれば、メルボルンオリンピック山中毅選手以来の快挙であります!青木どんどん進んでいく!青木華麗なストローク!青木美しい!青木美しい!」と実況風に語り、「俺、きれいか?きれいって言うまで何度でも聞くぞ」と牛松に問いかける。牛松は「きれいだよ」と静かに呟く。「…バカやってるだけだよ」とシゲルは吐き棄てる。
「泳げよ!」とはっぱをかける牛松。「泳ぐよ!」と再度、クロールの姿勢を取るが、だんだん疲れてきて勢いが落ちていく。「あっ、青木沈んでいく、ぶくぶく沈んでいく。みんながどっと笑っている。青木、馬鹿だから手を振ってこたえている!」自虐するシゲル。「お前…腕細くなったな。もうばててるのかよ。」と苦しそうに絞り出す牛松。
「私こと青木シゲル!アトランタに行きたかったであります!行きたかった…」それまでの居丈高な勢いは失せ、か細く泣くシゲル。
代わって牛松が、畳の上でクロールを掻きはじめる。何やってんだよ今更、とそっぽを向くシゲル。
しかし牛松の口から出たのはシゲルの実況の続き。
「今、このアトランタに青木シゲル選手が日章旗をあげることができれば、メルボルンオリンピック山中毅選手以来の快挙であります。日本の青木、どんどん進んでいく、青木がんばれ、青木がんばれ、青木輝いている、青木華麗なストローク!青木美しい!青木美しい!青木、ひたすら美しい!!」

2人を結びつけた水泳に立ち返るこのシーンは、一番鳥肌が立ちました。

≪そして、言ってはいけなかった一言≫
アトランタへ行けなかったこと、オカマ先生を牛松が否定したこと、お互いのためにどれだけ自分が我慢しているか主張合戦になってしまったこと。いろいろなことがこじれて、ついに牛松は言ってしまう。
「俺はあの和歌山国体で、お前に、わざと負けてやったんだよ!」
それだけは、口にしてはいけない暗黙の了解だったのに。
そしてシゲルは言うのです。「俺たちもう終わりって気がするな。」

≪別れる方向へと振れる振り子、そして静かなキス≫
・シゲルに殴られて「いーやー!感じるー!いくううう!」とイイ顔で叫んだかと思えば「見て!血だよ!ただの血じゃねえんだぞ」「何だよ」「生理だよー!」と、なんかもう違う世界に行ってしまわれた牛松さん。からの、桑田圭祐の名曲に乗せ、無表情で家じゅう施錠しまくってシゲルを監禁する。
・「ふざけんじゃねえぞてめえこの野郎、五体満足で帰れると思うな?男と別れるっていうのは腕一本持ってかれるくらいの覚悟でやるもんだ!」とヤンデレ牛松さん降臨。桑田さんの歌声に乗り、コメディのような動きで、腕を折り、脚を折る。痛そーなのに可愛いシゲル。馬乗りになってこぶしを振りかぶったところで無音に……そして静かなキス。
・チュッという音が聞こえるくらい静かな舞台。男同士のキスなのに全然嫌じゃないこの感じ。何と言っても池岡さん男同士のキス慣れてますからね…(遠い目)
・「いやだいやだいやだ!俺絶対お前と別れたくない、絶対に離れないもん、一生お前のそばにいるもん!」と本音を漏らして泣きじゃくる牛松。そっと抱きかえすシゲル。それでももう戻れなかった。別れは目前に迫っていた。
・牛松を残し、去ろうとするシゲル。牛松は「もう、お別れなんだな。」「もう俺は、お前から愛されることに、おびえなくてもいいんだね。お前をいとおしく思う気持ちに、恐れなくても良いんだね。」と微笑みを浮かべてシゲルを見送る。ここで観客すすり泣き。私もすすり泣き。
・思い出すのは和歌山国体のシーン。シゲルは「牛松に見守られながらゴールしたことを確かめたかった」。牛松は「シゲルが掻いた水が、体に当たるだけでうれしかった」。もしかしたら2人の時間は和歌山国体で止まっているのかも、それでも、お前と過ごした日々を誇りに思う、と告げて、2人は別々の道をゆくことに。


○2年後、なぜかゲイバーのママになっている牛松。
・嫁いだ男の元を飛び出し、売女になっている百合子先生。牛松が、シゲルがアトランタに上げる日章旗を夢見たように、百合子先生もまた、牛松がアトランタで輝くことをずっと夢見ていた。かつて恋した牛松の思い出をかすかな依り代に、今日も街角で客を取る…。す、救いがない…。
・一方、牛松はゲイバーを仕切るママになっていた。まだ二年しか経ってないはずなのに、シゲルに尽くした日々のことをしんみり振り返り、ホステスたちに静かに語る日々。テレビでは、シゲルが海外で活躍しているニュースが流れている。
・柳、鮎川、寺内、岡崎各氏が演じる取り巻きのホステス達がキモ可愛くて愛しいです。ヘソ出しルックの柳さんはクリーニング屋で町内会長だし、寺内さん乳○見えてるし、鮎川さん一回キャミの紐切れたし笑
・ホステスたちがはけた後、牛松単独の独白に。たぶんこの舞台で初めて、牛松が1人になるシーン。今のこの人生を悔やんではいないと振り返った後で、それでも「アタシはやっぱり、夢を見てる…」とシゲルを思う牛松。すると。
・コロコロコロコロ…と唐突に舞台袖から転がってくる、本物のキャベツ(※)。
・ハッとして牛松が振り返ると、そこにはあの頃と何も変わらない、スポットライトを浴びて立つ派手な水着姿のシゲル。
・「やあ!Cは足りてるかい?そのプリピナPってのは効かないんだろう?」と、天真爛漫、軽佻浮薄な相変わらずの態度。超 か わ い い。
・「もう2年後にはシドニーだ!」だから一緒に目指そう、と牛松に手を伸ばすシゲル。うっとりとその手を取る牛松。そして物語は大団円へ。


○エンディング
・ジャージ姿の牛松と、海パン姿のシゲル。愛を謳歌するような2人のハッピーなターンから、出演者全員でのダンスへと入っていく。
ORIGINAL LOVEの「サンシャイン・ロマンス」に乗せて、2人の手でハートを作ったり、フォークダンスのような振りで池岡さんが女子ポジだったり、指を突き出して首振りをしたり、可愛いったらない。
・そしてまさかの…主演2人がマイク持って歌いだしているゥウウ!!(歓喜)もうね、反則。アイドルじゃん。背中合わせとかやめてよもうヒャッハァアアアア!!(大歓喜
・今までのシリアスなんてなかったかのように、うれしい!たのしい!大好き!な感じで舞台は幕を閉じるのです。



※ここでちょっと考察※
観劇後のツイッター感想をチェックしていて、複数の方がコメントされていたのが、「転がってきたキャベツ」。
それまで、徹底して小道具が一切登場しない演出(衣装以外すべてパントマイムで表現)にも関わらず、唯一具現化している小道具「キャベツ」。
ここには私も違和感を感じました。
色んな方のご意見を見る中で、一番納得のいく解釈が「キャベツ=現実と夢想の転換アイテム」でした。
(記録しておかなかったので、出典を明らかにできずスミマセン…)
つまり、「全てが虚構である演劇空間に、唯一持ち込まれた現実世界のキャベツ」が、
逆説的に、「演劇内部の『現実』を『虚構』に変えてしまうスイッチ」であるというものです。
つまり、キャベツが登場して以降のシーンはすべて虚構。言ってしまえば牛松が夢想する世界。
だってシゲルがあの頃のままの姿で登場し、2人がまた恋に落ちるなんて都合がよすぎるもの。
それまでのリアル路線から、ヘアピンカーブで多幸感いっぱいの大団円に持っていくの不自然だもの。
百合子先生をあそこまで不幸に描いておいて、牛松ひとりを幸せにするのも不道徳な気がするし。
キャベツ以降のシーンが「夢」であり、現実は変わらないと考える方が、お話としては綺麗です。完成度高いです。
…が、しかァし。
私自身はご都合主義のハッピーエンドが大好きです。
もう一度言います。ご都合主義どんと来いです。
なので、あくまでこのキャベツは、牛松が2年間探し求めた「シゲル」のメタファであり、2人を遡求するアイテムであり、そのあまりの強力さにより実体を持ってしまったエネルギー体である、と思うことにします。
無理やりとかは関係ない(キリッ)



○他のキャストさんについて
主役2人の関係性ばかり焦点を当てたところ、すっごい暗い舞台だったかのような書きぶりになってしまったのですが、
そんなことは全然ないです。
そんなことは、全然、ないです。
要所要所に挟まる共演者たちのスパイスは原色ギラギラ。
ホモの競演は極彩色。
タイやヒラメの舞い踊り。
出てくるたびに爆笑を誘うキャストの面々に、観客を暗くさせるつもりなんてないようです。
笑ったり泣いたり、心の中でツッコミを入れたり、本当に忙しい舞台です。

♪杉山圭一さん
北区つかこうへい劇団に所属されていたとのことで、つかさんの遺伝子を受け継いでいるお方。納得。
オカマ先生のすごいとこは、ものすごく変態だしやっていることは奇天烈だけど、人として尊敬できるところ。
爛々とした瞳の力強さと圧倒的な声量に驚きっぱなしでした。オカマ先生の網タイツ美脚はこの舞台最大の謎。
あと、実際の年齢32歳ということにもびっくりぽんです。舞台上では普通に40代に見えてた。役者さんってすごい。

杉ありささん
紅一点の百合子先生。華やか美人。コーチのコスチュームも売女になってからのボディコンも無駄にムチムチセクシー。
生徒(牛松)に片恋→生徒はホモになり、自分は好きでもない男の元へ嫁ぐ→流産→失踪→商売女に身をやつす、というこの舞台屈指の可哀想な人。「あなたは青木君に、わーざーとー負けた」と舐めるようなセリフはその後の牛松にずっと後を引いていたことでしょう。

♪寺内淳志さん
ロマンスチームのギャグマシーン。顔芸、体芸、ゲイ芸すごいです。ダンスのタコ踊りみたいな動きが謎すぎます。ほぼ奇行種。20世紀少年のネタもういいです。ラストシーンのホステス役ではキャミソールから乳○見えてました。ギリギリです。ホステスになったオカマ先生がシゲルと牛松のアパートに乗り込む場面の直前、寺内・柳・岡崎が演じる「大家と3軒隣の牛乳屋兄弟」の掛け合いが面白すぎました。オカマ先生に遠くから罵声を浴びせるのですが「オカマー」「網タイツー」「目の上、青!」とか小学生みたいな野次ばかりで、オカマ先生に「アンタ達、稽古場から進歩してないじゃない!」「千秋楽なのよォオオ!」と一喝されていました。

♪柳喬之さん
立ってるだけで面白い。顔小っちゃくて背が高くて細いというイケメンの条件をすばらしく満たしているのに、そこにいるだけで笑えるというオイシイ人。クラウザーⅡ世が見たら間違いなく「公然猥褻カット」と評すであろう髪型、舞台上でもはっきりわかる顔芸の妙。色んな役をこなしているのに、冒頭にほんのちょびっと「猪八戒」と呼ばれる役があっただけで、パンフレットの役名が「猪八戒先生」になってるのがシュール。人がレポをあっためている間に、いつの間にか仮面ライダーゴーストの御成役でスマッシュブレイクしていてびっくりです。

♪山崎彬さん
劇団「悪い芝居」主催とのこと。声の張り、滑舌、テンポ感、ともに抜群の安定感を誇っています。ネタコーナーのMCやらせたら天下一品。「ホモれ、励めよ」は名言。この舞台の男性キャラの中で唯一のノンケ男性なだけあって、並み居るホモたちへの平手突っ込みが容赦ない。というか、出演者いじりがとても上手。中堅芸人レベル。ちなみに個人的な話ですが私の知り合いに激似。

♪岡粼大和さん
かわいい。以上。
…えーと今回が演劇初挑戦だそうで、非常に初々しく瑞々しく、そうかと思えばメイド服ニーソ姿も厭わないなかなかの剛の者。リボン付きの海パンを恥ずかしそうに着用する様は垂涎…いや母性をくすぐられる。く某ジャニーズグループのボイパの人に似ている。


…さてさて、備忘録として書いたらまとまりのなく長いだけの文章になってしまいました。
他の人みたいに上手な感想は書けませんので、結びに、演出家・中屋敷法仁さんの言葉をパンフレットから引用しておきますね。

−−−『ロマンス』の登場人物たちは、このシビアな点(他人と分かり合うことなど不可能)ということを、痛いほどわかっている。
 わかりあえないとわかっているからこそ、彼らは互いに強く求めあう。
 わかりあいたいからこそ、すさまじいエネルギーで考える。言葉を尽くし、体を寄せ合うのである。
 現実の壁にガツガツとぶつかりながらも、ロマンス(空想、幻想)の世界に飛び込もうとしている。−−−

  • カーテンコールについて

大団円後、普通にカーテンコールが始まるのかと思いきや…「ここで終わらない、終わらせない!ロマンス2015チームによる無謀なる挑戦!つかこうへい舞台の再現!」と朗々と宣言され、キャストによる名作のシーン再現が始まるのです。

○初級革命講座 飛龍伝
山崎圭一さんと山崎彬さんによる、70年代の革命の再現!
北区つかこうへい劇団10期生、山崎圭一!!」
「劇団『悪い芝居』主催!苗字も同じ、山崎彬!!」
着替えが全然間に合わなくて、ドレスにジャケット羽織っただけの山崎さん素敵でした。

いつも心に太陽を
「第18回和歌山国体の透き通る水面には…」と聞きなれたナレーションに一同「??」となる。
寺内さんと柳さんによる二人芝居。青木シゲルが柳さん、見守る男・谷口に寺内さん。
「美少年役というプレッシャーに耐えられるのか、柳喬之!!」(必死のドヤ顔)
「未だに所属事務所が見つからない、寺内淳志!!」(ドヤ顔)
再現シーンは「青木美しい!青木色っぽい!」からの「お前…落ちたな体力…」のシーンでした。
「『ロマンス2015』の原作ともなった『いつも心に太陽を』は、来週から、もう少し美しいキャストで上演いたします!ご安心ください!」→「チクショー」となりはける。

蒲田行進曲
「毎年12月23日にはな…大部屋1人殺すのがしきたりなんだよ。カメラ止めるな!立ち上がれヤス…お前は勤王の志士だ…」
おなじみ蒲田行進曲
「銀幕の大スター・銀四郎には、スパイ出演の割にやけに目立っていた、鮎川太陽!」(険し顔から一転して超爽やかな笑顔)
「落ちぶれた大女優・小夏には、落ちぶれてたまるか、杉ありさ!」(黒ラメのボディコン)
「大部屋俳優・ヤスには、若干18歳・岡崎大和!(銀さーーーん!!!)大きな声で台詞が言えた、そのことをまず褒めてあげたい」(頭を照れくさそうに掻く)

○幕末純情伝
「国とは、男と女がいとおしく思いあう心のことぜよ!その心を持ち続ける限り、国は亡びん!!」
池岡さんソロ。土佐弁をキラキラした目で訴えてくる。
坂本竜馬には、池岡亮介!幕末を駆けぬけたスターを、D-BOYSのタヌキ顔が演じます。」

熱海殺人事件
大音量のピアノ協奏曲とともに、客席を通ってタキシード姿のかっちゃんが登場!
「お待たせいたしました。熱海殺人事件
「変人の刑事・木村伝兵衛を演じるのは、慶応ボーイ・鈴木勝大!お前の偏差値よ、どこへ行く…!」

コメントがいちいち、カンパニーにあふれる明るさを感じさせてすごく楽しかったです。
かっちゃんをセンターに据え、改めてカーテンコール。
「人前で話すの苦手だからどうしても動きがおかしくなっちゃう、すみません。」と言う池岡さん。
確かに役から離れた瞬間、お目目ぱちぱち鼻こすこすするただのタヌキさんになってますね。
カンパニーへの感謝、来てくれたお客さんへの感謝を述べて終幕!


  • BGM備忘録

劇前・劇中で使われていたBGMのわかったところだけ、備忘録的に書いておきます。
何がすごいってBGMは全曲「ロマンス」縛りで、しかも必ず場面に合った曲を使ってるところ。職人芸。

○開演前の客入れBGM
♪EQUALロマンス/CoCo
♪ちいさなロマンス/マイリトルラバー
♪ロマンス/聖飢魔II
♪Wild Romance/氷室恭介
♪ロマンス/原田知世

○開演後
♪Bad Romance/レディー・ガガ
 冒頭のダンス。なぜ君がセンターなんだ鮎川太陽。柳さんと寺内さんの動きが謎すぎる。
 思いっきりスモーク焚かれるので前列の方はほとんど見えなかったりする。
 勝大の赤と黒のボンテージランジェリーのインパクトがすごすぎ。
 勝大が加えた煙草に火をつけるほど魅入られる池岡さん。

ジェットコースター・ロマンスKINKI KIDS
 競泳が始まると同時に、牛松とシゲルの恋が始まることを予感させるシーン。

♪ロマンス/PENICILLIN
 マサルさんを思い出してはいけません。シゲルと牛松の燃え上がる恋、そして新たな生活の序章。

♪ロマンスのスタート/乃木坂46
 和歌山国体の華やかさから、オカマ先生とシゲルの秘めた思いをたたえる2人芝居へ。

ロマンスの神様広瀬香美

♪ロマンス/岩崎宏美

♪ロマンス/ガロ

本当は怖い愛とロマンス/桑田圭祐
 シゲルとの避けられない別れを感じた牛松が、ぷつんと何かが切れたように無表情でシゲルを痛めつけていく。

♪ロマンスを語って/Berryz工房
 時は流れて数年後、シゲルを思いながら嬌声飛び交うゲイバーのママになっている牛松。

シルエット・ロマンス来生たかお
 百合子先生の独白。牛松への恋心への懐古と、転落してしまった自分の人生を振り返る。

♪サンシャインロマンス/ORIGINAL LOVE


  • 日替わりネタについて

和歌山国体のシーン、選手一同揃う場面で日替わりネタコーナーがあります。
山崎さんがMCで出演者に無茶振りをしていく。主に「いつも心に太陽を」からのスパイ出演である鮎川太陽に対して「お前スパイなんだろう!どんな情報を流してくれちゃうんだこの野郎!」みたいな振りから入り、「我らロマンスチームには、そんなギャグセンスのやつはいないのだ!行け!」と今度はロマンスチームに無茶振りします。あと、客席からゲストを呼んで舞台に上げます。
勝大と池岡さんが笑いをこらえていることが多くてかわいい。

○2/20夜日替わり
鮎川 一発芸 ケンタウロスやりまーす。→それミノタウロスじゃね?
寺内 (20世紀少年の感じで)けーんじくーん、あーほーになーりまーしょー→デデデデデデーンデーデデーンデーン(謎のタコ踊り)

客席ゲストからは何とネガティブモデルの栗原類さん。
ネタを振られたところ、帽子を飛ばし、靴を脱いで、まさかのタコ踊り。しかもすごい軟体動物っぽい。
舞台上で誰よりも申し訳なさそうな顔をし、終わった後に栗原さんの肩を抱き「ありがとう!」と健闘をたたえる鈴木勝大
栗原類さん、出番終わっても終演するまで、むしろ終演後もそそくさ帰ることなく普通にJ列に座っててすごい好印象でした。

○2/21昼日替わり
鮎川 「コンビニシリーズ」。(「すぐそこサンクスのメロディで」)すぐ♪そこ♪3キロ♪
山崎 ちょっと!池岡気に入っちゃってんじゃん!…まあ気を取り直して!行け(柳)!
柳  「平井堅さんによるジェットコースターロマンスを歌います」→「なァみ〜はァア〜〜ジェットコォオスタ〜〜」めっちゃ似てる。
鮎川 ところでさっき仕入れた情報だが、池岡亮介の勝負パンツはヒョウ柄のキティちゃんだ!
池岡 違う違う!
山崎 ちょ、なんか池ピーがやけどしたみたいになってるじゃん!

このあと、客席に座っているゲストを呼ぶ。この回のゲストは「初級革命講座 飛龍伝」から大谷栄子さん。寺内さんの持ちネタ「けーんじくーん」を一緒にやってくれた。

○2/21夜日替わり
鮎川 「コンビニシリーズ」。セブンイレブン♪いい身分♪
寺内 「宇宙の支配者」水金地火木ドッカン!ドッカン!
この日は「いつも心に」チームが登場。「あなたは水泳競技で優勝しました!そのときの一言とは?」
柳下 お稲荷さんが好きです。でもゾウさんがもっと好きです。
龍輝 初日の出(手のひらから乳首をちらつかせる)

…何か全体的に下品w
あと手元のメモに「土井一海 絶品だァー!」って書いてあるんだけど何のことか忘れました。すまんワンワン。

○2/22千秋楽日替わり
飛び入りゲストに三津谷亮∞と武田航平くん。そして演出家の中屋敷さんと中屋敷Jr(天使のような幼児さん)。この「Jr」があまりにも「持ってる」ので、観客全員の心をつかむ伝説の日替わりとなりました。
何でそうなったか忘れたけど、三津谷「濡れ濡れにゃん♪」武田「イッちゃう〜♪」と、ヒドいと言えばヒドすぎるネタを散らかしていたのですが、そこに黒子のような中屋敷さんと、よそ行きにおめかしした中屋敷Jrが登場!
中屋敷さんがJrを抱っこして代わりに喋っている感じだったのですが(「無論だ」とかめっちゃ良い声で笑った)、Jrにマイクが向けられた瞬間、絶妙のタイミングで「へっ♪」と天使の笑顔を客席に向けるJr。舞台というものをわかってらっしゃる。観客が一体となって、Jrの可愛さに虜になりました。もう圧勝。
中屋敷Jrが登場している間、池岡さんと勝大があまりの萌えに2人して顔を覆っているのが可愛すぎました。

映画「ガールズ・ステップ」感想(*ただし池岡亮介さんに特化)

▼公式サイト
http://www.girls-step.com/

▼映画概要
監督:川村泰祐
原作:宇山佳佑
脚本:江頭美智留
キャスト:石井杏奈小芝風花小野花梨秋月三佳、上原実矩


「池岡さん映画出演決定!」
…との一報が出て以降、あんまり池岡さん公式情報で広報されないナー、と思っていたので、出番もさほどないだろうと期待せず、軽い気持ちで観に行きました。

予想通りでした(笑

役どころは、主人公が恋する男の子のチームメイト。
役名をつけるとすると、「バスケ部員B」くらいかな。いやCかもしれんな。
名前なし、セリフなし、単独でのカットなし!
びっくりするほどエキストラ!

池岡さんが一番輝くシーンは、物語の最初の転換点となる、お祭りでのダンスシーン。
最初は探り探りでポカばかりだった主人公たちが、だんだんノッて楽しそうに踊りだすところで、
「いいぞ!」みたいな顔して手をたたいて煽る場面ですね!
このシーンは顔もハッキリわかるし、表情もキラキラでよい!うん!満足!

裏を返せば、それ以外は表情のわかるシーンないです(笑
でもそこは池岡亮介定点カメラを自称するわたくしですから、
たとえ遠目でも、
たとえピントが合っていなくても、
たとえ画面から見切れていても、

バスケ部員Cを骨格で特定できます(キリッ)

体育館のバスケの練習風景が映るたびに、身を乗り出して探しました。
一緒に観てくれた空衣ちゃん、挙動不審でごめんね。
おかげで何か所か、小さいけれど姿を発見できましたよ。
得意分野のバスケをしている姿をもっと見たかったけど、それはまた別の機会もありましょう。


まあそんな感じで、池岡さんの出番はびっくりするほどエキストラでしたが、映画自体が楽しめたので、チケット代のモトは十分取れました。
簡単に感想をば。

ざっくり言うと、「ウォーターボーイズ」とか「スウィングガールズ」の系譜を彷彿とさせる、青春ストーリーです。
冴えない女の子たちが、「ダンス」という共通の経験を通じて、結束し、成長していく物語。
展開としては王道なのですが、主人公グループ5人、通称「ジミーズ」のやり取りが軽妙で、飽きませんでした。
途中にはかなり重い展開で、現代の病理をにおわせるところもありつつ。
(クラスの女子同士で、「イジメ」と「イジリ」のボーダーあたりを攻めてくる場面は妙にリアルでした)
困難を乗り越えて、大舞台で演技するクライマックスでは、わかっていつつも全力で応援したくなります。
それまでの「ジミーズ」から一歩踏み出し、かけがえのない友を得た主人公たちの笑顔に、カタルシスはばっちり。

それにしても、

それぞれの家庭事情やコンプレックスを打ち明け、
苦しい結末に終わった恋愛を分かち合い、
最初は反発していた指導者の言葉を受け入れ、
主人公チームを目の敵にして妨害していたグループともいつしか分かり合い、
華やかな大舞台で自分達なりの表現し、キラキラと輝く…って、

天使にラブソングを2」かっ!(古い)

ダンス部の活動に反対していたある母親が、こっそり会場に来て、がんばる娘の姿を認めていく…
なんて、そのまんまじゃないですか。
まあ、私はこういうの好きなので、何の問題もありませんが。

今、がんばっている人を勇気づけて、背中を押してくれるような、さわやかな映画だと思いました。
女子高生の素直な笑顔はやはり観ていて気持ちいい。
私自身はどちらかというと、「彼女たちみたいにがんばろう」というよりは「前を向いて進めるようになってよかったね」と、
主人公たちを応援する立場で観ていましたけどね。たぶん年のせいだけどね。


○主人公・石井杏奈さん
 →後から知ったのですが、E-girlsの方なのですね。道理でダンスが軽やかなわけだ…。自分に自信がなくいじけていた日々から、チームを引っ張っていくまでの変化がよかったです。
小芝風花さん
 →小柄で清楚で可愛らしい。でも影のあるキャラ。とあるシーンでは目のやり場に困る…!Dステ「夕陽伝」ではよろしくね!
秋月三佳さん
 →がり勉でコミュニケーション下手でスタイルも悪い…というキャラクターを演じていましたが、本人は至って美人さんということが後から判明して仰天。美人オーラ完全封印してたわけですね。女優さんってすげえ。
小野花梨さん
 →「空気読めない勘違い女」キャラクター。でも憎めない。子役さん出身なんですね。
○上原実矩さん
 →ヤンキーだけど乙女心も持っている不器用な子。漢気あふれる金属バット殴り込みかっこよかったです。彼氏役の山本裕典さんがいい味出してた。

映画『コープスパーティー』(できるだけ)感想

池岡さんがホラー映画に出るというので、行ってきました。(白目)

  • 情報

▼公式サイトはこちら。
http://cp-movie.jp/#
映画は2015年8月1日公開。監督は山田雅史。

▼キャスト
生駒里奈(乃木坂46)、池岡亮介前田希美、JUN、喜多陽子、美沙玲奈、諒太郎、松浦愛弓、金山一彦

▼ストーリー(公式サイトから)
高校生活最後の文化祭も終わり、どこか寂しげな雰囲気の中、直美(生駒里奈)は、幼なじみの哲志(池岡亮介)やクラスメイトたちとクラスで文化祭の後片付けをしていると、怪談好きの委員長あゆみ(前田希美)の提案で、「ここにいるみんながずっと友だちでいられる」といわれているおまじない「幸せのサチコさん」をすることに…。
しかし、そのおまじないの正体は、過去の凄惨な殺人事件で廃校になった、閉鎖された異空間『天神小学校』へといざなう呪いの儀式であった。果たして呪われた校舎で閉じ込められた直美たちを待ち受ける運命とは…。


▼予告動画はこちら(勇気がある人だけ)(でも池岡さんは可愛い)
https://www.youtube.com/watch?v=4KiJ6xeuAKE


  • 感想

…ええ。観てきましたよ。1人で。怖い思いしてきましたよ。みなとみらいまで行って。

自慢じゃないが、未だに寝るときにお布団から足首出せないくらいビビりのわたくしが、「学校の怪談」みたいなジュブナイルものでも観ちゃうとトイレ行くの怖くなるわたくしが、ホラー映画なんかわざわざお金払って観に行くわけないじゃないですか。
池岡さんさえ出ていなければ。
池岡さんさえ…。
………。

罪な男め。


とりあえず観劇前の私のイメージとすると
 ・ホラーゲームの実写化
 ・池岡さんが準主演らしい
 ・なんか原作は伝統があってホラーゲームの金字塔っぽい
 ・めっちゃ怖いらしい
この程度。(公式サイト見るのも怖くて嫌だったため事前に情報収集せず)

地元・群馬では公開している劇場がなかったため、「時をかける少女」の観劇スケジュールに合わせて、
みなとみらいの「ブリリアショートショートシアター」を訪れて視聴した次第。
景気づけにコロナビールを購入し、池岡さんのポスターを入手し、「主命とあらばァア!」な感じで劇場に飛び込みました。


≪注≫!ここから盛大にネタバレ!

感想:「もう二度と観たくないッ!!!!」(最大級の賛辞)

「これでもか!」と言わんばかりの残酷なグロ&スプラッター描写。
登場人物を殺すのに1ミリも躊躇がない脚本。
ホラーの定石とも言うべき、気が付いたら後ろにいるアレな方々。
すみません私が悪かったです許してくださいィイイ!!!(土下座)

だいたいのシーンで1/10くらいの薄目でした。
池岡さん見逃すともったいないから完全に目をつぶることはなかったけど、薄目でした。
すでに本編前の導入動画だけでもうエスケープしたくてたまらない。
しかも、後ろが壁で人の気配がしないことを期待して最後列を指定したのに、私の後ろ、通路だった。
めっちゃ風、吹き抜けてた(気がした)。
何度後ろを振り返ってハラハラしたことかわかりません。

ちゃんとしたホラー映画なんて見たこともないので、ほかの映画と比べることもできないんですが、
暗めの大画面の中、絶えず「何か」が起こっていた印象です。
少しでも目を離したら、次の瞬間には取り返しのつかない「何か」が起こっている気がしました。
それだけスピーディーで、リスキーで、一瞬も気を抜けない物語でした。
音でビックリさせる系の怖さじゃなかったのは、ちょっと救われたかも。

何よりおぞましいのは、
こんなにホラーホラーしてて、幽霊バーン!瘴気ムーン!画面モノトーン!みたいな世界観なのに、
登場人物たちの最期はおしなべて「物理的に殺される」っていうところ。
そこまで強い怨念があるなら、霊障で何とかしよーよー。
デスノート的に心臓麻痺とかでウッてすればいいじゃん。
何で無駄に○○がまき散らされたり○○があらわになったり○○がもげたりするのか。
いやいや、壁ドンってそういう意味じゃないでしょー。
そんなものでお腹刺したら痛いでしょー。
もう○んでるのにそんなザクザクしたら可哀想でしょー。
先生、せっかく美人なのに、生きてる時間少なすぎでしょー。

そんなツッコミでもしなければ乗り切れなかったです(涙)

とまあ、終始うっひゃああああ!なビビり方をして、観劇後もしばらく硬直してロボット歩行していたわたくしですが、
今にしてストーリーを思い返してみると、多重に伏線が練られていて、サスペンスとしてはとても面白かったです。
この異常な状況も、もとを手繰れば原因があり、解決方法があると示唆され、謎解きパートもあるという。
中にはホロリとさせるような人間ドラマや、哀しい運命の描写もあったりして。
閉鎖空間である「天神小学校」で起こっていることは、とある人物の強い思念がもとになっていて、しかもそれは、これまで犠牲になった人々を取り込んでどんどん増幅するような禍々しさがあります。
チート的な能力を持った霊能力者すら太刀打ちできない絶望的な状況。
解決方法がわかってからもさらに多大な犠牲を払ってしまう主人公たち。
しかも完全な救済は存在しないという、胸糞が悪く後味の悪いオチでした(褒めています)。

こどもの幽霊が3人出てくるのですが、例外なくみんな怖かったです。
特に、物語のキーになる赤い服の女の子・サチコ!
原作ファンからも「本人」と称されるくらい、イメージ通りの子役さんだそうですね。
最初、普通の純粋な顔して出てくるもんだから、てっきりトイレの花子さん(ポン○ッキ)的な、脅かしもするけど最後は助けてくれる、良い霊かと思ってました。
ダマされました。
どんなに悲しい過去があってもあんなことやこんなことやそーんなことしちゃダメ!!(半泣き)

でも、どうやらこれでも、一般向けにするために相当マイルドな仕上がり()になっているようで、
カットされた「残酷シーン」や「殺害シーン」を盛り込んだ「アンリミテッド版」が9月に公開予定だそうですね。
……観に行かないよ!!絶対に観に行かないんだから!!!


全編通して、ほとんど口から泡吹いてピスタチオみたいな顔をしていたわたくしですが、一つ救われたことが。

池岡さん、めっちゃ主人公してた。

仲良しグループかと思いきや意外と恋愛事情がドロドロしている登場人物たちの中で、
池岡さん演じる哲史は、ほぼ唯一、全員に好かれている(少なくとも嫌われていない)、いわゆるイイ奴。
ビビりで気が弱いけど、いざという時は肝が据わっていて、妹や仲間のために、危険を顧みず動くことができる。
映画版では主人公ポジションを直美に譲っているけれど、本来のゲーム版では、哲史が主人公らしいですね。納得。

ハサミ持ったサチコに迫られて怯えおののくシーン(可愛い)、
何かを決意したように穏やかに笑う表情(フラグ全開)、
はぐれてしまった妹を心配して学校中探し回るプロ兄ぶり(ほとんどシスコン)、
とってもよかったです☆
…うん。でもシスコンキャラだからこそ、ラスボス戦の妹の扱いはPTSDものですよ。本当、脚本容赦ない。

他の登場人物のように、中身丸見えになったりザクザクされたりといった痛そう()な末路ではなく、
自ら望んで人を助けるために犠牲になったという最期は、とってもオイシイ役どころだと思いましたよ。
ラストステージまで生き残って、怨霊をとりあえず沈静し、儀式を経て、現世に戻るはず…だったのですが。
女子の中でもちょっとクズい子(すみません)と、ちょっと役に立たなかった子(すみません)が現世に戻れて、穏やかなBGMが流れる中、一緒に帰ってきたはずの哲史が……

…………えーと、ちょっとパーツが足りないカナ?
…ていうか、一部分しかないカナ?
うわぁあああああああああ!!!!!!(悪夢)

あのラストシーンはめでたく、わたくしの中でこの映画いちばんのトラウマシーンになりました。
いや、本当によくできたオチだと思います…。
エンドロールで池岡さんの名前が流れてきたときは、思わず涙しました。
そのエンドロールの後にさらなる絶望のオチが待っているとも知らずに…。

その後観劇した「時をかける少女」では、池岡さんにちゃんと○がついていたので人知れず安堵(当たり前)。

今まで見たことのなかった表情をたくさん見せてくれたので、とっても新鮮でした。
でもできればホラー映画はこの作品をオンリーワンにして欲しいナ(*^o^*)

  • 他のキャストさんについて

書きたいことはいろいろなのですが、主人公チームについて一言ずつだけ。

生駒里奈さん(乃木坂46):言わずと知れた国民的アイドル。端正なお顔で目の保養!淡々とした感じが映画の雰囲気に合っていました。後ろに誰かがいる率が高いお方。
前田希美さん:芸歴が長いのと、ホラー慣れしているのもあって、演技が頭一つ抜けて上手でした。可愛いけどいろんなことの元凶。結局生きてる人間が一番怖いんや…(ガタガタ)
▼JUNさん:男気ある金髪不良の良樹を好演されていました。ストーリーを一番引っ張ってくれた功労者。そして報われない。
喜多陽子さん:切ない思いを秘めた優しい良い子。怖い場面でも、想いの清らかさが伝わってジーンとしました。
▼美沙玲奈さん:諒太郎さんとの絡みをもう少し見たかった。こどもに優しいがゆえにあんなことに…。クイーンオブ可哀想なキャラ。
▼諒太郎さん:イイ感じにキモチワルイ!これぞお手本のような変態!とか思ってたら、お兄さん、テニミュ出てるのね…。
▼松浦愛弓さん:一番悪くないのに、一番ひどい目にあう可哀想な子。お兄ちゃん大好き。小学3年生くらいかと思っていたら、設定上も、実年齢も中学生と聞いてすんごいビックリ。

  • まとめ。

何だかんだ言って、今回、何よりも怖かったのは、何気なくつぶやいた感想ツイートをふぁぼってくださったお三方が、
原作者様と、脚本家様と、映画公式アカウントさんだったことですかねー。ははは。はは。

とりあえず今回、「池岡さんへの愛はホラー映画の恐怖をも凌ぐ」と判明し、上がらなくてもいい魂のステージが上がりました。
DVD買うかどうかは……しばらく悩みそうですorz

おまけで、映画の宣伝で池岡さんと前田さんがラジオ出演した時のレポつけときます。

コープスパーティー」の宣伝のため、池岡亮介さんと前田希美さんがキャストを代表してラジオ出演しましたので備忘録的にレポ!
でも池岡さんのことしか書いてませんごめんなさい。

▼出演番組
平成27年7月12日 24:00〜 Nack5ラジオ「THE WORKS」
ラジオがアナログダイヤルでチューニングするヤツしかなかったので、直前までああじゃないこうじゃないとツマミを調節していました。

▼発言内容を箇条書きで。
○オープニング
・紹介のされ方「代表作はミュージカルテニスの王子様2ndシーズン。映画『1/11』で初主演を果たしました」
・池岡「何か恥ずかしいですね」
・愛称は?と聞かれて当然「よく言われるのはいけぴーです」終わるまでずっとMC2人からいけぴー呼び。
・夏は好きですか?と聞かれ、「好きです。身軽に短パンTシャツ1枚で出かけられるから。」

○質問コーナー
・最近はまっていることは縄跳び。二重跳びとか限界まで挑戦したい。走り跳びを30分やり続けるとかしたい。
・性格はマイペース。最近めちゃめちゃよく言われる。MC「マイペース感ただよってるよね」
・美味しいと思うものは枝豆。この美味しさに勝るものはない。枝豆丼でもいける。
・休日過ごす場所は漫画喫茶。漫画喫茶で飲む酒が大好き。持ち込みOKのところに酒を持って行って1人で飲む。基本1人でしか飲まない。だから友達が増えてくれない。友達ができる希望は持っている。
・最近怖い場所はトイレ。定期的に真っ暗なトイレで用を足したい周期が来るが、出るときに電気をつけてしまう。うっかり前つけてしまった電気のことを忘れていて、何で電気がついてるんだろう?となる。そんな自分が怖い。

○「コープスパーティー」のエピソード
・役どころについて。池岡「臆病で気が弱い青年だけど、妹に対する愛情が深く、周りの人間にも人当たりがいい。好かれても気づかないくらい鈍感。」
・撮影中、共演者(美沙さん)ツイッターに心霊写真が…というエピソード。制服のスカートを写した写真で、スカートの中から手が!
・MC「え、それ大丈夫なの?スタッフ一同でお祓いとかいかないの?」前田「うーん行ってないですねー」というところで時間切れ((((;゚Д゚)))))))

○視聴者へのお知らせ
・池岡「劇団キャラメルボックス『時を賭ける少女』が初めて舞台化されます!劇場に足を運んでください!」


…お祓いしなくても大丈夫だったことを全力で祈っております!!(滝汗)

*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』感想レポ

  • 情報

【日時・場所】
  東京公演 2015年4月18日(土)〜26日(日)/AiiA 2.5 Theater Tokyo
  神戸公演 2015年5月1日(金)〜2日(土)/劇場名新神戸オリエンタル劇場
【作】伊坂幸太郎/漫画:大須賀めぐみ
【演出】鈴木勝秀
【出演者】*pnish*(佐野大樹森山栄治、鷲尾昇、土屋裕一)/ 池岡亮介、味方良介、Ry☆(ギルティ†ハーツ、AiZe)、影山達也/
細見大輔ラサール石井

【参考URL】
▼公演概要
 http://www.nelke.co.jp/stage/pnish_vol14/
▼公演紹介映像
 http://www.nelke.co.jp/chanelke/maou_spot/
▼池岡さんブログ
 http://ameblo.jp/ryosuke-ikeoka-we/entry-12014415768.html
 http://ameblo.jp/ryosuke-ikeoka-we/entry-12022188087.html

【観劇日時】
 4月18日(土)13:00
 4月24日(金)19:00
 4月25日(土)13:00/17:00


【公式HPより】
「演劇ユニット*pnish*が、3年半ぶりにお届けする本公演は初の2.5次元作品!?
魔王 JUVENILE REMIX』(原作:伊坂幸太郎 漫画:大須賀めぐみ)!!
脚本・演出の鈴木勝秀と共に2.5次元作品をがっつり演劇に!?
乞うご期待!!

「魔王となって…君はどうする?」
犬養率いる謎の自警団「グラスホッパー」の集会で安藤は謎の死を遂げる。
死の真相とは?兄の敵とは一体誰なのか・・・。
安藤の弟:潤也は、兄の死の真相を探るため、そして復讐のため、自身の特殊能力を武器に勢力を集め、
兄への想いを胸に立ちあがろうとしていた。
傾く未来は荒廃か、晴天か―

  • レポ

御無沙汰ぶりのレポ更新となります。
前回更新からいつの間にか半年ほどが経過し、この間、何もしてなかったわけではなく、
 ・ロマンス2015観に行ったり、
 ・7DAYS BOYSの前夜祭イベントに参加したり、
 ・D2バスツアーに繰り上げ当選で参加したり、
 ・魔王観に行ったり、
 ・コープスパーティーの映画にガタガタしたり、
 ・時をかける少女観に行ったり、
池岡さん可愛いクラスタとして一通りのことはしていたのですが、文字におこす作業をサボりまくっていました。
今回の「魔王」とか、そろそろDVD出てんじゃないかな…と遠い目をしつつ、せっかく書いたので上げてみます!汗

・・・・

池岡さん初主演舞台として非常に楽しみにしていた舞台「魔王」
観終わった後、衝撃からしばらく立ち直れませんでした。
劇場のステージというわずかな空間で、パラダイムシフトを迫られたような(大げさか)。
レポートの書き方も、今回はちょっと悩んでいます。
だって、どうしたって作品(ストーリー)の感想と舞台の感想が入り混じってしまう…。
とてもシリアスで、いろいろなものを突き付けてくる物語です。
ということで、最初に少しストーリーについて触れます。

私の観劇セオリーとして、「初演は前情報を入れず、2回目以降はしっかり原作を押さえたうえで」っていうのがあって、
初演と2回目の間の1週間で、漫画・小説ともに読破したのですが…

これがもう、現代に対するすがすがしいほどド直球なアイロニーのかたまりでして、

読み終わった後にぐったり疲れました。

舞台は現代〜近未来の日本のとある自治体、自警団から新政党にまで躍進した若手グループと、その総裁・犬養。
この若きカリスマに熱狂し、国粋主義全体主義を思わせる潮流に知らず知らず飲み込まれていく大衆。
それに抗い、たった1人でも、力がなくても、自分の正しいと信じた道を歩もうとする主人公・安藤兄弟。
クラレッタのスカートを直してくるよ」とメッセージを残し、犬養に挑んで絶命する兄。
兄の意思を継ぎ、自身のちっぽけだけれど特殊な能力を活かして犬養と対峙する弟・潤也。

劇中でも触れられているとおり、ヒトラームッソリーニ時代を思わせる全体主義的描写が各所にあります。
グラスホッパー」や「犬養」や「魔王」というキーワードはあくまで記号であり、受け手の感受性が問われているような気がします。
歴史を振り返ってみれば、結果的に独裁主義は人類史上の悲劇を引き起こしたけれど、そのリーダーを選出したのはまぎれもなく大衆であった、ということを思い出させます。
「もっとも恐ろしいものは、独裁者でも、大量破壊兵器でもない。大衆だ。」
そんなセリフも出てきます。

初回観劇時は正直に言って、
「何が起こっているのか?」
「何を伝えられようとしているのか?」
「この舞台を見終わった後、私はどうなってしまうのか?」
そんな思いで頭がフル回転してしまい、とても疲れました。

そうやって一生懸命ストーリーについていこうとするうちに、いつの間にか「潤也と犬養の物語」であったはずのものに、観客自身が巻き込まれ、飲み込まれていく感覚がありました。
個人的な記憶ですが、NHKの『映像の世紀』を初めて観たときの感覚に近いです。
日常と非日常は紙一重。「無関心」や「迎合」はとても楽なことで、とても罪なこと。
このおはなしは、私たち自身の物語であり、実際に起こっても不思議ではないこと。
「考えろ」という安藤の言葉が否応なしに突き刺さりました。

実際に、随所に登場する犬養の演説シーンは心地よく響き、聞き惚れてしまいました。
グラスホッパー」という強い集団に帰属することはとても誇らしく、いい気分になるだろうな、と想像もしました。
衆愚に陥る素因は誰でも持っていると感覚的に突き付けられて、少し震える感覚がありました。

伊坂幸太郎氏原作の小説「魔王」グラスホッパー」、漫画版の「魔王 JUVENILE REMIX」もお勧めです。
むしろ今、読んでおくべき。
直球な問題提起がすがすがしいです。
今回の舞台はこれらの作品が絶妙にミックスされて作られています。

  • 舞台全体の感想

・開演前の客席。張りつめたBGMが流れ、「グラスホッパー」の紋章が舞台に映し出される中、キャストの「緒方」と「スズメバチ」が客席を監視するように眺めながら歩き回ります。無駄な動きをしたらただちに退場させられそうな緊張感。
・その後の演出が凝ってた。客席の最前列に到達した2人が訴えます。
  緒方「注目ー!これからグラスホッパー代表・犬養が演説を行う。演説が始まり、犬養が『蝋燭に火をともせ』と命じたら、スマートフォンや携帯電話のフラッシュライトを点灯してほしい。」
  スズメ「ペンライトなど、光を発するものでも構わない。」
  緒方「そして犬養が『もう蝋燭はしまってくれ』と言ったら、携帯電話の電源を切り、犬養の言葉に集中してほしい」
これなら電源の切り忘れを防げるし、何より犬養の演説が始まった時、観客も舞台の一員と化して、ストーリーに巻き込まれていく感覚を味わうことができます。これは良い演出。

・ほぼ一貫してシリアスなトーン。張りつめた糸がほとんど緩むことなく、クライマックスまで突き進む感じです。演技も常に緊迫感に満ちていて、役者のプレッシャーも相当であろうな、と思いました。
・「*pnish*初の2.5次元作品」と銘打ちつつ、役者さんを極端にキャラクターに寄せようとするのではなく、あくまでも「ストーリーをどう魅せるか」というところに力点を置いているように見えました。
・BGMがかっこいい。とにかくかっこいい。ベースになっているのはシューベルト「魔王」で、シーンに合わせてロック調、女声コーラス、子どもコーラスなどのアレンジを使い分けていて飽きない。
・魔王のテーマ♪デデデデデデ、デデデデデデ、デレレレレレデッデッデーーーンがずっと耳に残る。
・全編を通してBGMは「魔王」を基調としているのに、ラストシーンでだけ同じくシューベルトの「アヴェ・マリア」が採用されているのがニクい演出。救いを求めているのは果たして誰なんでしょうかね。
・ラストシーン、「アヴェ・マリア」がフッと途切れたあとの長い長い暗転と地鳴りは、観客も少し恐怖を感じるほど。地震が嫌いな人には辛かったのでは。その後の状況の説明はなされず、余韻を引くラストとなりました。
・キャストの客席降りがかなり多くて、劇場全体を使ってお芝居をしている感じ。特に客席との距離が近かったのはグラスホッパー幹部(スズメバチ、緒方、辰美)と安藤兄弟。
・蝉とスズメバチの戦闘シーンでも客席通路を使っていて、すごい迫力!

・愚痴で申し訳ないけど、アイアシアターの防音設備何とかならないかなあ。前々から不評なのは知っていたけど確かにちょっとひどい。館外の救急車の音とか広告車の音声がそっくり聞こえてきて、集中力が途切れる…。役者さんにもいい影響はないと思うんだけど、ぜひ是正してほしいです。せっかく2.5次元ミュージカルの拠点になって、海外からもお客さんに来てもらおうという流れなんだから。あといつまで経っても仮設みたいなトイレ何とかしてほしいorz

  • カーテンコールは毎回だいたいこんな流れ。

 佐野さん「お忙しい中、足をお運びいただきましてありがとうございます。」
 鷲尾さん「東京公演もまだまだやっておりますのでぜひまたお越しください」
 土屋さん「同志諸君!感想ツイートは、『#魔王JR』で!」(食い気味)
 森山さん「忘れてはいけない。本当に強いのは、『口コミ』の力だ」(劇中のセリフ引用)

なぜか森山さんがしゃべろうとするだけでちょっと笑いが起こる客席。

  • キャストさんごとの感想です!例によって偏っています。

池岡亮介さん定点カメラによるレポ
・祝☆舞台初主演!これまでも舞台ダブル主演(級)とか、映画主演はあったけど、単独主演は初めてでした!
・「安藤潤也」という二面性のあるキャラクターを演じるのは冒険だとは思ったけれど、同時に、池岡さんが持っている多面性を押し出すのにはちょうどよかったのかもしれません。
・友人に慕われるお人よしの可愛らしい顔、、兄の死の真相にこだわる執念、そして復讐に向けて淡々と、粛々と準備を進める冷徹な仮面。それらが全部、矛盾しないで潤也の人格に統合されています。
・作者さんが言うとおり、全編通して「人殺しの目」をされている。怖い。原作の「アホの子潤也」はどこにいったんだ…。
・生まれて初めて、バージンヘアーを赤に近い茶色に染めての役作り。なんかただの今どきのイケメンでした。困る。
・「それは、俺の中ではもう罪なんだよ!(ダァン!)」いつもの太くてドスのきいた声がたくさん聞けたのは満足でした…が、大声を出すシーンは少し声が散ってしまって、初見だと聞き取りづらい部分があったのが残念だったかも。周りの先輩役者たちがあまりにも舞台映えする声だから、というのもあるだろうけれどね。
・アンダーソンとともに、説明調のセリフが長いのは、仕方ないけど少しもったいなかった。
・静謐な「アヴェ・マリア」が流れる中で、すんごいエゲツないことする。
・潤也は別に、社会正義のためとか使命感で動いているわけではないんですよね。ただ「兄の死の真相を知りたい」そして「流されたくない」という一念がものすごく強い。狂気じみてすらいる。意志の強さ、揺るがなさを表現させたらこの人はピカイチです、相変わらず。
・客席降りの時に間近で見た瞳のまつ毛がなっげええEEEEEEEEEE!!
・緊張感シーンツートップはアンダーソンとのじゃんけんシーン(5回連続で勝たないといけない)と、蝉とのロシアンルーレットシーン(1/6の確率で弾が出る)。ロシアンルーレットは結果がわかっていても息を呑むし、じゃんけんは場合によったらガチで失敗するんじゃないかという心配もあって毎回息を止めて見てました。心配無用でした。
・舞台で演じているときの池岡さん、役に自分を封じ込めて、真剣に純粋にお芝居を楽しんでいる感じがとても好きです。なぜイベントになると下ネタが好きだったりエガちゃんになったりあらぬ方向を見ていたり少し笑いのツボがずれていたりフワフワになったり注意力散漫だったりするのか。いやそこも好きですが。結局なんだって好きですが。好きだーちくしょうめ!
・今回、スタンド花プレゼントOKの会場だったので、「タコ女」ぶりに贈らせていただきました。でも、あの時、一般客からは一基だけ(要はわたくしのだけ)だった池岡さんあてのスタンド花が、今回は所狭しと並べられていて感涙。タヌキの形にアレンジした凝ったものもあって、池岡さんが愛されてるのが伝わったよ!残念ながら写真撮影はNGだったので、心のビデオに録画したよ(古い)。


○各キャストさんに対する感想
★*pnish*メンバーについて
・本当に申し訳ないけれど、私、「*pnish*」について詳しいことを存じ上げなくて、後から妹に「信じられない!」みたいな視線を受けながら教えてもらいました。イケメン俳優ブームが始まる前からの伝統ある劇団だったのですね。
・「若手俳優」と「中堅俳優」の狭間くらいなのかな?大人の色気と余裕を感じさせました。でも、トークでの佐野さんはわたわたしててウサギさんみたいでとてもかわいかった。

佐野大樹さん(蝉)
・とにかくカッコいい!作り物のような端正な顔と鍛えられた体に惚れ惚れ。
・作者の大須賀さんも言っていたように、「成人男性」&「ウサミミパーカー」に宇宙の真理が見える…。尊い。可愛い。マジギルティ。
・プロに徹して人を殺し続けるけれど、妙に人間臭くて幼い。蝉の可愛さと怖さと可愛さとイノセントと可愛さを寸分の狂いもなく表現している。
・蝉可愛い。
・蝉可愛い。
・蝉可愛い。
・岩西に認めてもらいたい一心での台詞「そうしたら俺のこと…っ!…………『蝉さん』って呼べよォ!」に萌え死にました。
・蝉「オラ撃ってみろォ!このオッサンを!」岩西「オイィィィイイイ!!」がこの舞台のベストコメディ大賞。


森山栄治さん(槿)
・なんか南次郎さんって名前で最近見たような…笑。
・原作で「押し屋」と呼ばれる殺し屋・槿(あさがお)を演じてらっしゃいます。舞台版では、息子たちの力(自然を動かす)が槿さんの力として設定されており、「業界最高峰の殺し屋」との役柄に。
・全体的にミステリアスで退廃的な雰囲気を醸しているキャラクター。顔色悪いメイク。
・なのに、「クラレッタのスカートを直す」くだりの説明になったらいきなり元気になって白熱の再現VTRを演じてくれたのにはちょっと笑いました。


★鷲尾昇さん(緒方)
・原作で言うところの、マスターと寺原を合わせたようなキャラクター。ビジュアルはマスターと生き写しでした。
・原作のギャグキャラ要素は全くなく、至ってシリアス。いや、別に原作本編はギャグキャラではないけれど。
・身のこなしの軽い殺し屋2人に狙われているとき、1回逃げたのに拳銃もって戻ってきて、さらに逃げるチャンスあったのに鉄パイプで逆襲してくるちょっと天然な行動がツボでした。複数の関係者がこっそり「ダメだ!マスター、鉄パイプじゃ無理だ!」と言っていたらしいw


土屋裕一さん(犬養)
・さすがの私も知っている、この人は「ハーイtutiです」。
・カリスマ的指導者・犬養を演じ、長い長い演説シーンや緊迫感のある主人公との対峙シーンでも全く噛まない。すごいの一言。
・「カッコいい役だなー、演技だけでこんなに観客を魅了する役者さんって誰だろう?」とパンフを見た時にtutiだった時の私の衝撃と言ったら。
・脚が長くてきれい。スタイルいい!
・ビジュアルは全然、原作の犬養を踏襲していないのに、その圧倒的存在感は間違いなく犬養そのものでした。
・声のハリ、堂々とした目線、姿勢。すべてを委ねてしまいたくなる危険なカリスマです。


★味方良介(アンダーソン)
テニミュぶりに見た、みかてぃー(*^^*)実現しなかった六里ヶ丘戦ダブルス……ウゥッ。
・冒頭の池岡さんとのシーン、物語上で重要な説明が盛り込まれていたんだけど、2人ともかなりの早口で少し焦った。その後のシーンでは落ち着いていたけど。回を重ねるごとに聞きやすくはなっていたから、初演の緊張もあったのかな。
・相変わらずの滑舌の良さとゴリゴリ迫ってくる感。そしてガタイの良さ。誉めてるよ。
・安藤兄との交流とか、日系アメリカ人として生きていくことの苦悩とか、ぜんぶセリフで説明されていたのは少しもったいなかったかも。安藤兄と2人のシーン見てみたかったな。
・○を剥がされるシーンの痛がり方がリアルですウワァアアア。


★Ry☆(スズメバチ
・原作を読んで初めて、「スズメバチ」がロリータ少女であったことを知る…。
・でも、Ry☆さん演じる「男スズメバチ」としてのキャラが確立していました。直接的なエロスはなくなったけれど、むしろ男だからこその背徳感エロスみたいなものがちょろりと滲む。
・身のこなしが軽いキャラクターの表現が上手。蝉との息ぴったりのアクションシーンは最大の見どころの一つで、動きが細かく、そして速い。普通の殺陣の1.3倍速くらいで進んでいた気がする。
・ひらひらしてる衣装が可愛い!


★影山達也(安藤・兄)
・細い。初々しいぎこちなさが、却って透明感のある安藤兄の雰囲気を上手に出していると思いました。
・冒頭の宮沢賢治の詩を朗読するところ、切羽詰っててよかった。原作未読のときは「?」って正直なったけど、最後の方は暗誦して一緒に心の中で唱えていた私です。
・回想シーンや心象風景として、意外なほど長い時間ステージ上にいるのもこの人です。
・それにしてもなぜ「巨乳大好き」ネタは封印されたのだろうか…。


細見大輔(岩西)
・原作から抜け出してきたかのような岩西!!!まじで2次元から来た刺客…。細い。脚長い。いけめん。
・饒舌に見えて暗いもの持ってそうな、でもそれを見せない軽い感じが岩西そのものでした。
・蝉との岩西事務所コンビは本当に原作の雰囲気そのまんま。笑っちゃうくらいです。
・殺し屋稼業で闇の世界に生きている…にしてはコミカルで、岩西が出てくるシーンが唯一の観客の息抜きかも。
・シガレットケースにきちんとしまった煙草をカッコよく吸いたいのに、いつも邪魔が入って吸えないところが可愛い。
・そう、可愛いのです、細見岩西。うまくすればエロカッコいいキャラで行けると思うのに、抜けてるから可愛い。
・架空の歌手「ジャック・クリスピン」の名言を多用。池岡さん「ジャック、クリスp…クリ…クリス…」岩西「あきらめんなよ!ちゃんと言えよ!」池岡さん「(てへっ)」岩西「…お前可愛いな…」の流れは何回見ても可愛かった。
・めっちゃ声量があって滑舌がいいから、蝉に対する優位性みたいなものがよく出てました。
・気になって調べてみたら、演劇ボックスキャラメルボックス出身で、昨年、和田正人さんが演じた「立川迅助」をもともと演じられていた方なのですね〜。不思議なつながりにちょっとびっくり。


ラサール石井(辰美)
・犬養と対立しするものの、やがて懐柔されおもねるようになる政治家。原作で言うところの、金子+辰美といったところでしょうか。
・強いものに巻かれ、小物だけれども、経験を武器に謀略を練るシーンは老獪さが際立ちました。さすがの貫録。
・客席に降りてきたときの「おおー、ラサール石井だ」感はやっぱりありますねー。
・一度舞台上で「緒方」の名前を度忘れしたらしく、「緒方君の」というところを「彼の」と言ってしまう大御所。ほっこり。

毎公演ごとに、*pnish*メンバーとゲスト2人によるアフタートークショーがありました。
けっこう時間たっぷりで毎回お腹いっぱい!

≪4/24夜の回≫
トークメンバーは、*pnish*4人+池岡さん、ラサール石井さん。何か池岡さんひたすら水飲んでる。
*気が付けばテニミュの青学メンバー(土屋、森山、池岡)が3人もいる…。

ラサール石井と*pnish*の関係について
土屋:ラサールさんと*pnish*の縁はとても深くて、長くお付き合いさせていただいています。
ラサール:*pnish*が*pnish*を結成する前から知ってるからね。
森山:その後も舞台の演出で関わっていただいています。
ラサール:てか、前はあと2人くらいいたよね?
*pnish*:よく覚えてますね!?
ラサール:「*pnish*」が出来たのは、イケメン俳優ブームが来るなんて誰も考えてない時代。当時はイケメンがグループ組んで何かすると、某事務所が(☆ツイッターには書かないでね☆)だったけど、それを打ち破ったのが『ミュージカル テニスの王子様』だったんだよね。(へぇー、となる青学3人)
土屋:当時はまだD-BOYSもなかった頃だよね。
池岡:15年前って言うと俺まだ5歳とか6歳…。
土屋:ちょうどワッシーがそのくらいに亮介と同い年だったよね。
佐野:ワッシーにもそんな時代があったんだね?
森山:でも当時からこんな貫禄あったよね。

▼舞台上で漏れてしまう○○について
鷲尾さん→「平和と!安定!」の決めゼリフのところで鼻水出る。
tuti→顔に唾ついちゃってたけど、拭いたらキャラが一気に崩れるから拭けない。
池岡さん→芝居全体のことで「亮介はどうなの?」と聞かれたのに、体液の話題の流れで「俺は鼻に汗が入って…」と話し始めちゃう。

Twitterからの質問?「Q:もし、自分が殺し屋になるとしたら、どんな動植物からネーミングする?」
ラサール:ナメクジ。粘着質で、仕事場に着く頃にはしおれてる。
森山:蛙。何、お前蛙にやられたの?みたいな感じになる。
鷲尾:鷲。猛禽類つながりだし。栄治さんには勝てそうだね。
池岡:「枯れたほうれん草」。え、でもどんな能力なんだろう…?(自分で言っておいて悩む)ラ「しおれたほうれん草じゃないから、抜かれてないってことだよね」栄「長いから略そう。カレホレでいこう。」
土屋:蟻。群れを作るのだ!(犬養声でドヤッ)
佐野:惚れさせ屋。惚れさせて別れさせるみたいな。→tuti「…あのー質問の意味わかってます?動植物だよ?人の話を聞きなさい。もう次に行きます!」

Twitter質問からの?「Q:もし自分が槿さんだったら、報酬をいくら受けますか?」
→そもそも槿の相場っていくらなんだろうね、という話に。
佐野:ゼロが7つつく金額だから、普通に考えて1秒1000万くらい…?
土屋:じゃあ90秒だと?
佐野:180億!→客席「ざわざわざわざわ」
→逆に10万円くらいの少額だったら槿さんはどんな力を出してくれるんでしょうね?
ラサール:歩いてたら膝がカクッてなるくらい?
森山:枝折るとか…ポキッて。で、ターゲットに当たってイテってなるくらいですかね。

▼ラサールさんから見た池岡さん。
ラサール:池岡君とこんな近くで話すの初めてだけど、カワイイねー。綺麗な顔してる。特にほっぺたがね、可愛いんだよ。
池岡:よくハムスターって言われます。
土屋:目は垂れてるしね!
池岡:(やっぱり言われたかー、みたいな顔)



≪4/25昼の回≫
・メンバーは*pnish*4人、Ry☆さん、影山さん。
・Ry☆さんとっても真面目なコメントされてて好青年でした。
・影山さんまだお若そうで初々しかった。コメントも言葉を選びつつ、時々噛みつつ、一生懸命お話してましたよー。

▼安藤兄について
影山:演出ですごいなーと思ったのは、舞台上にいる時の表現の仕方。安藤はしゃべらないまま舞台上にいる時間が長いから、その魅せ方をどうするかというのがポイントになってきます。
土屋:体育座りの時間が長いから、眠くならない?俺、「やあ」って声かけた時に影山君が顔上げなかったらどうしようって毎回ちょっとドキドキする。

スズメバチについて
森山:アクションシーンが見応えあるよね。細見さんと2人で袖で観てるんだけど、「ダメだ!マスター、鉄パイプじゃ無理だ!」って言ってる。でも、一回くらい逃げ切ってほしいな。そういう回があってもいいじゃない。



≪4/25夜の回≫
・参加メンバーは*pnish*4人、ラサールさん、細見さん。
・6人の掛け合いが丁々発止で安定感ありすぎ。

▼蝉と岩西コンビについて。
緊迫感のあるステージだからみんな緊張してるよね、という話になり。
細見:岩西事務所は出てくるタイミングが少し遅いから、緊張しないかと思うとそうじゃないんですよ。蝉役のだいきっちゃんと一緒に椅子に座って頭を抱えてる。で、出番になったら「うぇーい」って(頭の上で両のこぶしをハイタッチ)やって出てくる。(佐野さんと細見さんでその様子を再現)
ラサール:しかも蝉のパーカーがロングだから、椅子に座ってる光景が「あしたのジョー」みたいになってるよね。
佐野:(さらにその様子を再現)
*pnish*:岩西のビジュアルの再現率はすごいよね。
細見:風に吹かれてしまいました、みたいな感じだよね。すごい一生懸命髪の毛固めてるよ。


▼アクションシーンについて
ラサール:それにしても、緒方っていい奴だよね。一回拳銃で撃ってダメで、逃げりゃいいのにまた鉄パイプ持って応戦するんだもん。
鷲見:あきらめが悪いんですよね。
ラサール:その前に辰美がスズメバチにやられるシーン、実は首がもげちゃってるんだけど、それを実際に表現はできないから、ぶらーんぶらーんってなってからはけるようにしてるんだよね。
*pnish*:もげてるんだ、首(笑)
鷲見:スズメバチと蝉に緒方がやられるところは、結構勢いをつけて2人がやってくれるので、きりもみしながらはけます。


▼スタッフの「サクラちゃん」の天然ぶりが話題に。
土屋:俺、角度の関係で舞台の様子がわからなくて、出るタイミングをサクラちゃんにキューお願いしてるんだけど、ライトをサーって上下に揺らす感じなのね。それがちょうどラサールさんを頭からなぞる感じになってて、だから俺はラサールさんを見てタイミングを計ってます。
ラサール:俺けっこう重要だったんだね!?
森山:サクラちゃんと言えば、俺もキュー出してもらってるんだけど、槿が「押し屋」だからなのか、背中を「トンッ…」ってされる。
佐野:俺もあるよ。潤也を槿のところに連れて行くシーンで、「おせーなーまだかなー」って振りをやるんだけど、その時に袖にいたサクラちゃんに向かって「おーい」みたいなポーズ取る感じになって。サクラちゃん、「え?なんですか?」って感じでもう少しで舞台に出てきちゃう感じだった。本番中なのに。
森山:次回はもういっそ舞台に出てきちゃっていい感じだよね。千秋楽だし。



以上、トークレポでした。人によってあからさまに情報量が違うのはご愛嬌!

「D2 LIVE〜1富士2鷹3なすび、4で笑って、5でワロタ\(^0^)/〜」レポ

○日時:2015年1月24日(土)
  (1)13:45開場/14:30開演 (2)17:15開場/18:00開演
○会場:表参道GROUND
○出演者:西井幸人荒井敦史阿久津愼太郎池岡亮介近江陽一郎、根岸拓哉、山田裕貴前山剛久土屋シオン、大久保祥太郎

初めてD2ライブ(夜の部)に参戦してきましたー!ので、1か月越しになりましたが、思い出すままに感想レポ。備忘録でしかない。
まぁ何はともあれ今年も池岡さん可愛いよね!!!

  • ☆オープニング☆

・スクリーンにカウントダウン→メンバーのおもしろダンス(なのか?)で会場騒然。
・真面目な顔で変な動きをやっているメンバーたち…池岡さんの無表情ゆらゆら。
・そして満を持してメンバー登場!清潔感のある白シャツ姿(*´∇`)
・MCは前山くん!なかなかの捌きっぷりにびっくりしました。
・頭に羊のかぶりものをしていて大変可愛い…が、誰も羊に突っ込んでくれないw
・たまらずに「誰か突っ込んでよ〜」とせがむとみんなが「シャツの色?」「髪型?」「ボタンが開いてる?」と外した答えを連発。
・前山「ただこれね、角が後ろに行ってしまうので羊だってわかりにくいんですよね〜。」
・西井くんは中心の髪の毛をツンツンに立てた髪型。突っ込まれると「俺、千秋楽はいつもこの髪型だから!」
・メンバーから西井君への呼び名、いや、二つ名が「ちびドラゴン」「ちびドラ」「ちびゴン」とどんどん変化していく。
・根岸「幸人のチビはすごいよ。俺が『オニ猫背』になっても追いつかないもん。」
・山田君の黒縁眼鏡姿にメンバー「クラウスにしか見えない。」→山田両手を上に上げてクラウスポーズ。

山田裕貴発案・紅白2チームに分かれて大喜利
・白チーム 前山リーダー、近江、池岡、阿久津、荒井
・紅チーム 西井リーダー、山田、根岸、大久保、土屋

≪紅チームお題≫
○髪の毛が9mまで伸びてしまいました!そんなに伸ばしてどうするの?
・根岸が頭ぐるんぐるんしてるのしか覚えてない笑
・紅組はだいたい根岸・大久保コンビの暴走で笑いを取っていく。ていうかもはやうるさいw

○写真で一言(見返ってる犬)
・犬の画像が出て「可愛い!」と会場…近江「まめの方が可愛いし!」前山「いや、ベリーの方が可愛い」荒井「いやいやラッキーの方が可愛い」対抗し出す白組そして1人だけ乗らない平常運転池岡。
・大久保「これ?クロムハーツで20万。」
・シオン「飼い主?なにそれ?」←中2病っぽいと突っ込み。

○志尊淳からVTR出題「子どもに『変身して!』って言われた時のヒーローらしい返し方は?」
・出題VTRの志尊がトッキュウチェンジしてた!
・映像出題者が出る前にみんなが「白又?白又?」ってざわざわ。
・山田「えーとね、ジョーね、今モバイレーツ持ってなくてね。髪の毛も、ジョーがいた星には散髪屋がなかったから長かったんだけど今は短くてね、えーと」←だめ出しが出てやり直し。
・根岸「いや無理無理、ヒカル身長190cmもあるから、変身なんかしたら、もう大変なことだよ?」←おい現役ィ!って怒られた。
・土屋「東映さんのCG予算がないからもう無理!」←怒られる奴や!
・山田、満を持して2回目「よーしわかった!いくよ!へ・ん・た・い!(コマネチ)」

≪白チームお題≫
○「一富士二鷹三茄子、では、百は?」
・池岡「百えがしら!(エガちゃんポーズ)」←2015年もエガちゃんネタで行くのですね。
・前山「百、金剛力士像!」
・近江「百、あったかいんだからぁ〜♪」
・阿久津「一富士二鷹三茄子、百人乗っても大丈夫!」←イナバか。

三津谷亮からVTR出題「このポーズに合う台詞を言ってください!(右手を上に掲げて剣を持つポーズ)」
・VTR始まる前にはお約束の「白又?白又?」
・池岡「(腕をじーっと見て)へー、ここでテレビ見られるんだ」←アンドロイド的な…?
・近江「俺、この顔がいちばん可愛いんだよね!(三津谷のほっぺぷっくり顔)」
・前山「ここの半径を求めよ」ねぎくぼ「からのー?」前山「えーと…ひじが痛い!」ねぎくぼ「と見せかけてー?」前山「えー!?………バリアー!」(腕を振りながら)
・指さして笑う池岡さんに「バカにしたなら自分がやれよ!」の突っ込み。池岡「えっ俺やるの!?(焦)」
・池岡「ちゅっ…」と腕に口づけするショットが色っぽい!と思いきや発せられる言葉は「…母乳?」いろんなことが頭駆け巡ります池岡さん。からの「ワイパ〜〜〜」

白又敦からVTR出題「ここからここが○○、ここからここが○○、あと○○〜♪」
・3度目の「白又?白又?」からの「白又−−−−−−−!」。白又愛されてるなあ。
・みんな大好き白又君の「平城京平安京ジュラ紀」ネタに会場大盛り上がり!
・池岡「ここからここが、白いご飯。ここからここが、卵とじ。あと、卵かけご飯!」意味はわからないが美味しそう。
・阿久津「ここからここが、おはようございます。ここからここが、こんにちは。でも芸能界ではみんなおはようございます!」
・「芸能人にしかウケないかも…」と不安がる阿久津に「大丈夫!あっくんの『説明しよう!』が入るから!」のフォロー。深爪愛。
・陽ちゃんが何かした(←覚えてない)のち、荒井「説明しよう!近江陽一郎は、テンパると、勢いでいくのである!」のフォロー。

≪そしてなぜか紅組リーダー西井幸人による余興≫
・西井MC「満を持していただきましょう!」満を持しての使い方間違ってるよね、という流れから(だったかな?)なぜか白組のお題で西井が答えることに。
・根岸「何があっても大丈夫!俺、幸人のフォロー超うまいから!」
・じゃあ…という感じで西井「ここからここが、たーのしー。ここからここが、くーるしー。あと病み期〜♪」会場騒然。
・根岸によるフォロー「説明しよう!西井幸人は今は楽しいのであって、時々苦しいときもあるのであって、えーと、病んでいるわけじゃないんですよぉ!」

≪勝敗決め≫
・会場の拍手で勝敗を決める!ということで、普通に紅白は決着。
・「参考までに、西井幸人の勝ちだと思う人〜?」で今日一番の盛大な拍手が!
・勝者、満を持して西井幸人

  • ☆パフォーマンスコーナー、もとい「やりたいことやるコーナー」☆

大喜利からはけるみんな、1人だけ舞台に残って落ち着いたMCを始める陽ちゃん。
・「えー、みなさんご存じだと思いますが、近江は大喜利が苦手です。台詞がないと、ダメです。」
・MCの裏でシオンがギターのチューニング。プロっぽい。時々すごいハウリング?してて「生だからね、こういうこともありますよね」

土屋シオン
エレキギター演奏しながらKANA-BOONの「シルエット」を熱唱!めっちゃ笑顔。
・オレンジのTシャツがたくさんのリボンでデコられててすごい可愛い。
・最後に「お年玉いる人〜?」→ピックを5枚くらい投げる。あんまり飛距離が出なくて、1枚ステージに残ってたのを最後に陽ちゃんが回収。「俺が投げるんじゃ意味なくない?」でもう一度シオンが投げる!
・「去年は、西井と阿久津と一緒に『ごぼう』ってユニットをやってて…」荒井「え、あいつ、『ごぼう』ってユニットにも入ってるの?(ジェラシー演出)」近江「大丈夫だよ!深爪でもあるから!」
・陽ちゃんからパフォーマンスの感想を聞かれて「ライブハウス用の会場だから音響設備すごくて…」という話になり陽ちゃん「やばい、全然わかんない」
・衣装について最後のトークで池岡さん「それ、昼も着てたっけ?」シオン「着てたよ!興味なさすぎでしょ!?」

西井幸人荒井敦史&大久保祥太郎「3人でいろんな曲を踊ってみた\(^o^)/」
・全員→1人ずつ→全員、で合計5曲。
・ラストは3人揃って、クマムシさんの「あったかいんだから〜♪」の曲に合わせて踊る。振りが可愛すぎ!
・それぞれのダンスの印象は、大久保:テクニカル、西井:正統派、荒井:繊細、という感じ。
・あっくんはコメントでも言っていたけれど、歌詞に合わせて表情を作っていて、惹きこまれるくらい美しかった!
・「あっくんのダンスどうだった?」会場「可愛いー!」荒井「そう言うと思ったからやったの!」
・各自のダンスはそれぞれが振付をしたそう。「1分くらいのソロ作ってきて」と言われたゆっきーは当初20秒くらいしか作ってこなくて、祥ちゃんとあっくんのダンスの完成度を見て「やばい!」となって作り直したそう。
・祥ちゃんは本番1週間くらい前になって「これ、なんか違うな」となり、そこから2日で振付変更とダンス習得を完璧にしてきたそう。あっくん「やっぱり子役からやってる奴は何でもできるんですよ!」誉める褒める。
・タイトル「踊ってみた\(^o^)/」は、あっくんがニコニコ好きだからだそう。

近江陽一郎
・春どこ2012のピンクタイツ(根岸拓哉プロデュース)再び!あの頃はパツパツだったけど、痩せて(体脂肪率10%くらい)、今はかなりゆるゆるのよう。
・みんなが2015年楽しくなれるように考えた結果の「ラジオ体操第三」。
・スタッフさんには「…いや、でもD-BOYSが全身タイツって、なかなかないよ。うん、かっこいいよ」と励まされたとのこと。
・「疲れてきた頃だし、周りの人にぶつかって喧嘩にならない程度に、みなさんも一緒にやってください!」とのことでしたが、さすがに誰もできなかったw 身じろぐスペースすらないもん。
・体操のお兄さんのようなサンシャインスマイルでラジオ体操第三。
・大の字大ジャンプ!の時に照明さんがタイミングばっちりにフラッシュしてくれてた!
・ラジオ体操第三は陽ちゃんが考えたのかと思いきや「これ、実在しますからね!」
・本当にそれで君のパフォーマンスは終了なのかww
・でも満足そうだからいいか。

山田裕貴&根岸拓哉&池岡亮介
・脚本も演出も1から作り上げたコント。8時から会場入りをして、直前までネタ合わせをやっていたらしい。

≪お前だけおかしくね? パート1〜3≫
・ボウリング、ピッチング等の動きを山田→池岡→根岸の順でやり、根岸がオチでおもしろいことやる。
・でもどんどんオチがやっつけになっていくw
・根岸のオチで毎回無表情を保てず吹き出す池岡さん。
・どうやらリハーサルと違うオチを持ってきていた根岸。「リハどおりにやる。そうじゃないとやべーし」と深刻な顔で伏線張っていたらしい。
・袖にはけた時のマネージャーの反応「もー!」

≪水切り〜青春〜≫
・山田と根岸が恋バナをしながら水切り。トントントン、トントントン、と飛んでいく小石(効果音:池岡)。
・煮え切らない態度の根岸に山田「池岡も何かねぇのかよ!」で、池岡さんがポケットから小石を取り出す。「マイ石!?」
・池岡さんが投げた石「トントントン〜♪トントントン〜♪トトトトトトトト〜ント〜ン♪」となぜか聞き覚えのあるリズムで飛んでいく。
・ていうか、レリゴー。
・ミュージカルのごとく張った声で「トーントーントーン!トントン!トーントーントーン!」と歌い上げる、まさにドヤ岡。
・めっちゃ表情生き生きしてた。
・なぜかこちら側に帰ってくるマイ石。受け止められない根岸。
・池岡「少しも寒くエニウェイ♪(良い笑顔)」→暗転。

≪迷ってるんです≫
・コンビニに強盗に入ったもののどうして良いかわからない池岡・根岸と、山田店長代理の物語。
・池岡「どうすればいい!」の野太い声と、根岸「迷ってるんです〜」のふにゃふにゃ声のギャップ。
・なぜか山田店長代理「もう!強盗ならこういうもんだろ!」と手ほどき。
・「お金ほしいんだろ!」「袋ないのかよ!」「おでんも食べたいのかよ!」と強盗の世話を焼く。
・根岸「迷ってるんです」山田「もうお前はジャンプでも読んでろよ!」
・池岡「ウィーン(扉から出る)」山田「少年少女合唱団かよ!」客席徐々ウケ。
・根岸も普通に店から出て行って、まんまと金を取られて逃げられたことに気づく山田店長代理。「戸惑ってるんですけど」でオチ。

阿久津愼太郎前山剛久
・セーラー服に黒髪カツラの阿久津と、学ラン姿の前山。定番の阿久津の告白ネタかと思いきや…
・阿久津「つきあってください!」前山「ゴメン。俺たち、合わないよ」阿久津「合うよ!ディズニー好きでしょ?アナ雪好きでしょ?じゃあ、アレできるよね!」からの、アナとハンスの「扉開けて」完コピ!
・声はオリジナルの音声だけど、動きや表情がもろに映画のコピーでものすごい完成度。
・阿久津の脚細くて動きが可愛らしくてマジ女の子。
・「結婚しよう」で跪いた前ちゃんはもうホストなんかじゃなくて王子様でした。
・「阿久津が(お笑い芸人の)響に超似てる。どうもスイマセンでした!って言ってみてよ」阿久津「やだよ」「いいから」「(やけくそ気味に)どうもスイマセンでした!(言った後両手で顔を覆って照れる)」「やっぱり響じゃん」「だから、カノ嘘の大原櫻子だって言ってるじゃん!」
・楽屋でずーっと自撮りしていたあくにゃん。かなりきわどいグラビアみたいなポーズもあったとか。「今日のブログは期待できますね!」

  • ☆まとめ&告知コーナー☆

・それぞれのカラーTシャツを身に付けた10人が勢ぞろい。
・バスツアー、7DAYS-BOYS、D-LIVE、Dステ、各種出演番組などの告知続々。
・阿久津、有吉反省会について「反省する前からyahooニュースになるって普通なくない!?」
・シオン「今年のD-LIVEは8月7日から。つまり僕のバースデーパーティーと言っても過言ではない!!」

  • ☆握手会☆

・前山「重大発表があります。実はこのあと…握手会があります!」
・うすうす知ってはいたものの、いざ言われると焦るww
・列の進みが不均衡で、喋れたメンバーとそうでないメンバーの差が激しすぎたヽ(´□`。)ノ・゜
・いつもこういうとき、壊れるほど愛しても1/3も伝わらないよね。ていうか言いたいことの1%も言えたらいい方だよね。

*阿久津:「アナ雪完璧でしたね!」→「わかります!?でしょでしょ!」
*池岡:「ロマンス最前列取れたんです!ぜったい観に行きます!!!!!」→「おーホント?よろしく〜」(ゆるい)
*近江:「相変わらずかっこいいです!」→「ありがとうございます!」
*荒井「ダンスよかったです!」→「でしょーありがとー」
*土屋「ギターかっこよかったです!あと、駆けぬける風の役すごくはまってました!」→「ありがとう!他の舞台も楽しみにしててください」
*山田「久々のゴーカイブルーが…(ここではがされる)」
*前山「その髪型似合ってます!」→「おおきに!」
*根岸、西井、大久保はたぶん時間が全然なくて「かっ・こよかった・です!」くらいのペースの声かけになってしまったと思われる。

  • ☆その他もろもろ☆

・WE SHOPで、池岡さんのカレンダーと池岡さんのブロマイド買ったよー!何このタレ目可愛い!2015年も可愛い!
・上鶴さんが卒業して初めてのD2としての活動、そしてD2の大人組(陳内さん、三津谷くん、賢貴さん)が軒並み欠席という中、年下組が予想以上に頑張ってた!わちゃわちゃ感は変わらずなのに、トークや進行など、大人組に引けを取らない捌き方には正直驚きました。
・池岡さんたぶんいろいろ楽しい動きや発言してるんだけど、マイク通さずにやるからなんか楽しそうなことしかわからない。惜しい。
・待機列で一緒に並んだ方とお話ししながらだったので少しも寒くないわ♪だったのですが、年齢を聞いたら私のほぼ○○ではないですか。都会の高校生はしっかりしてるし大人っぽいのだなー。
・終了後にフォロワさんと合流し、池岡さんについて語り合いながら表参道を駆けぬけました。その節はありがとうございました♪

池岡亮介さん 2015年出演情報!

ここのところ池岡さんがガシガシ仕事決まるので、スケジュール帳とにらめっこ…! +.d(・∀・*)♪゚+.゚(嬉しい悲鳴)

  • ≪テレビ≫

「7Days BOYS 〜ボクタチの超☆育成計画〜」

番組HP: http://www.tvk-yokohama.com/7days/
出演:高橋龍輝荒井敦史池岡亮介近江陽一郎阿久津愼太郎 &妖〜AYAKASHI
放送:テレビ神奈川テレビ埼玉千葉テレビ放送三重テレビ放送 ほか(予定)

 →電波の調子によってテレビ埼玉が映るかどうか、という我が家にどうしろと…!

  • ≪舞台①≫

「*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』」

脚本・演出:鈴木勝秀
原作:伊坂幸太郎原作、大須賀めぐみ漫画『魔王 JUVENILE REMIX
出演:*pnish*(佐野大樹森山栄治、鷲尾昇、土屋裕一)、池岡亮介、味方良介、Ry☆、影山達也、ラサール石井
東京公演:4月18日(土)〜4月26日(日) AiiA 2.5 Theater Tokyo
神戸公演:5月1日(金)、5月2日(土) 新神戸オリエンタル劇場
参考URL: http://www.nelke.co.jp/stage/pnish_vol14/
     http://www.cinra.net/news/20150219-maoujuvenileremix

 →初座長ーーー!!世界観が複雑みたいなので、漫画版買って予習しないとですね。

  • ≪舞台②≫

「Dステ17th『夕陽伝』」

2015年秋上演
会場:東京・サンシャイン劇場、大阪・森ノ宮ピロティホール
出演:瀬戸康史、遠藤雄弥、鈴木裕樹高橋龍輝荒井敦史池岡亮介前山剛久宮崎秋人
脚本:末満健一 
参考URL: http://www.dstage.jp/yuhiden/

 →Dステ13th「TRUMP」の末満さん脚本というだけでワクワクします。

  • ≪映画≫

コープスパーティー

2015年夏公開予定
公開劇場:シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー+ニコニコ生放送(同時公開)
出演:生駒里奈池岡亮介前田希美ほか
監督:山田雅史
参考URL: http://cp-movie.jp/index.html
     http://www.famitsu.com/news/201502/26072656.html

→乃木坂の生駒さん主演、池岡さんは相手役ってことなんでしょうか。
 ホラーは苦手で映画館で見たことないんですが、心頭滅却で観に行くよ!!




−−−−−−−以下のお仕事は終了しました−−−−−−−−−−

  • ≪舞台≫

○2月17日(火)〜2月22日(日)「つかこうへいTriple impact『ロマンス2015』」

出演:鈴木勝大 池岡亮介
公演会場:紀伊國屋ホール
 →4回公演観に行きました!毎回震えるほど感動しました。別途レポします。

  • ≪テレビ≫

○1月31日(土)26:10「カルチュラサークル」
 →王道学園ラブストーリーダイジェストに登場する「学園イチのイケメン」役。
  「お前の魅力に気づいてないのは、お前だけだよ…」のセリフには笑いましたごめん。

○2月20日(金)21:00「赤と黒のゲキジョー『三面記事の女たち −愛の巣− 』」
 →真犯人?に利用され犯罪に手を染めてしまういじめられっこ役。
  なかなか重要な役どころ。黒縁メガネのダサい制服姿は新境地でした。眼鏡をかけてもたれている。
  アップで号泣するシーンは美しかった!

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2015年の池岡さんの出演情報が次々に発表されて、ちょっと頭がお花畑状態になっています。
今年も定点カメラでこそこそ追っかけしていく所存。

「駆けぬける風のように」キャスト握手会レポ@Dステ塾

平成26年11月1日「駆けぬける風のように」大千秋楽おめでとうございます!
観劇の感想を書いていて、ふと思い出したので、キャストさんと握手させていただいたときのレポをしたいと思います。

回想から入ります…。

そう、あれは今年の9月3日、池岡亮介さんの21歳の誕生日…。
表参道GROUNDで行われたファンクラブ限定イベント「Dステ塾」に参加するため、私は2時間の有給を勝ち取り、地元群馬から新幹線に飛び乗ったのでした。

楽しいイベントを終え、ブランニュー池岡さんを堪能し、さあ帰ろうと思った時に衝撃のアナウンスが。
「本日、会場にて『駆けぬける風のように』チケットご購入のお客様は、出演キャストと握手ができます」

…ゑっ???( ゚д゚)

どうやら事前に告知もあったようなのですが、あまりにも慌ただしく参加したため、そんなことを調べる余裕もなかった私は焦りました。

(出演キャストはこの場に全員いる!握手できるなら絶対したい!!)
(しかし財布の中身が間に合うだろうか?)
(それに咄嗟にしゃべること思いつかない!!)
(ていうか新幹線の終電も間近なのですが!?)

正直テンパっていました。

確認したところ、財布の中には帰りの新幹線代を差し引いて、ギリギリ1枚チケット購入できるだけのお金が。
購入列はそれほど長くなく、並べばすぐに順番が来てしまうような状況でしたが、誘導のお姉さんに促されるまま「ええい、ままよ!」と最後尾に付きました。


以下、基本的に必死の形相でのやりとり。
( ゚д゚)→柚子、(・∀・)→キャストです。

前山剛久
( ゚д゚)「いやーホントにカッコいいですね!」
(前∀山)「いやいやとんでもないです。」(←ナルシストキャラ貫いていいんですよ?)
( ゚д゚)「私、仮面ライダー好きなんです!」
(前∀山)「おー!ウィザード見てました?」
( ゚д゚)「勿論ですwww」

土屋シオン
( ゚д゚)「フォーゼの頃から応援してます!」
(土∀屋)「ありがとうございます!」
( ゚д゚)「可愛い…!」
(土∀屋)「えへへ///」

山田悠介
( ゚д゚)「涙を数えるの時、山田君からチラシ直接受け取れて嬉しかったです!」
(山∀田)「それはよかったです!」
( ゚д゚)「キラキラしてますねー!」
(山∀田)「バカなだけですよ!」
( ゚д゚)「そんなwwww」

堀井新太
( ゚д゚)「今日の発言全部面白かったです!」
(堀∀井)「一生懸命やってるのにね、何故かああなっちゃうんです…」
( ゚д゚)「いやいや、面白かったから大丈夫ですよ!?」

加治将樹
( ゚д゚)「いつもお世話になっております!」(←他に言うことがあっただろうにテンパった)
(加∀治)「こちらこそいつもありがとうございます」
( ゚д゚)「いえいえこちらこそ」
(加∀治)「いやいや恐れ入ります」
こんなやり取りしてて加治君のターン終了www

○遠藤雄弥
( ゚д゚)「王子様感が増しましたね!」
(遠∀藤)「そうですか、よかった…。巷では『スレた』って言われるんです…」(←何故か自嘲の笑み)
( ゚д゚)「そんなことないですwww」

陳内将
( ゚д゚)「相変わらずかっこいいデスネ!」
(陳∀内)「手汗やばいですけどね(拭き拭き)」
( ゚д゚)「あっ、あのあの、サバ?ってやってもらえませんか…?」(←ゴーバスターズネタ)
(陳∀内)ノ「(スッと真顔になり)Ca va?」(←左手のモーション付き)
( ノ゚д゚)ノ「ぴゃーーーーーーー!!!!!」

和田正人
陳内さんがやった「サバ?」を真似する和田さん。
(陳∀内)「それ、俺のですwww」
( ゚д゚)「うちの母が最近大ファンです!」
(和∀田)「お母さんがファンの人、最近多いんです…」(←朝ドラ効果ですか)
( ゚д゚)「公演楽しみにしてます!」
(和∀田)「任せてください!」


息切れ気味にお話したせいか、最後の和田君と会話した後はほぼ無我の境地になっていました。
アドリブ効かない質なので、全然上手にしゃべれなかったorz
でもいいんだ…みんな優しかったもん…みんなイケメてたもん…。
エンターの「サバ?」やってもらっただけで向こう1か月がんばれるくらいパワーもらえました。

蛇足ですが、地元の駅に降り立ったとき、私の手持ち金は926円でしたとさ☆